緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
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広報みたか2002年5月19日12面

■丸池とわくわく村と子どもたち

子どもたちが丸池をレポート 5月27日(月)〜31日(金)
市役所1階市民ホールで展示

 約30年ぶりの復活から2年がたった丸池の周辺で、中原小学校と東台小学校の子どもたちが植物や生き物の観察を行い、地域のみなさんにも協力してもらいながら、レポートをまとめました。4月20日・21日に新川中原コミュニティまつりで発表されたレポートは、子どもたちが丸池と向き合って、身近な自然を体験したものになりました。 
このレポートを、5月27日(月)〜31日(金)に市役所1階市民ホールで展示します。みなさんぜひご覧ください。
レポートは、中原小の3年生(現4年生)と東台小の3年生(現4年生)、5年生(現6年生)が作成しました。4月からの新しい学習指導要領で新設された、総合的な学習の時間へ試行的に取り組む中で、昨年の5月から地域の自然の素材を体験しながらまとめたものです。
中原小の3年生は、一人ひとりが思い思いに植物や昆虫など、丸池の周辺で出会った自然の絵を描きました。「アメンボは足の裏に油がついているので水に浮かぶことができる」など、自分達が大発見したことを一緒にメモしてあります。
東台小の3年生は、丸池の水温やそこに生息する植物や昆虫・魚などの生き物の様子を、四季を通して細かく観察し、その成果をパソコンによって、色とりどりの作品に仕上げました。
5年生は自分で決めたテーマを、地元のボランティア「わくわく村」の方たちや、学校のイントラネットを通じて、"地域の先生"であるメンターさんからのアドバイスを受けて深く掘りさげました。「こんなにすばらしい丸池のことをもっとみんなに知ってもらうには…」と、池の歴史・植物・生物などが紹介されたパンフレットの作成を計画したり、昨年10月に名前がついた「ぽっかりじま」について、「あの島に行ってみたいけど、橋をかけることもできないし、どうすれば行けるのかな…」と、島に行く方法を考えてみるなど、それぞれレポートとしてまとめあげました。これらのテーマについては、6年生になった今でも継続して研究しています。
村長の井上利明さんをはじめ、わくわく村のみなさんは、丸池に来る子どもたちのガイド役になったり、また時には学校に出向いて、昔の丸池や仙川の話などをしています。わくわく村の小野さんは「特に昔の遊びに子どもたちの興味が集まりますね。かつては深かった丸池で泳いだ話や仙川でのつりの話、寒い時田んぼに入って暖まる話などおもしろがって聞いてくれます」と語ってくれました。
この4月には丸池をのぞむ展望広場がオープンするなど、丸池の里全体の整備も進んできましたが「子どもたちが楽しめる場所をつくること、それが丸池の里をとりまく地域の考えであり、ここがこれからも子どもたちのよい遊び場で、自然観察の場であって欲しい」と話す小野さんは、もっともっと子どもたちが丸池に集まってくることを願っています。
丸池の里わくわく村(小野)Tel.03―3300―7552


■みたかジュニアオーケストラの長倉さん、ハワイへ

「手をつなごう!」 みたかジュニア・オーケストラの長倉さんがハワイ・ユース・シンフォニーと共演

みたかジュニア・オーケストラ(MJO)でコンサートマスターを務める長倉亜紗さん(明星学園中学校3年生)が4月14日、ハワイ・ユース・シンフォニーのスプリングコンサートに招かれてソリストとして演奏しました。
ハワイ・ユース・シンフォニーは、40年近くの歴史をもつハワイのジュニア・オーケストラ。メンバーは14〜18歳で、ハワイ中からオーディションで選ばれ、難易度の高い現代音楽などにも取り組んでいます。MJOとの交流は、一昨年から同シンフォニーのサマーキャンプにMJOの有志が参加し始めたのがきっかけ。今回のコンサートで、ユース・シンフォニーのコンサートマスターと長倉さんのバイオリン、アラスカのジュニア・オーケストラから招待されたフレンチホルン奏者の3人の共演が企画され、ハワイ大学名誉教授でもある作曲家のニール・マッカイさんがこのために書いたE Kui Lima! "Join Hands"(「手をつなごう」)が演奏されました。
音楽を通したこの青少年の交流イベントは地元で大いに注目され、長倉さんは地元の高校に招かれたり、新聞やテレビでも紹介される熱烈な歓迎ぶり。当日のコンサートには世界的な太鼓奏者のケニー・エンドウ氏も出演し、長倉さんたちも期待に応えて立派にソロをつとめ、会場の1千600人の歓声に包まれました。「演奏後、一般のお客さんが『良かったよ』とレイを掛けてくれたのがとても嬉しかったです。ハワイ・ユース・シンフォニーのみなさんとも仲良くなれたので、また一緒に演奏したいです」と、長倉さんは目を輝かせて語ってくれました。


■山本有三・戯曲の領域展

5月21日(火)〜7月14日(日)

 戯曲の時代だった20世紀前半には、戯曲集の刊行も盛んでした。山本有三の戯曲はよく上演され、そのような戯曲集により、よく読まれる文学でした。有三には、「穴」1911年(明治44年)以降、「生命の冠」「坂崎出羽守」「嬰児ごろし」「ウミヒコ・ヤマヒコ」「同志の人々」「女人哀詞」など23編の戯曲があります。
なかでも戊辰戦争に取材した最後の戯曲「米百俵」1943年(昭和18年)は、三鷹在住のころに書かれ、発表当時、反戦戯曲として目され、現在では困窮時を乗り切る教訓が再読されています。
有三は、戯曲ではさまざまな時代の史実や逸話から題材を取っていますが、歴史そのものに関心を向けているのではなく、例えば維新前後を繰り返し取り上げることにより、現代社会の始まりを注視しているのです。時代や社会を問い直すという意味において、彼の作品は時代ものも、歴史ものもつながっていると考えられます。そこにある平和や幸福への希求を読み取れば、そのまま今日の文学と受け取れます。
本展では、戯曲集ほか関連資料で往時を回顧し、有三文学と戯曲のさまざまな実態について考察していきます。
◆会場
三鷹市山本有三記念館(下連雀2―12―27Tel.42―6233)
◆開館時間
午前9時30分〜午後4時30分
◆休館日
月曜日(月曜が祝休日の場合は開館し、祝休日を除く翌日と翌々日を休館)。
※各企画展のパンフレットは500〜800円で発売中。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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