緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
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広報みたか2002年6月16日1面

■6月は環境月間 地球温暖化の取り組み(ESCO事業)

6月は『環境月間』です 地球温暖化を防ぐためにESCO事業を実施しています!!
地球環境問題の代表的な「地球温暖化(下欄のシリーズ記事参照)」は、私たちの日常生活から排出される温室効果ガス(二酸化炭素)が原因です。
私たちは、この二酸化炭素を削減するために、いろいろな努力をしていかなければなりません。
環境対策課Tel.内線2524

◆市庁舎の電力量を25%削減
三鷹市では、平成9年の地球温暖化京都会議をきっかけに、市ができる具体的な地球温暖化防止対策として、平成10年度に、市庁舎のESCO事業(※)を活用した省エネルギー対策に取り組みました。その内容は、(1)照明や空調機の室外機を省エネルギータイプに交換する、(2)動力をインバーターに交換する、というもので、これらの対策により電力量の約25%を削減し、電気料金を年間約270万円節約することができました。現在までに、二酸化炭素に換算して累積で22万5千529s―CO2を削減できたことになります(下図)。
市では、この取り組みを庁舎だけにとどめず、他の公共施設へ広げ、地球温暖化対策を実施しています。
◆牟礼コミュニティセンターでも1カ月5千キロワット時以上の削減に
平成13年度は、牟礼コミュニティセンターでESCO事業を活用した省エネルギー対策を実施しました。
2階の図書室では、窓側の照明に照度センサーが組み込まれていて、太陽光が差し込んでいるときには、自動的に消灯または照度の調節を行い、曇りや雨の日や夕方などには、点灯します。トイレにはセンサーを導入して、人が入ると自動点灯され、出ると消灯します。このような省エネルギー対策により、電力量は平成14年2月から5月までの平均で1カ月につき5千614キロワット時削減され、電気料金の節約にもつながっています(上表)。
また、センター内には、人力発電などを体験できる省エネ体験コーナーを設けました。
◆PFI手法による新たなESCO事業に着手
市では、公共施設の省エネルギー対策をさらに進めていくため、PFI手法によるESCO事業の実施を計画しています。今年度は、第1処理場・東部下水処理場・教育センター・芸術文化センターを対象に準備調査を行います(2面に関連記事)。
※ESCO(Energy Service Company)事業 エネルギー改善に係る広範なサービスを一括して提供するとともに省エネ保証サービスを行う事業


■環境映画上映会

21世紀に生まれ育つ子どもたちのために
環境映画上映会「地球交響曲
(ガイアシンフォニー)第四番」

 市では、今起きている環境問題と地球環境の大切さを多くの方々に知ってもらうきっかけとして、環境映画を上映します。
地球環境問題が深刻化する中、21世紀に生まれ育つ子どもたちのために、私たちは何ができるのでしょうか。
この「地球交響曲」では、地球を大きな一つの生命体(ガイア)としてとらえ、それがもたらす自然をこよなく愛する人々の生き方、考え方を通して、地球の中での人類の役割、使命を伝えます。
▽6月28日(金)午後6時30分開場7時〜9時15分、三鷹駅前コミュニティセンターで。無料。
▼当日、午後5時30分から同センター地下1階大会議室前で整理券を配布します。先着120人。
環境対策課Tel.内線2523


■シリーズ「環境と私たちの暮らし」(1)

「地球温暖化って何?」

●地球温暖化は私たち自身の問題です
地球温暖化は、地表を取り巻く大気中で、二酸化炭素(CO2)やフロンガスといった地表の温度を保つ物質(温室効果ガス)が増え過ぎることによって起こります。中でも人間生活に由来するCO2の排出量増加が温暖化の主な原因であるといわれています。
例えば、私たちがテレビを見たり、お風呂に入ったり、車に乗ったりする時には必ずエネルギーを消費します。電気やガス・燃料といった身近なエネルギーを生産・使用するたびに、これまで大量のCO2が排出されてきました。近代化によって私たちの生活が便利になればなるほど、CO2の排出量は増えていったのです。
●次世代の子どもたちは大丈夫?
このままCO2排出量が増え続けると、50年後には地球全体で約3度気温が上昇することが予測されています。温暖化によって海面の上昇や異常気象、生態系の破壊などを引き起こす恐れがあります。
特に、多くの食料を輸入に頼る日本では、異常気象などによる農産物収穫高の影響を受けやすく、都市部では夏の猛暑や熱帯夜の増加など温暖化の二次的な影響も心配されます。
●私たちが今できること
市では、温暖化防止に向けた実行計画の中で、今後5年間で電気・燃料使用量をそれぞれ10%削減します。具体的には公共施設の省エネ事業や低公害車の導入を進めています。
また、CO2排出量の多い市内のごみ焼却は、焼却量の12%削減をめざしています。これには事業者だけでなく市民一人ひとりの協力が欠かせません。資源化によるごみの減量や分別の徹底など、ごみの出し方一つとってもCO2削減に大きな効果があることがわかります。
●基本はエネルギー使用のムダ、ムラを省く
日本は地球温暖化防止のための国際的な取り決めの中で、国内の温室効果ガス排出量の大幅な削減を約束しました。この削減目標を達成するためには、私たち一人ひとりの日常的な取り組みが不可欠です。
例えば、(1)エアコン・照明器具・テレビなどの節電や省エネに努める、(2)物を大事に使いリサイクルを心掛ける、(3)自動車の使用をできるだけ控える、など、生活の中でいかにエネルギーの無駄を抑えるかが重要だと言えます。
「温暖化とは何か」を知ることで、私たち一人ひとりが普段の生活をもう一度見つめ直すきっかけになることを願います。
※次回のテーマは「大気汚染」です。
環境対策課Tel.内線2523


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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