広報みたか2002年11月17日8面

■本で遊ぼう 本を遊ぼう

祝学校図書館が全校に　 読書応援団養成講座

　三鷹市立の小・中学校（小学校15校・中学校７校）全校で今年度、司書が配置された学校図書館の整備事業が完了します。三鷹の学校図書館を考える会（会員100人）・三鷹市文庫連絡会（会員80人）では、これを記念して「読書応援団養成講座〜本で遊ぶ　本を遊ぶ」を開催します。
この二つの市民団体は、市が平成７年に学校図書館の整備に着手する以前から、子どもの読書と学校図書館の役割について真剣に議論を重ね、現在もボランティアなどでいくつかの学校の図書館活動に協力してくれています。
昭和49年に発足した「三鷹市文庫連絡会」は、子どもが本に親しみ、読む楽しさを体験できるようにと、地域で読み聞かせや絵本などの貸し出しを行う「地域・家庭文庫」（現在14カ所）が集まったもの。この連絡会が学校図書館に着目したのは、メディアの多様化や生活スタイルの変化による子どもの「読書離れ」がクローズアップされてきた平成２年ごろのことでした。市立小学校教育研究会図書館研究部会の先生方との交流や全小学校へのアンケート調査などを通して、「学校の先生がクラスの担任をしながら図書館を運営するのは困難なため、図書館が十分活用されていない」などの実態を把握したり、当時から全国に先駆けて学校図書館に専任を置いていた岡山市の状況を調査しました。
平成５年にはメンバー有志が「三鷹の学校図書館を考える会」を発足させ、図書館に司書を配置する署名活動を行い、請願を提出。翌年、請願は市議会で満場一致で可決・採択されました。
同会は近年では他市の講演会やシンポジウムに出席するなど活動の輪を広げる一方、市内で完成した学校図書館では、一部の学校にメンバーが読み聞かせや語りのボランティアに入るなど、引き続き積極的な活動を続けています。
「整備された図書館では利用や貸出が大幅に増え、図書の活用のされ方にも見違えるような変化が始まったようです」と、事務局の高橋由紀子さん。今回開催する講座は、「今後、新しい図書館が、もっともっと子どもたちに本の楽しさを伝えていけたら」と願う同会が企画する「読書応援団養成講座」です。みなさんも会場でご一緒に、子ども（おとなも）と本について考えてみませんか。

■読書応援団養成講座　２００２
「本で遊ぶ 本を遊ぶ」

▽11月30日(土)・12月１日(日)、芸術文化センターで。
◇星のホール（11月30日(土)）
（１）講演「スズキコージの旅と絵本」（午前10時〜正午、講師は絵本作家スズキコージさん）、（２）講演「図書館のめざすもの〜みんなで支える図書館」（午後２時〜４時、講師は図書館情報大学名誉教授・竹内�ｾさん）。（３）情報交流会（午後４時から）。
※（１）（２）は参加費各250円。
◇展示室（11月30日(土)・12月１日(日)午前10時〜午後５時（１日は午後４時まで））
（１）スズキコージ氏絵本原画展（30日正午からサイン会）、（２）三鷹の学校図書館紹介パネル展、（３）「万華鏡を作って遊ぼう」（30日(土)午後２時〜４時。児童対象、先着50人。工作実費300円）。
▼当日、直接会場へ。
松村宅Tel.03―６７６１―０４１４

■三鷹の森からハーモニー

本日開催　三鷹の森フェスティバル2002

　昨年、ジブリ美術館のオープンを記念して始まった、美術館を中心とした新しいまちづくりをめざす市民による手作りイベント「三鷹の森フェスティバル」が、今年も開催されますので、ぜひお越しください。
▽11月17日（本日）午前10時30分〜午後４時、井の頭公園西園（ジブリ美術館隣）・風の散歩道で。雨天中止。
◆三鷹の森音楽祭
市民のみなさんによる音楽・歌、四小吹奏楽クラブ、斉藤こず恵さんミニコンサートほか。
◆三鷹の森絵画展
「三鷹の森」をイメージして市内の幼稚園児〜高校生が描いた作品を展示。
◆昔遊びコーナー
昔懐かしい紙ヒコーキ、ベーゴマ、ケン玉、紙芝居など。
◆スタンプラリー
三鷹駅南口から風の散歩道沿いに、三鷹ゆかりの作家・太宰治、山本有三、三木露風、武者小路実篤のスタンプポイントを巡ります。ゴールした人に抽選でジブリ美術館の招待券やジブリグッズなどをプレゼント。
▼直接会場へ。雨天のときの問い合わせは三鷹商工会Tel.49―３１１１へ。
くわしい内容はhttp://www.forest.mitaka.ne.jp/で。

■２００２みたか父親メッセ

2002みたか父親メッセ「お父さんと遊ぼう！」
11月23日(祝)午前10時〜正午　野川公園で

　毎日仕事に追われて子どもと接する時間が少なかったお父さんが、子どもと一緒に遊んで、もっと父親を感じてもらおうという企画が三鷹商工会の部会の一つ、「異業種交流プラザ」（会員25人）のみなさんによって進められています。
同会は、日ごろ商工業者が業界の枠を超えて情報交換を行う場として活動しています。それがこうした取り組みを開始したのは、昨年の「父親パワーアップ講座」からでした。会員たちによる講座形式で行われたこの会で、改めて話題となったのが、家庭内における父親の存在ということでした。
子どもたちにお父さんの姿が見えていない、もっと共有できるものを。そんなことから、今年は会員以外の親子も招いて、子どもたちと公園で一緒に遊ぼうという企画となりました。
会場には、ゲームやキックターゲット、メンコやコマなどのなつかしい遊びや、子どもたちがお父さんへはがきを書くというコーナーが設けられ、全部を回った親子にはプレゼントも用意されています。
同会の代表の猶木（なおき）貴彦さんは「子どもと遊んで父親もパワーアップ、みんなで一緒に楽しみませんか」と呼びかけています。
参加は事前申し込みですが、当日参加もＯＫとのこと。11月23日(祝)午前10時、野川公園いこいの広場に集合、正午まで。定員は100人。くわしくは三鷹商工会（米光）Tel.49―３１１１へ。

【主】主催者　【人】対象・定員　【日】日時・期間　【所】場所・会場　【￥】費用（記載のないものは無料）　【物】持ち物　【申】申込方法　【問】問い合わせ　【保】保育あり