緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
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広報みたか2002年8月4日3面

■「あすのまち・三鷹」プロジェクト始動!

「あすのまち・三鷹」プロジェクトは、教育・福祉・環境など、さまざまな分野での「先導的モデル事業」「実証実験事業」を三鷹市をステージとして展開し、IT、ロボット、eデモクラシーなどの新しい技術やシステムが、人間の、より自由で豊かな生活に寄与する地域社会を体験できる「モデル展示場」にしていこうという三鷹市の新たなチャレンジです。
このプロジェクトを推進する組織として、先月29日には、市民・企業・大学・研究機関・公共団体など多数が参加する「あすのまち・三鷹」推進協議会も発足しました。
企画経営室Tel.内線2114

 現在、国の各省庁では、日本を2005年までに世界最先端のIT国家にすることをめざす「e―Japan戦略」のもとに、先進的な情報通信技術を用いたさまざまな実証実験に取り組もうとしています。
三鷹市においても、これまでの学校インターネットなどの先進的な取り組みが評価され、総務省・経済産業省の「e!プロジェクト」や電子自治体パイロット事業が実施されることになりました。
◆高速無線LAN網(30Mbps)や次世代インターネット(IPv6)を活用した学校教育でのモデル実験(総務省)
◆ブロードバンドによる情報家電を用いた健康・医療・教育サービス(経済産業省)
◆電子申請と公金の電子収納(マルチペイメント)の実証実験(総務省)
などが予定されています。
「あすのまち・三鷹」プロジェクトで、当初の中心となるのは、こうした実験事業ですが、このほか、高性能電気自動車を使ったコミュニティバスの研究、生ごみの堆肥化によるエコ野菜の地域循環モデル事業、子育て支援や地域子どもクラブ事業など、IT関連にとどまらず、市民生活にかかわるさまざまな分野で、市民やNPO、企業、研究者などと連携した先導的モデル事業を行っていく予定です。
こうした事業の数々は、遠い未来ではなく、ここ数年のうちの実用化をめざして行うものです。市では、さまざまな課題を、市の基本目標である「高環境・高福祉のまちづくり」という視点から捉え直すことによって、これらの実験事業を、市民生活の質の向上と自由で豊かな人間社会の実現につなげていきたいと考えています。

 7月29日に設立総会が行われた「あすのまち・三鷹」推進協議会(会長:前田隆正・SOHO―CITYみたか推進協議会会長)には、現在、企業31社、研究者等個人12人、大学・研究機関等8団体のほか、特定非営利活動法人や三鷹市医師会・三鷹商工会・地域振興整備公団などが参加しています。
こうした参加者の中から、共通の関心を持つ企業や研究機関が集って「研究会」をつくり、さらにアイデアを出し合って個別の「プロジェクト」を実施していくことになります。研究会やプロジェクトは、公平性を確保し、さまざまな角度からの検証・評価を行うことを目的とする「審査・評価委員会」(委員長:清原慶子・東京工科大学メディア学部長・学識者らにより構成)の審査・承認を得て設置されます。
推進協議会では、こうしたさまざまなプロジェクトのほか、調査研究・シンポジウム・セミナー・交流会なども行っていく予定です。

■「あすのまち・三鷹」
推進協議会が設立されました

「あすのまち・三鷹」推進協議会の設立総会
(7月29日三鷹産業プラザで)

◆「あすのまち・三鷹」推進協議会発起人
代表発起人=安田養次郎(三鷹市長)
発起人=市川一宏(ルーテル学院大学学長)・内田聖二((株)まちづくり三鷹社長)・大歳卓麻(日本IBM(株)社長)・梶谷誠(電気通信大学学長)・絹川正吉(国際基督教大学学長)・木村昌平(セコム(株)社長)・清成忠男(法政大学総長)・清原慶子(東京工科大学メディア学部長・日本社会情報学会会長)・島野清(三鷹商工会会長)・野村幸史(三鷹市医師会会長)・前田隆正(SOHO―CITYみたか推進協議会会長)・松田博青(杏林学園理事長)・三浦惺(東日本電信電話(株)社長)・牟田忠弘(日本無線(株)社長)・村井純(慶應義塾大学環境情報学部教授・IPv6推進協議会会長)・山口忠弘(武蔵野三鷹ケーブルテレビ(株)社長)〈50音順〉


■総合オンブズマンの調査報告

市政に関する苦情に総合オンブズマン制度の活用を
総合オンブズマン平成14年4〜7月の調査報告

 総合オンブズマンは、平成14年4月から7月までの期間に1件の苦情申立てを受け付けました。また、平成13年度中から調査をしていた3件の申立てのうちの2件について、調査結果をまとめました。
総合オンブズマン相談室Tel.内線2215

■苦情処理の概要 (平成14年4〜7月)

【継続分】
◆学童保育所の入所審査について
〈苦情の内容〉
学童保育所に入所申込みをしたところ、待機者となった。入所申込に関する審査の基準や審査方法について調査してほしい。
〈調査結果の要旨〉
オンブズマンが調査をしたところ、入所選考については、市の選考基準に基づき適正になされていました。
しかしながら、選考の基準として真摯に求職活動を続けている者に対して、失業前の勤務状況を確認できる資料と求職中であることを明らかにする資料などの提出を求めてこれらを参考にしていない点や、2、3年生への進級時に改めて選考する旨の報知をしていない点など、検討を要する点がありました。
また、学童については、保護者から希望があれば可能な限り保育することが望ましいので、市として空教室を活用するなどして保育所の拡充を図るよう提案しました。
◆マンション建設工事に係る事前協議について
〈苦情の内容〉
近隣に建設予定のマンションがあり、生活環境の悪化が予想される。市は、事業者との事前協議の中でどのような指導、措置をとるのか具体的に示してほしい。
〈調査結果の要旨〉
オンブズマンは、当該マンションの建設計画に関する市の対応と今後の事業者に対する措置について、調査を実施したところ、(1)市はまちづくり条例に基づき平成13年3月から事業者との事前相談を実施してきたこと、(2)一部敷地については、未だ事前協議願が出されていないこと、(3)現在、近隣住民に対する事業者の説明がなされている最中であること、などが判明しました。
今後、近隣住民と事業者との間で協議がまとまらない場合、両者の申し立てに基づき市はあっせんを行うこととなります。
オンブズマンは、以上の経過について、申立人にお知らせするとともに、今後、(1)申立人を含む周辺住民と話し合う場を設け、これまでの市と事業者との協議内容について説明すること、(2)事業者に協議内容の実施について十分指導を行うよう、申し入れました。
【新規分】
◆戸籍謄本不正入手に係る問い合わせについて
〈苦情の内容〉
私の戸籍謄本を何者かが不正入手した疑いがある。
不正入手しうる可能性があるのに、こうした状態を放置していいのか、また、この件について市政窓口に問い合わせた際の対応についても問題があるので調査してほしい。
〈調査結果の要旨〉
オンブズマンが調査をしたところ、当該戸籍謄本の交付請求に際して市民課の対応に過ちがあったとは認められませんでした。ただし、本件について市政窓口に問い合わせた際の対応については、不手際がありました。
そこで、オンブズマンは、 (1)戸籍謄抄本の交付請求に際しての一般的な処理手順について周知徹底させること、(2)戸籍謄抄本交付請求書の閲覧や公開請求に対する問い合わせがあった際は、本庁担当職員が直接問い合わせた本人に説明をするよう指導を徹底すること、(3)市政窓口に、戸籍謄抄本交付請求書の閲覧や公開請求に対する問い合わせがあった際は、速やかに本庁担当職員に連絡すること、の3点について提案を行いました。


■総合オンブズマン相談室の利用案内

市政のことであなた自身の利害に関わる苦情がありましたらお気軽にご相談ください。
市役所2階Tel.内線2215・Fax.48―2810

 ※時間は午後1時30分〜4時30分、要予約。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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