緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
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広報みたか2002年7月21日7面

■市立幼稚園の廃止を決定

新たな子育て支援施策を目指して
市立幼稚園の廃止を決定しました
6月の市議会定例会で、市が提案した「三鷹市立学校設置条例の一部を改正する条例」が原案どおり可決され、市立幼稚園(3園)の廃止が決定しました。
三鷹の市立幼稚園は、昭和30〜40年代の人口急増期に私立幼稚園を補完するために設立されました。
少子高齢時代となった現在、私立幼稚園にも欠員が生じているなど、そうした公立の役割は終了しました。また、就業率の向上により、保育所の入所待機児が増加しているなど、時代のニーズに合った新たな子育て支援施策の展開が必要となっています。
既に廃園した、ひがしだい、むらさき幼稚園は、それぞれ全国初の公設民営保育園、子育て支援複合施設としてオープンしています。
今回廃止が決定した園の跡地活用についても広く関係者の意見を聞きながら、その活用策を検討していきます。
【廃園に関しての決定事項】
(1)大沢台幼稚園を平成16年度末、ちどり幼稚園を平成17年度末、こじか幼稚園を平成18年度末にそれぞれ廃止する。
(2)平成14年10月の募集以降、入園希望者が少なくなったとしても、希望があれば原則として廃止予定年度まで園を運営する。
(3)廃園後の施設活用については、保育園を中心として、幅広い子育て支援施設への転用を視野に入れ、今後検討していく。
【今後の募集について】
今年10月に実施する次年度の4歳児募集については、従来どおり実施します。しかし、今後各園の廃止年度の前年の募集(4歳児)は行いませんので、それぞれの廃止年度には5歳児(年長)のみの在園となりますので、ご了承願います。
廃止までは今まで同様にきめ細かい保育を実施していきます。
【跡地活用について】
保育所の待機児解消を念頭におき、幅広い子育て支援施設への活用を考えていきます。
具体的には、庁内に専門チームを立ち上げて検討するほか、今秋をめどに、第3次三鷹市基本計画で示した、教育委員会・学校・幼稚園と保育園の関係者や市民などで構成する「教育・子育てのまち三鷹を考える懇談会(仮称)」や、市民、市議会の意見などを聴きながら決定していきます。
学務課Tel.内線3233


■山本有三展

〈近代都市、東京の小説〉
12月15日(日)まで

 山本有三は、ほとんど東京で活躍した作家です。特に長編6作品は、主に『東京朝日新聞』に連載されて多くの人々に愛読されました。
三鷹の家で書かれた「路傍の石」は、作者の故郷(現、栃木市)への思いが込められているとみなされがちです。しかし、吾一少年が近郊の田舎町からでてくる「東京」という章があります。それ以降の章も、吾一は下町でさまざまな人や仕事との出会いを通して成長していきます。
昭和初期の有三の小説には、上野や銀座、中央線沿線の街、さらには軽井沢や小田原、伊香保など、東京にとっての保養地もでてきます。小説は東京圏で終始し、近代の都市生活を思わせる場面が少なくありません。
けれども、作中人物の故郷の地名は東京近郊らしいのに、なかなかでてこないという不思議なことにも気付きます。彼の小説は、近代における都会化現象と故郷を失う東京人の宿命を描いているようです。
都市が巨大化した近代から現代において、彼の小説はよく読まれました。今日でも、都会人のアイデンティティを考える時、有三の小説は身近に感じられるのではないでしょうか。

「路傍の石」163<成功の友〉(五)『朝日新聞』1937(昭和12)年6月14日
山本有三作 和田三造画

◆会場
山本有三記念館(下連雀2―12―27)
◆開館時間
午前9時30分〜午後4時30分
◆休館日
月曜日(月曜が祝休日の場合は開館し、祝休日を除く翌日と翌々日を休館)
※各企画展のパンフレットは500〜800円で発売中。
同館Tel.42―6233


■連続シリーズ「今 学校で」

通知表はどう変わったの?

 今回は、もらったばかりの通知表をどう見ればいいのか、市立小・中学校の教育課程や学習指導などの取りまとめを行っている三鷹市教育委員会の指導室に聞いてみました。
■「通知表はなぜ、どのように変わったのでしょうか?」
4月から始まった新しい学習指導要領のねらいは、学習の基礎的・基本的な内容を確実に身につけ、自ら考え、自ら学ぶ「生きる力」をはぐくむということです。
そのためには、児童・生徒一人ひとりのよい点や進歩の状況などを積極的に評価すること、学習の過程や目標の達成状況を評価して指導に役立て、学習意欲の向上に生かすようにすることが重要です。こうした考えから、児童・生徒の学習記録の原簿となる「指導要録」の評価法が相対評価から絶対評価に変更されたのです。通知表は、この指導要録に基づいて作成されます。
ですから、このたび1学期の記録として各学校がお渡しした通知表は、子どもたちの意欲や努力、達成状況などを評価し、今後の学習に役立てるという視点を一層重視したものになっています。
■「『絶対評価』とは、どういうことなのでしょうか」
学年やクラスの中でどの位置にあるかを他の子どもたちとの比較で示す「相対評価」に対して、「絶対評価」は、個々の子どもが学習の目標にどれだけ近づいたかを個別に評価するので、一人ひとりの努力の成果を見るのに適しています。
具体的には、教科の学習をいくつかの観点でとらえ、観点ごとに目標を設定してその達成状況を見る「観点別学習状況の評価」を基本として、子どもたちの学習の到達度を評価しています。
こうした観点別学習状況に基づく絶対評価は、昭和55年の指導要録の改訂から行われてきたものですが、今回の改訂では評定についても絶対評価で行うことになりました。
■「総合学習の評価は文章で記述されていますが…」
「総合的な学習の時間」は、教科の学習とは異なるので、教科のように観点ごとに目標を定めて到達したかどうかを評価することはせずに、活動や学習の過程、報告書や作品、発表や討論などに見られる学習の状況や成果などについて、子どもたち一人ひとりの努力した点、学習に対する意欲や態度、進歩の状況などを踏まえて、文章で具体的に記述しています。
■「各学校では、評価に際してどんな取り組みをしていますか?」
各学校では、客観性・信頼性のある評価にするために、十分な話し合いと検討のもとに各教科ごとの評価基準等を設定し、年間の指導計画や評価計画に基づいて計画的に評価を行っています。
また、評価方法や評価手順については、児童・生徒や保護者の方々にも分かりやすく説明し、理解を得られるように努めています。
■「家庭では、どう受け止め、どう役立てていけばよいのでしょうか」
通知表は、今後の学習に役立てるために、学校と家庭が指導の方向を相互に理解し合うためのものです。
ですから、子どものよい点や努力したこと、進歩の様子などを肯定的に受け止め励ましてあげるとともに、新たな自分の目標や課題をもって学習を進めていけるようにアドバイスをしていただきたいと思います。


■土地の寄付(三小学校農園と老人レジャー農園)

上連雀在住の石井一朗さんが三小学校農園・老人レジャー農園用地を市に寄付

 市でお借りしていた第三小学校の学校農園(約450平方メートル)と上連雀の老人レジャー農園(約1000平方メートル)の用地が、所有者の石井一朗さん(上連雀在住・写真右)から市に寄贈されました。
7月8日、市長室を訪問した石井さんに、安田市長から市の教育・福祉行政発展への寄与に対しての感謝状が手渡されました。
市長室Tel.内線2011


■成人式実行委員会委員募集

20歳となった門出を祝し、新成人として市民の自覚を持つための式典と、交流とふれあいの事業で構成する成人式を来年も開催します。
今年は新成人の意見を反映した成人式とするため、市民による実行委員会を開催し、みなさんで交流ふれあいの部の内容の検討や、当日の運営も担当していただくことを予定しています。新成人の晴れの舞台を力を合せてつくり上げてみませんか。
▼8月9日(金)までに、教育委員会生涯学習課Tel.内線3311へ申し込む。


■中学校卒業程度認定試験

平成14年度末までに16歳以上(外国籍者は15歳以上)になる方で、義務教育の就学を猶予・免除されたなどで受験資格を認定された方に、高等学校の入学資格を付与する試験です。
▽11月5日(火)、東京都就学相談室で。受験科目は国語、社会、数学、理科、外国語(英語、仏語、独語から選択)。
▼8月1日(木)〜9月2日(月)の平日に東京都教育庁義務教育心身障害教育課(都庁第二本庁舎28階)へ申し込む。
くわしくは同課Tel.03―5320―6752へ。


■「空の日・宇宙の日」イベント

航空宇宙技術研究所 「空の日・宇宙の日」イベントに参加しよう

 9月29日(日)に行われる一般公開日のイベントに参加しよう!
(1)工作教室「小型超音速バブロケット実験機」=対象は小学生。午前10時〜午後1時、同所で。
(2)絵画コンクール「銀河をかけめぐるわたしだけの宇宙船」=対象は4歳〜小学6年生まで。各賞に賞状・副賞、全員に参加賞を贈呈。作品は色えんぴつ、クレヨン、絵の具などによるB4判サイズ。
▼(1)は往復はがきで(先着60人)、(2)は8月26日(月)(必着)までに作品の裏面に、氏名(ふりがな)・郵便番号・住所・電話番号・学校名・学年を記入し「〒181―8522航空宇宙技術研究所広報室『空の日・宇宙の日』イベント係」へ申し込む。
くわしくは同所Tel.40―3960へ。


■花火による事故をなくそう

おもちゃ花火も原料は火薬。楽しく正しく遊びましょう。
☆花火による火災を防ぐ10のポイント

◆説明書の注意事項を必ず守りましょう。
◆人や家に向けたり、燃えやすい場所ではやめましょう。
◆風の強いときはやめましょう。
◆必ずバケツに水を用意しましょう。
◆終わった花火は、水につけて、完全に消しましょう。
◆子どもだけでなく、大人と一緒に遊びましょう。
◆1度にたくさん点火しないようにしましょう。
◆正しい位置、方法で点火しましょう。
◆筒物花火の火が消えても筒をのぞくのはやめましょう。
◆ほぐして遊ぶことはやめましょう。


■三鷹国際交流フェスティバル出店者募集

MISHOPWORLD2002
第13回三鷹国際交流フェスティバルテントショップ出店者募集

三鷹国際交流協会(MISHOP)主催。3万人を集める恒例のイベントにあなたも出店してみませんか。
▽9月22日(日)午前10時〜午後4時、井の頭公園西園で。荒天の場合中止。
◆出店条件
(1)NGOや市民グループなど、地域でボランティア活動を行っている非営利団体、(2)販売価格は市価よりも低価格帯に設定(上限500円)し「食器持参割引制度」に協力する、^食品出店者は、東京都衛生局長通知「臨時出店者の出店行事及び取扱食品について」を順守する、_MISHOP「テントショップ出店要綱」を順守する、`事前説明会(8月24日(日)午後2時から)に必ず出席する、a場内ごみ収集活動「ECOレンジャー」に参加協力する。
▼8月2日(金)までに、所定の用紙に団体概要・活動実績を添付して同協会へ郵送または持参で申し込む。出店料は展示のみ2千円、NGO4千円、一般1万2千円と郵送料280円。くわしくは問い合わせを。
同協会Tel.43―7812


■あたたかい善意

(敬称略)
■一般寄付

◇10万円 三鷹西武会


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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