緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
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広報みたか2002年8月18日3面

■防災特集・総合防災訓練

駅前地区

日 時:9月1日(日) 午前9時〜正午
会 場:三鷹駅前中央通りほか

〈参加機関〉
駅前地区自主防災連合会、三鷹駅周辺住民協議会、警察署、消防署、消防団、医師会、三鷹市

〈訓練項目〉
出火防止、初期消火、可搬ポンプ運用、避難誘導、消防活動、救出救助、応急救護、医療救護、本部設置運営、給食給水、情報通信、災害弱者対策

井の頭地区

日 時:9月1日(日) 午前9時30分〜午後1時
会 場:井の頭コミュニティセンター本館

〈参加機関〉
三鷹市井の頭地区住民協議会、消防署、消防団、医師会、日赤奉仕団、三鷹市

〈訓練項目〉
出火防止、初期消火、可搬ポンプ運用、避難誘導、消防活動、救出救助、応急救護、医療救護、本部設置運営、給食給水

大沢地区

日 時:9月2日(月) 午前10時〜正午
会 場:第七中学校

〈参加機関〉
大沢地域防災対策本部、大沢住民協議会、警察署、消防署、消防団、日赤奉仕団、三鷹市

〈訓練項目〉
出火防止、初期消火、煙体験、可搬ポンプ運用、避難誘導、消防活動、救出救助、応急救護、本部設置運営、給食給水

 大規模な震災などが起きた場合、家屋やブロック塀の倒壊、窓ガラスの落下、火災、パニックなどにより、通常の医療機関などの受入能力を大きく超えた多数の負傷者が発生することが予測されます。
医療救護は、直接人命に関わり迅速な活動が要求されるため、市は、初動医療体制を早急に確立するとともに防災各機関と密接な連携を取りながら被災者の救護を行います。
総合防災訓練では、災害時特有の医療救護について防災機関の実践的訓練とともに、市民のみなさんの医療救護訓練への参加、実施態勢の検証などを通じ、防災力の向上を図ります。
市民のみなさんも総合防災訓練を通じ、災害時の医療態勢や自分たちでできる応急救護の方法について、ぜひ体験してみてください。

災害時の医療態勢は?

 大災害が発生した場合、円滑な医療活動のため、初動医療態勢として保健医療拠点となる総合保健センターに医師会役員などが参集し、災害医療対策本部を設置します。
そしてこの本部を中心に、医師会医療救護班や消防署救急隊などが活動し、市内には必要時に応じ、複数の医療救護所が開設されます。
また医療拠点である市内10病院は、準備が出来次第、順次医療拠点としての活動を開始します。
しかし医療活動を行う病院や救護所では負傷者が集中し、医薬品や時間など医療環境の制約が予測されます。このような中で効果のある医療活動を行うためには、けがなどの重症度に応じて治療の順番を決めなければならず、この順位が適切でないと、助かる人でも助けられなくなる可能性がでてきます。
この治療の順位決めをトリアージといいます。

市民の力で応急救護を

 防災機関が行うこのような医療救護活動が始まるまでには多少の時間を要します。
この時間帯までに必要なことは、まず自分自身がけがなど被災しないことであり、次に助かった被災者はお互いに助け合うことです。この自助・互助の活動が多くの生命を救います。
また病院や医療救護所での活動が開始されても生命に関わる治療が最優先されるため、トリアージの結果、けがの状態のよっては治療の順番がなかなかこない可能性もあり、自分たちでできる応急手当は自ら行うことも重要です。発災直後に最も頼れるのはみなさんの防災力といっても過言ではありません。
市の総合防災訓練では、初期消火や給食給水訓練とともに、救助工具を使用した救出救助訓練、三角巾を使用した応急手当や人形を使用した心肺蘇生の応急救護訓練などを通じ、防災力向上を目指しています。
応急救護方法は、震災時に限らず日常生活でも必要になる場合があるので、ぜひ身に付けておきたい技術です。

トリアージを学びましょう

 災害発生現場や病院、医療救護所などでは、治療を行なう順番を決めるために、医師や救急隊員などがトリアージを行います。
私たちも実際には、医師の治療が必要かどうかを判断するなど、私たちのレベルでのトリアージ的な考え方を実践しているともいえます。
例えば、日常生活で転んでひざから出血した時、みなさんはどうしますか。すぐに病院に駆け込みますか。まずけがの状態を見て病院に行くかどうか判断するでしょう。
医師などが緊急時に行うトリアージは、大勢の負傷者が発生する災害時であればあるほど重要となります。
今度の9月1日(日)に実施する各地区の総合防災訓練では、トリアージを中心とした医療救護訓練が行われるので、地元のお医者さんからくわしい説明を聞くことができます。
みなさんもお近くの訓練会場に足を運び、災害時の医療救護など各種訓練に参加し、体験してみてください。

応急危険度判定員連絡会開催される

 大地震が発生した場合、被災した建物は、その後の余震などで倒壊したり、物が落下して、人命に危険を及ぼす恐れがあります。これらの二次災害を防ぐため、被災後すぐに被災建物の調査を行い、その建物が使用できるかどうかを応急的に判定する仕組みが応急危険度判定制度です。
判定は、専門知識をもつ応急危険度判定員が行います。
応急危険度判定員は、都道府県が認めた建築技術者で、在住地または在勤地でボランティアとして活動します。
三鷹市では、7月4日、市内在住・在勤の応急危険度判定員を対象とした連絡会が開催されました。三鷹市で活動するボランティアのみなさんが出席し、阪神・淡路大地震の際に実際に判定を行った判定員の体験談や、今後の取り組み方などについて情報交換を行いました。
※判定員を募集しています(4面参照)。

災害現場でのトリアージの進め方

 大災害時には多数のけが人が発生し救護所に担ぎ込まれますが、医師や救急隊はその重症度に応じて治療の優先度を決める方法=トリアージを実施します。
このトリアージという方法は、ヨーロッパの長い戦いの歴史の中で、戦場救護所でいかに早く、有効な治療を実施するかの手法として発達しましたが、日本でも近年の飛行機事故や、阪神・淡路大震災での教訓として、その重要性が広く知られるようになりました。
トリアージの具体的な進め方は、次々と担ぎ込まれるけが人に医師などは、赤(重症)、黄(中等症)、緑(軽症)、黒(死亡)の4色に区分されたトリアージ・タッグと呼ばれるカードを目立つように付けて選別し、優先度に応じた治療を行うものです。
トリアージが有効に機能するには、患者自身や周囲の人々の理解と協力が欠かせないといわれています。

住むまちを みんなで守る 地域の輪
−8/30〜9/5は防災週間です−

1.わが家の安全点検をしよう

(1)自分の住んでいる地域の特性や危険性を調べ、対応を考えておきましょう
(2)家の耐震診断と補強をしましょう
・家の耐震診断を受け、必要に応じて補強を行いましょう
・ブロック塀や看板などが落下・転倒しないように補強しましょう
・窓ガラスには、飛散防止フィルムなどを張りましょう
(3)家具が倒れないようにしましょう
阪神・淡路大震災でも、家具の転倒や落下によって多数の人が負傷しました。震度5強以上になると、書棚の本が落下したり、テレビ、タンスなどの重い家具が倒れる可能性があります。家具類はL字型金具などで壁にしっかり固定しましょう。

2.火災を出さないために

 地震による被害を少なくするためには、火災を発生させないことが重要です。そのためには、日ごろから小さな地震でも揺れを感じたら「地震 火を消せ!」と声をかけあい家族全員が火を消す習慣を身につけましょう。
消火の備えとして消火器や三角バケツなどを準備しておき、防災訓練などで使い方を覚えておきましょう。万が一、出火した場合には、隣近所に協力を求めみんなで消し止めましょう。地震時の消火には3つのチャンスがあります。
◇チャンス1(揺れを感じたとき)
『グラッ』ときた時、その数秒の瞬間をとらえ、使っているガスの火などを消しましょう。
◇チャンス2(揺れがおさまったとき)
大きな揺れの時は、まず机の下などに身を隠して、揺れがおさまってから消しましょう。
◇チャンス3(出火したとき)
もし、出火しても1〜2分程度ではあまり燃え広がってはいないので、手近にある消火器具などで十分に消すことができます。消火器で消せる範囲は、天井に火が燃え移るまでが限界です。
三鷹消防署予防課Tel.47―0119内線521


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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