広報みたか2002年9月15日10面
■基本健康診査 10月〜12月生まれの受付開始
基本健康診査(一般健康診査・若年健康診査・成人歯科健康診査・特別精密健康診査)は、誕生月によって受診期間が分かれています。
10〜12月生まれの方の申し込み受付を9月17日(火)から開始します(受診期間は10月1日(火)〜12月28日(土)。9月下旬に受診票などを送付)。
なお、今年度から5年間にわたり、各年度において40・45・50・55・60・65・70歳になる方は、希望により肝炎検査(B・C型)を受けることができます(血液検査の1項目として行います)。該当の方は受診票に同封されている案内文をご覧ください。
▼総合保健センターTel.46―3254へ申し込む。
◆次の方には9月下旬に市から受診票を直接お送りします(申し込みは不要です)
(1)今年度40・50・60歳になる方(特別精密健康診査対象)
(2)今年度45・55・65・70歳になる方(一般健康診査〈肝炎検査含む〉対象)
(3)前記以外の41歳以上で三鷹市国民健康保険加入の方と、66歳以上の方(一般健康診査対象)
■生活習慣改善・歯周疾患改善指導
生活習慣改善・歯周疾患改善指導の個別指導が受けられます
◆生活習慣改善指導 基本健康診査の糖尿病検査で「要指導」とされた40歳以上の方が対象。健診を受けた医療機関で、希望により6カ月間に3回の個別指導と1回の医学的検査を受けられます。
◆歯周疾患改善指導 特別精密健康診査(40歳・50歳で受診)の歯周疾患検診で「指導が必要」とされた方が対象。健診を受けた歯科医療機関で、希望により4カ月に3回の個別指導が受けられます。
■30〜64歳の女性の方に 秋の骨粗しょう症健診
骨折を起こしやすくなる骨粗しょう症は、年齢や遺伝的要因とともに、生活習慣も大きく影響するといわれており、早期から年齢に応じた予防対策が必要です。
この健診は結果にもとづいて指導を行う2日間のコースです。自分の骨が今どんな状態か、どんな予防を始めたらよいかを知るきっかけにどうぞ。
◆対象者
市内在住の30〜64歳の女性。ただし、現在、骨粗しょう症で治療中の方と、平成10年度以降にこの健診を受診した方は除きます。
◆健診内容
1日目=問診・検査(Dexa法による前腕部・とう骨の検査)、2日目=検査結果にもとづく指導(医師・保健師・栄養士)
◆日時
別表のとおり
◆会場
総合保健センター
▼9月30日(月)(必着)までに、総合保健センターへ直接または、はがきに(1)骨粗しょう症健診希望・(2)第1希望のコース、第2希望のコース(CまたはD)・(3)住所・(4)氏名・(5)生年月日(年齢)・(6)電話番号を記入し「〒181―0004新川6―35―28三鷹市総合保健センター」へ申し込む。各コース定員90人。定員を超えた場合は抽選し、10月10日(木)までに結果を通知します。
同センターTel.46―3254
■医師会コラム「前立腺がん」
前立腺は、膀胱の出口の部分に尿道を取り囲むように存在する、男性にだけ見られる臓器です。高齢の男性では、この前立腺が大きくなる、前立腺肥大症という病気があります。これは尿道に接した部分の前立腺が大きくなり、尿道をふさぐことによって、尿が出にくくなったり、残尿感や頻尿をもたらす病気です。
一方前立腺にもがんが発生します。前立腺がんは尿道から遠い部分の前立腺に起こることが多く、前立腺肥大症の合併がなければ、早期から症状が出ることはありません。そのため前立腺がんの早期発見には検診が重要になります。実際検診で発見された前立腺がんの患者さんは、何らかの症状があって病院にかかって前立腺がんが発見された患者さんよりも、早期発見の割合が多く、根治的な治療が行われる頻度が高いといわれています。
前立腺がんの検診には一次検診と二次検診があります。一次検診では前立腺を触診(肛門より指を入れて診察)し、血液中の前立腺特異抗原(PSA)濃度を採血で調べます。前立腺特異抗原は前立腺の細胞で作られ、前立腺がんでは血液中の濃度が高くなります。触診所見や前立腺特異抗原から前立腺がんが疑われたからといって、前立腺がんに決まったわけではありません。一次検診でがんが疑われた方は、二次検診を受けることになります。二次検診では前立腺の組織を針で取って、顕微鏡でがんがあるかを調べます。
過去3年間、毎年11月に、医師会では50歳以上の男性を対象とした前立腺がん検診を行って延べ1千257人の方が検診を受けられ、最終的にがんと診断され治療を受けている方が13人いらっしゃいます。すなわち前立腺がん検診による前立腺がんの発見率は約1%で、これは肺がん検診や大腸がん検診でのがん発見率より、はるかに高い値です。
50歳以上の男性は、排尿障害などの症状が全くなくても、定期的に前立腺がん検診を受けられることをお勧めします。
(三鷹市医師会)
■50歳以上の男性対象 前立腺がん検診
三鷹市医師会主催。
前立腺がんは男性特有のがんで、最近増加の傾向にありますが、早期には自覚症状がまったくなく、検診を受けなければ発見は困難です(上記コラム参照)。ぜひこの機会に検診を受けることをお勧めします。対象は市内在住の50歳以上の男性。
▽11月1日(金)〜30日(土)、市内協力医療機関で。検診方法は採血と前立腺直腸内触診。
▼10月12日(土)(必着)までに、はがきに「前立腺がん検診希望」・(1)住所・(2)氏名・(3)電話番号・(4)生年月日・(5)年齢を記入し「〒181―0014野崎1―7―23三鷹市医師会前立腺がん検診係」へ申し込む。先着400人。
10月下旬に受診票・検査伝票・実施医療機関一覧表をお送りします。
三鷹市医師会Tel.47―2155
■市民健康講座「抱っこでGO!」
おんぶ・抱っこでウォーキング
対象は、市内在住の生後6カ月〜1歳3カ月のお子さんとその親。
赤ちゃんが大きくなるにつれ、おんぶや抱っこがつらくなってくるものです。腰痛や肩こりなどの悩みを解消するとともに、美しく見え、シェイプアップにもなる歩き方を身に付けてみませんか。
▽10月10日(木)午前10時〜正午、総合保健センターで。抱っこひも持参。
▼同センターTel.46―3254へ申し込む。先着18組。
※市民健康手帳をお持ちの方は持参してください。
※3歳までの兄弟の保育を希望の方はご相談ください。
■市民健康講座「若い骨を応援します!」
今からコツコツ貯めましょう
若い人にも「骨粗しょう症予備軍」は大勢います。今から丈夫な骨を作っておき、将来に備えましょう。家庭でできる簡単な体操の紹介もあり。対象は20〜40歳代の女性。3歳以下の保育(先着15人)あり。
▽10月15日(火)午後1時30分〜3時30分、総合保健センターで。講師は、生涯スポーツ指導員の多田ゆかりさんほか、保健師・管理栄養士。運動のできる服装で。
▼同センターTel.46―3254へ申し込む。先着30人。
※市民健康手帳をお持ちの方は持参してください。
■児童思春期精神保健講演会
「家庭内暴力・不登校・ひきこもり等への対応」
三鷹武蔵野保健所主催。
お子さんの思春期問題にお悩みの方を対象に、精神科医による講演と懇談会を行います。
▽(1)10月9日(水)=講演会、(2)11月13日(水)=懇談会。いずれも午後2時〜3時30分、三鷹武蔵野保健所で。講師は、黒田クリニック院長の黒田章史さん。
▼同保健所保健指導係Tel.54―2161・Fax.56―0911へ申し込む。
■市民公開講座「乳がんはこわくない」
杏林大学主催。
近年増加しつつある乳がんの診断・治療・検診についてわかりやすく講演します。
▽10月12日(土)午後2時〜4時、吉祥寺東急インで。講演は「乳がんの診断」=三鷹第一病院副院長の宇井義典さん、「乳がんの治療」=杏林大学医学部第2外科講師の松田実さんほか。
▼当日、直接会場へ。先着250人。
↓同大学医学部第2外科(福島)Fax.44―3576・Eメール:kyorin-surg2@mvd.biglobe.ne.jp・Tel.47―5511
■保健所の精神保健相談
専門医と保健師による個別相談を行います。
◆一般精神保健相談=10月9日(水)・15日(火)・21日(月)・24日(木)。眠れない、何もしたくない、家に閉じこもりがち、人と接するのがつらいなどでお悩みの方。
◆老人保健相談=10月7日(月)。お年寄りの心の問題や行動の変化などでお悩みの方。
◆思春期相談=10月16日(水)。思春期〜青年期の心の悩みや家族問題についてお悩みの方。
◆アルコールミーティング=10月3日(木)、アルコールクリニック=10月22日(火)。アルコール依存症などを克服し、生活を改善するため、本人や家族がどのようにすればよいかなどを話し合います。
▼いずれも事前に三鷹武蔵野保健所保健サービス課Tel.54―2161へ申し込む。相談時間は午後2時〜4時、相談場所が武蔵野・三鷹と分かれることがありますので、申し込みの際必ず場所をご確認ください。
相談日以外でも保健師が相談に応じています。
■夜間精神保健電話相談
こころに関する悩みや問題について、保健師が夜間に電話による相談をお受けしています。
◇受付時間
平日午後5時30分〜8時
◇受付専用電話
Tel.54―2162
■市民文芸(短歌)
三鷹短歌会8月の秀歌
(選と評) 金田 義直
【題詠「八」】
牧水は八千余首を残ししとよくぞ詠みたりその歌読まむ 大平 光子
【評】43年の生涯で8千余首を残した牧水への畏敬の念がよく出ている。三句、伝聞でなく「残したり」とし、「よくぞ詠みけり」と続けたい。血管の著く浮き立つ手の甲に亡き母想ふ八十路となりて 浅野 寿子
【評】手の甲の血管の浮き立ちは母似であり、作者はそこに在りし日の母を見ているのだ。青々と茂れる八つ手刈り込めばめぐり明るく風通りゆく 花輪 明子
【評】当たり前の事象を平易に詠っただけだが、清涼感がある。肩肘張らずに詠って成功。八月の暦に丸が増えてきて楽しきプラン各々が持つ 棚木 玲子
【評】壁掛けのカレンダーに各人が予定の決まり次第○をつけていくのだ。夢のある楽しい歌。半世紀過ぎても忘れぬことのあり八月の終戦と弟のケロイド 大平 牧子
【評】「弟のケロイド」は焼夷弾による火傷の痕跡。空襲の最中逃げ惑いながら弟の手当をしたことを作者は昨日のように思い出すと言う。下の句やや簡潔に過ぎたか。
【自由題】
朝まだき農園の柵明らめて大待宵草咲く黄いふかく咲く 横尾えり子
【評】あたりを明らめて咲く大待宵草の黄の鮮やかさが「咲く」の繰り返しによって、より鮮明に浮き立っている。丹精の胡瓜が数多実りたり妻は朝々二本づつもぐ 湯川 尚雄
【評】丹精の胡瓜だけに食べてしまうのがもったいないのだろう。そんな気持ちが下の句から感じられて微笑ましい。
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり