緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
応募・募集・申込期限が終了している場合がありますのでご注意ください。

広報みたか2002年8月4日12面

■8月15日は「みたか平和のつどい」

今から57年前の8月、人類史上初の原子爆弾が広島・長崎に投下されました。そして8月15日には、第二次世界大戦がようやく終わりを迎えました。8月は、平和への祈りを新たにするときです。風化しつつある過去の戦争の悲惨さについて学び、次世代に伝え、今の平和を守ること、これが私たちの役目ではないでしょうか。
市は、昭和57年に「三鷹市非核都市宣言」を制定し、平成4年には「三鷹市における平和施策の推進に関する条例」を制定しました。今年はそれぞれ20周年、10周年にあたります。市では、積極的な平和事業の推進を図り、さらに8月を平和強調月間として、今年も平和展や8月15日の平和のつどいなどを開催します。
ぜひ、参加ください。  
企画経営室Tel.内線2115・地域福祉課Tel.内線2615

平和のつどい
 午前9時〜9時45分 仙川公園・平和の像前

 三鷹市民の平和へのおもいが託され、多くの方からの浄財により仙川公園に建立された「平和の像」の前で、平和への誓いを新たにします。
▽献花・千羽鶴献呈、「平和への手紙(平成9〜13年度抜粋)」朗読(ういろうの会)、黙とう
※終了後、戦没者追悼式・平和祈念式典の会場(三鷹市公会堂)まで連絡バスを運行します。

■平和への誓いを込めて千羽鶴を折ってください

 平和のつどい開催時に、平和への誓いを込めて献呈する千羽鶴を募集します。
◇対象
個人でも団体でも結構です。
◇注意
折鶴はすべて、糸などを用いてつなげ、掛けることができる状態にしてください。
差し支えなければ、名札もお付けください。
ご提供いただける方は、8月9日(金)までに、企画経営室へご連絡ください。

戦没者追悼式並びに平和祈念式典
午前10時30分〜午後0時5分
三鷹市公会堂

 第二次世界大戦で犠牲になられた方々のご冥福を祈り、恒久平和を願う式典です。手話通訳付き。
内容は、献花、コーラス(女声合唱「ラベンダー」)、追悼と平和祈念のことば、「平和への手紙」朗読(ういろうの会)、黙とう。
ほかに、会場ホワイエで平和カレンダーを展示。
■中国帰国者の会三鷹支部による展示
午前10時〜午後4時20分
三鷹市公会堂ホワイエ
■三鷹市被爆者の会による被爆証言
午後0時20分〜50分
三鷹市公会堂ホワイエ
■平和映画上映会
午後1時〜4時(開場午後0時50分)
三鷹市公会堂ホール
◆「山の郵便配達」(午後1時〜2時33分)
80年代の中国南方の山岳地帯で、郵便配達を引退する父と息子の旅を通して、自然と家族の絆を描く。
◆アニメ「ぞう列車がやってきた」(午後2時42分〜4時)
戦争のさなかでも、象の命を守った人々の心を伝える感動の実話。
▼いずれも、当日直接会場へ。

◇協力団体
三鷹市遺族会・憲法を記念する三鷹市民の会・各住民協議会・三鷹市被爆者の会・中国帰国者の会三鷹支部・世界連邦運動協会三鷹支部・(財)三鷹国際交流協会・三鷹市の福祉をすすめる女性の会・三鷹市公立学校PTA連合会・三鷹市消費者団体連絡会・東京三鷹ライオンズクラブ・東京三鷹ロータリークラブ・東京井の頭ロータリークラブ・三鷹市女性問題懇談会・三鷹青年会議所・三鷹市赤十字奉仕団・三鷹市合唱連盟

黙とうにご協力を
三鷹市防災無線により、恒久平和を祈る1分間の黙とうを行います。家庭や職場のみなさんの協力をお願いします。
◆広島原爆の日
8月6日(火)午前8時15分
◆長崎原爆の日
8月9日(金)午前11時2分
◆終戦記念日
8月15日(木)正午

平和展

「勇気の人―杉原千畝〜助けられた命のメッセージ」展
8月9日(金)〜16日(金)(10日(土)・11日(日)は休み)
午前9時〜午後4時30分
市役所1階市民ホール

 杉原千畝(すぎはらちうね)は、ホロコースト(ナチスによるユダヤ人虐殺)の中で、ナチスの迫害から逃げてリトアニア領事館に押し寄せたユダヤ人難民を見殺しにすることができず、自らの判断でビザ約2千枚を発給しました。このビザによって、6千人もの命が救われました。
杉原千畝と、彼に助けられた人々の軌跡を、世界8都市より収集した証言者の言葉によって解説した展示です。
「勇気の人―杉原千畝」展実行委員会企画、三鷹市主催、日本ユニセフ協会・日本ユネスコ協会連盟・リトアニア大使館・イスラエル大使館後援。
◆同時展示 三鷹に咲くアンネ・フランクのバラ
今年は、アンネのバラが日本にやってきて30周年にあたります。「アンネの日記」で有名なアンネ・フランクにちなんで作られたバラには、彼女の平和への願いが込められています。市内3カ所―高山小学校、第五中学校、仙川公園―に咲くバラを紹介します。
企画経営室Tel.内線2115


■「2003年平和カレンダー」平和の絵・メッセージを募集

■平和の絵募集
市では毎年、平和への願いを込めて、小学生のみなさんが描いた「平和の絵」と、市民のみなさんの「平和へのメッセージ」を載せて、「平和カレンダー」を作っています。たくさんのご応募をお待ちしています。
◆応募資格
市内在住の小学生(グループでの作成も可)
◆題材・大きさなど
題材・材料・色とも自由(文字は入れない)。B4判程度の横長。
◆応募方法
9月6日(金)までに、市立小学校の児童は学校へ、そのほかの学校に通う児童は「〒181―8555三鷹市役所企画経営室」へ郵送するか、直接持参してください。
※応募者全員にカレンダーを、入選者には記念品を差し上げます。11月には全応募作品の展示会を開催します。

■平和へのメッセージ募集
平和のつどいや平和展などの会場で、備え付けのアンケート用紙にあなたの平和への思いを自由にお書きください。入選者には記念品を差し上げます。
企画経営室Tel.内線2115


■図書館の本棚から

「平和をみつめる」

 昭和20年、8月6日広島、9日長崎に原子爆弾が投下され、同月15日に終戦を迎えてから、半世紀以上の年月が経った今、世界に目を向けてみると、テロ事件や地域紛争などにより、未だに多くの尊い命が失われています。
今回は、文学・歴史・教育の視点から、回想記・体験記・レポートの形式で綴った、戦争・平和について考える本を紹介します。
◆「東京の戦争」 吉村昭著 筑摩書房
「星への旅」「戦艦武蔵」「破獄」「天狗争乱」などの著書で知られる市内在住の作家・吉村昭の作品。2001年刊。「地方に身を寄せる先もなかった私は、戦時中のみならず終戦後も東京からはなれることはなかった。(略)首都で日々を過ごした人間は限られていて、その庶民生活を書き残すのも、一つの意味があるのではないか」。
終戦時18歳だった著者が、東京で過ごした戦中・戦後を振り返る貴重な回想記。「すべてが奇妙であったが、それを奇妙とも感じぬ時代であった。不可思議な時代をくぐりぬけてきたものだ」と記している。何気ない言葉だが著者の心が感じられ胸を打つ。
◆「この国で戦争があった」 PHP研究所編 PHP研究所
池波正太郎、田辺聖子、永六輔ら著名人38人が語る「戦争」体験記。戦争直前、戦中、戦争直後に生きた語り手たちの思いが伝わる選集。
◆「非戦」 坂本龍一+sustainability for peace監修 幻冬舎
今世界中で起きている戦争や紛争を取り上げ、さまざまな「平和」への思いを集めた1冊。監修者は「この暴力の連鎖という煉獄から、人類はどうやって這い上がるのか。(略)止めることができないのか。どこに希望を見出したらいいのだろうか。それらの答えやヒントが、この本にはちりばめられている」と語る。
◆「世界の子どもたち―NGOの現場から」 フォスター・プラン・オーストラリア著 明石書店
世界57カ国で子どもに焦点をあてた開発援助を行っている団体「フォスター・プラン」が中心になってまとめた報告書。
現在、世界の子どもたちが直面している貧困、飢餓、児童労働、環境汚染といった社会問題について実情をレポートしている。同団体は「人々の権利と尊厳が守られる社会において、すべての子どもたちが能力を発揮できるような世界を実現すること」を目的に活動を展開している。
同団体の事務局長は、「日本においても総合的な学習の時間などを通じこの本が活用される機会を得たことを大変喜ばしく思っています。」と語っている。世界の子どもたちの平和を考える足がかりとなる1冊。            
くわしくは、三鷹図書館(本館)Tel.43―9151へお問い合わせください。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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