緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育 2008年8月17日1面

「夢がひろがりつながっていく学級」の完成に向けて
■東台小学校校舎を建て替えます

 学校は、子どもたちにとって一日の大半を過ごす学習・生活の場であり、一人ひとりの夢や希望の実現に向けて、豊かな教育環境を確保することが大切です。また、地域の交流拠点や防災拠点として、地域でのさまざまな活動に対応できる施設が求められています。東台小学校は、児童や教職員の安全性・快適性の向上を図り、校舎の耐震性を確保し地域防災拠点としての安全性を高めるために建て替えます。校舎の竣工は平成23年度で、「夢がひろがり つながっていく学校」の完成をめざします。今年度は、仮設校舎の整備や新校舎の設計業務を行います。

校舎建て替えが決まるまで

 市では、子どもたちの教育環境が「より安心して」「より安全に」「より快適に」という点から年次計画に基づき、学校施設の維持、保全をしてきました。特に耐震補強工事については、第3次基本計画の最重点施策に位置づけ、平成25年度までに全小・中学校の事業を完了する計画となっています。
 東台小学校は建築後35年を経過しているため、校舎の耐震改修工事を予定していましたが、児童の安全確保と学校生活への影響を最小限にするために、建替工事を行います。あわせて、校舎などのバリアフリー化、防災体制の確立など新たな時代の要請に応えた整備を行います。新校舎の建設は平成21年9月より着手し、平成23年8月に完成する予定です。
 なお、体育館については平成21年度に耐震補強工事を実施し、既存建物の耐震性を確保し、使用していきます。

東台小、学童保育所は仮設校舎へ、東台保育園も仮設園舎に移転

 地権者の方の格別のご理解ご協力により、学校近くの中原二丁目13番の生産緑地(面積約7200m2)をお借りし、平成20年5月より仮設校舎の建設に着手しています。東台小学校は、平成20年10月に仮設校舎へ移転し授業を開始する予定です。東台小学童保育所も校舎建て替えの期間は仮設校舎内に移転します。また、東台保育園についても、平成20年11月から東台小学校の仮設校舎の敷地内に建設する仮設園舎に移転します。

夢のある新校舎の建設に向けて

 東台小学校では、昨年12月から新校舎建設へ向けて児童によるワークショップの取り組みを行いました(写真)。新校舎のプラン作成にあたっては、今年2月に「三鷹市立東台小学校校舎建替検討委員会」を設置しました。学校運営協議会委員、PTA役員、地域団体代表、東台小学校長のみなさんに、検討委員として参加していただきました。
 検討委員会では、委員による新校舎への夢・プラン・思いの意見交換、コンセプトの検討、配置図・平面図の検討、三鷹市立高山小学校の視察などを行いました。
 検討委員会の検討経過を踏まえ、5月18日に東台小学校保護者および近隣住民のみなさんを対象に「東台小学校新校舎プラン説明会」を開催し、建替計画基本コンセプトや新校舎配置計画について説明しました(東台小学校新校舎イメージ図参照)。
 市では、子どもたちの思いや検討委員会から提出された報告書の内容、新校舎プラン説明会に参加していただいたみなさんのご意見を、新校舎の実施設計に反映させ、「夢がひろがり つながっていく学校」の完成をめざします(校舎建て替えスケジュール参照)。

→総務課TEL内線3223
→公共施設課TEL内線2963

●校舎建て替えスケジュール

※スケジュールはPDFをご覧ください。

新校舎プランの主な特徴

●地域との調和を図るため、4階建てから3階建てへ
●シンボルツリーである、くすの木を残して有効活用した建物の配置
●保護者の参画、地域への開放を充実させるゾーンとして、PTA室、スクールサポーター室、郷土資料室、学校図書館、地域団体用倉庫を設置
●普通教室と廊下の間に多様な学習形態に対応できるオープンスペースを設置
●校庭の芝生化・ビオトープの設置

※詳細はPDFをご覧ください。


三鷹市教育ビジョンについて
■教育委員会委員 秋山 千枝子コラム

 三鷹市教育ビジョンが策定されて2年がたちました。教育ビジョンは、(1)安心と信頼のある学校、(2)地域と共に創る学校、(3)自律した学校、(4)情報共有のためのモニタリングシステムの四つの柱からできています。(1)は小・中一貫教育と、家庭、保健センターや保育園・幼稚園など関係機関との連携を深め、0歳から15歳までを連続して見守ることで、安心と信頼が得られる縦の連携です。(2)はコミュニティ・スクールを基盤とした学校運営協議会や地域の関係諸機関の方々と、子どもたちを地域で共に見守るという横の連携です。(3)は学校自体が自律と責任を有するためにあり、(4)は情報を活用しつつ、(1)(2)(3)がうまく活用されているかの検証を担っています。教育ビジョンはこのように縦の糸と横の糸で構成されています。すなわち、この縦横の考え方によって、子どもたちは就学している期間だけでなく、また校内にいるときだけでもなく地域全体で守られ、学校は自ら特色ある活動を積極的に実践する中で、三鷹の子どもたちの人間力、社会力の育成をめざす教育の責任を持つことになります。

 私は、教育ビジョンが議論されているときに、この発想はすばらしいと思いました。なぜなら、個々人の在り様にも当てはめることができ、それは、「自分自身が学ぶと共に、自分を取り巻いている縦横の関係が円滑に営まれているかどうかをみつめる」ということになるからです。また、家庭や職場、各組織も同様であり、社会全体に通じる発想だと思います。私たちは、さまざまな縦横の関係を保つ過程で、時にはつまずき、方向性を見失いそうになることがあるかもしれません。そのような時には、相談でき、話し合い、解決していくシステムがしっかりと保障されていることが大切になります。三鷹市教育ビジョンが、多くの人に広く理解され、三鷹市の教育が着実に歩んでいけるよう教育委員として努力をしていきたいと思います。

※詳細はPDFをご覧ください。


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