広報みたか2002年10月20日11面
■東京の秋、文化財の秋〜東京文化財ウィーク〜
11月３日(祝)〜10日(日)
５年目となる今年の東京文化財ウィーク（東京都教育委員会主催）の公開事業に、市教育委員会のほか、国際基督教大学、文部科学省国立天文台が参加しています。公開期間中である11月３日(祝)〜10日(日)の間、「武蔵野（野川流域）の水車経営農家」以外に、次の国登録有形文化財や東京都指定文化財を一斉公開します。
なお、ガイドステーション（三鷹図書館本館・大沢コミュニティセンター）では、期間中、都内の公開文化財の紹介をしています。
（◆は、国登録有形文化財。◎は、都指定文化財）
◆国立天文台
大赤道儀室・第一赤道儀室・太陽分光写真儀室（大沢２―２―１）
▽午前10時〜午後４時公開。直接会場へ。
◆国際基督教大学泰山荘
高風居・書院・待合・蔵・車庫・表門（大沢３―10―２）
▽11月３日(祝)・４日(休)のみの午前９時〜午後３時公開。直接会場へ。
※大学内の教育区域、個人住宅域、雑木林へは立ち入らないでください。
◎「武蔵野（野川流域）の水車経営農家」 １面および囲み記事をご覧ください。
◎出山横穴墓群第８号墓（大沢二丁目、大沢の里自然観察路内）
▽11月６日(水)を除く午前９時30分〜午後４時公開。団体見学（15人以上）の場合は（株）まちづくり三鷹Tel.49―８１８２で遺跡調査会による解説の予約ができます。
◎出山遺跡出土注口土器（新川３―７―９三鷹市遺跡調査会事務所展示室）
▽11月４日(休)〜８日(金)午前９時〜午後４時30分公開。事前に市遺跡調査会事務所Tel.48―９４５４へ予約してください。
■武蔵野の水車経営農家
「新車（しんぐるま）」と呼ばれるこの水車は、１８０８年（文化５年）ごろ創設されました。その後、度重なる改造を加え、現存する水車は、搗き臼14個（杵14本）、挽き臼２台、やっこ篩２台、せり上げ２台を備えた多機能性を持つ両袖型の大型水車で水輪の直径は約４・８メートルもあります。
武蔵野地域を代表する営業用水車であるだけではなく、製粉・精米用の水車として全国的にも非常に貴重なもので、平成10年に東京都の有形民俗文化財に指定されました。
野川の河川改修工事により、１９６８年（昭和43年）に水車の稼働は停止しましたが、水車経営農家の姿が樹木を含めて面的に保存されています。
◆公開建物など
（１）母屋 １８１３年（文化10年）ごろ建築の市内最古の建物。屋根は寄棟造で茅葺き。
（２）水車小屋
（３）土蔵・物置（初公開） 明治14年に建築された土蔵と大正末ごろの物置です。中には、多数の民具が収蔵されています。どちらも平成13年度に修理工事が完了しました。
（４）そのほか 敷地内では、水車用用水路跡やさぶた（水量を調整する仕切り板）、石橋の通水橋なども見ることができます。
※建物内の一部は非公開です。駐車場はありません。
◆公開日時
11月から、原則として毎週土・日曜日（年末年始12月28日〜１月４日を除く）に公開することになりました。時間は午前９時〜午後４時です。
▼見学は事前予約制です。（株）まちづくり三鷹Tel.49―８１８２へ予約してください。
※なお、東京文化財ウィーク期間中（11月３日(祝)〜10日(日)）は、毎日公開しています。
■第５回三鷹市中学生意見発表会
「中学生からのメッセージ」
市では、児童・生徒の健全育成を推進するため、学校、家庭、地域および関係諸機関が連携を図り、その充実に努めています。
最近、中学生に関わる事件や問題行動などが起き、中学生の考え方や行動のあり方が注目されることがたびたびあります。今年も、中学生７人から今考えていること、中学生から見た地域社会や大人の姿、また、自分自身が抱える問題などを自由に発表してもらいます。
その意見を通して、学校、保護者、地域および警察などの関係者が中学生に対する理解や認識を深める機会とします。
三鷹市・三鷹市教育委員会・三鷹警察署主催。
▽10月26日(土)午前10時〜11時40分、教育センター３階大研修室で。
▼当日、直接会場へ。定員120人。
※車での来場はご遠慮ください。
生涯学習課Tel.内線３３１２
■一日家庭教育学級
■共に生きる社会とは何か？
作家で、「盲導犬ベルナのお話の会」主宰の郡司ななえさんを招いて、ペットとしての犬と盲導犬との違い、視力を失った方々のパートナーとしての盲導犬の生活についてのお話を４・５・６年生の子どもたちと一緒に伺います。
▽10月31日(木)午後１時45分〜３時20分、大沢台小学校体育館で。
■ご存じですか？
子どもが巻き込まれやすいこんなトラブル
中高生がねらわれている携帯電話によるチェーンメール、街頭でのキャッチセールスなどの落とし穴についてのお話を伺います。講師は、東京都消費生活総合センター相談員の山下三重子さん。
▽11月２日(土)午前10時〜正午、第一中学校数学室で。
■映画に見る心理学
人の一生をみると、年齢による横断面で「心の危機」や「発達課題」が考えられますが、一人ひとりの個人の「発達」あるいは「生き方」といった縦断面からの「人の理解」も必要です。「子どもの気持ちがわからない」「なぜキレるのかわからない」といったことを耳にしますが「人の理解」について、まずは映画の登場人物の理解からはじめてみませんか？
▽11月６日(水)午後２時〜４時、第四中学校図書室で。講師は、同校スクールカウンセラーの松井知子さん。
▼いずれも、申し込み・問い合わせは生涯学習課Tel.内線３３１６へ。
■みたかジュニアオーケストラ第３回定期演奏会
10月27日（日）午後2時
みたかジュニア・オーケストラ（ＭＪＯ）は、今春から管楽器が加わり、現在39人の団員で活動しています。老人福祉施設や「三鷹の森ジブリ美術館」での訪問演奏、また、今年度からはトウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ（ＴＭＰ）の公演前にプレコンサートも始め、舞台での醍醐味も味わい、ますます意気が上がっているところです。
今回は、ＴＭＰの首席チェロ奏者の丸山さん、長瀬さんをソリストに迎えて協奏曲を演奏するほか、ホルンも交えた作品も初登場。練習の成果に、どうぞご期待ください。
◇合奏指導・指揮の内藤佳有さんのコメント 演奏会のたびにお褒めの言葉をたくさんいただけるようになりました。今年は近代の作品を取り上げて、譜面に書いてあることを楽器で正確に実現することを特に勉強しました。そして、「その先にあるもの」も時々見えてくるようになってきたことが一番の進歩だと思います。
▽10月27日(日)午後２時開演（１時30分開場）、芸術文化センター風のホールで。全席自由・入場無料（３歳以下のお子さまの入場はご遠慮ください）。１歳半以上は託児サービスあり（要予約、定員10人）。指揮＝内藤佳有、チェロ独奏＝丸山泰雄・長瀬夏嵐、曲目＝ヴィヴァルディ「２台のチェロのための協奏曲」、モーツァルト「ディヴェルティメントＫ・３３４よりメヌエット」、ブリテン「シンプル・シンフォニー」ほか。
芸術文化振興財団Tel.47―５１２２
■市民憲法講座｢個人と国家｣
市と憲法を記念する三鷹市民の会主催。ふだん何気なく使っている言葉である「個人」「国家」「自由」などの、本当の意味は何でしょうか。個人にとっての国家、憲法とは何かを理解するための一つの考察として、講師の早稲田大学教授の樋口陽一さんにお話しいただきます。
▽11月６日(水)午後６時30分〜８時30分、三鷹駅前コミュニティセンターで。
▼当日、直接会場へ。
※手話通訳あり。
企画経営室Tel.内線２１１５
■子育て支援セミナー 〜三鷹市の事例から〜
市と（株）まちづくり三鷹主催。ＩＴの活用や民間企業との協働など、三鷹市が進める多様な子育て施策を事例として、社会全体で次代を担う子どもを育てていくために、自治体や社会福祉法人、事業者が今取り組むべき課題とその方向性を探るセミナー。
▽10月28日(月)午後２時〜６時、三鷹産業プラザで。午後５時30分から交流会（１千円）あり。講演（１）「少子化に諸外国はどのように対応したのか」日本女子大学教授の大沢真知子さん、（２）「東京都の福祉改革と子育て推進施策」東京都福祉局子育て推進課長、（３）「三鷹市の子育て支援施策の現状と今後の課題」三鷹市健康福祉部次長、事例発表（１）「子ども家庭支援センター・公設民営型保育園等」、（２）「みたか子育てねっと」、（３）「市民からみた三鷹市の子育て施策（ＮＰＯ法人子育てコンビニ）」など。
▼10月22日(火)までに、「子育て支援セミナー受講希望」、氏名・住所または所在団体名と所在地・電話番号・ファクス番号・Ｅメールを記入し、（株）まちづくり三鷹Fax.40―９７５０・Ｅメール：info@mitaka.ne.jpへ申し込む。先着150人。
同社Tel.40―９６６９
■生涯学習市民意向調査のご協力ありがとうございました
市では、「三鷹市生涯学習計画」の改定に向け、18歳以上の市民2,500人を対象にアンケートを実施しました。
10月１日までに1,156人のみなさんから回答をいただくことができました。お忙しいところ協力いただき、ありがとうございました。
生涯学習課Tel.内線3311
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【￥】費用（記載のないものは無料） 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり
