緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育 2007年11月25日2面

■第10回中学生意見発表会

第10回 中学生意見発表会開催される

 中学生が体験したこと、学んだこと、中学生から見た大人の姿、地域社会のことなどを自由に発表することを通して、保護者、地域および警察などの関係者が中学生に対する理解や認識を深める機会として、毎年中学生意見発表会が、三鷹市、三鷹警察署、三鷹市教育委員会の主催で行われています。

今年度は、10月27日に三鷹市市民協働センターで、三鷹市長をはじめ多くの関係者が出席する中、開催されました。

意見発表者とテーマは次のとおりです。

 意見発表後には、寺木教育委員会委員長から発表者一人ひとりに対する心温まる講評をいただき、閉会しました。

[問]生涯学習課TEL内線3313
指導室TEL内線3243

※詳細はPDFをご覧ください。


■教育委員会表彰おめでとうございます


平成19年11月2日に教育委員会表彰式を開催しました。芸術文化・スポーツ活動を通じて、長年にわたり市の教育の振興に大きな功績があった次のみなさんに感謝状を贈呈しました。

【団体】
  三鷹現代日本舞踊連盟[代表:林玉江]、藤間寿井扇社中(日本舞踊)[代表:藤間寿井扇]、花柳和寿美社中(日本舞踊)[代表:花柳和寿美]

【個人】
山田伯峯(三鷹市吟詠連盟理事長)、諸永澄子(三鷹市華道連盟理事)、杉本安子(三鷹市美術連盟会計)、宗像雅輔(三鷹市野球連盟理事)、高橋正輝(三鷹市柔道連盟副理事長)、田代充(三鷹市ソフトボール連盟審判部顧問)[敬称略]

[問]総務課TEL内線3214

※詳細はPDFをご覧ください。


■コラム平均点に振り回されないで

伊藤 説朗
日本教育大学院大学教授、東京学芸大学名誉教授。専門は数学教育学で教育学博士。現在、新算数教育研究会会長。にしみたか学園コミュニティ・スクール委員会会長。代表的な著書は「数学教育における構成的方法に関する研究」(明治図書、1993年)

 学力は低下したのか、あるいは、していなのか。学力テストの点数を十年前と比べて何ポイント下がっている、などとさも大変なことが起こったように論評される。これは集団の平均点のことである。一体、平均点というのは誰の学力のことだろうか。

  平均値(相加平均)はその集団の特徴を表す代表値の一つである。しかし、平均値が仮に同じであっても、その集団が同じというわけではない。例えば、次の3つの得点分布図はどれも平均が同じである。(1)のような分布であれば、その平均値は大部分の子供がその値に近い得点であり、その集団の代表値というのにふさわしい。望ましい健全な分布状態といえよう。しかし、(2)のように、いわゆる二山になっているとすると、特に平均値より低い方の山になっている相当数の子供たちは達成すべき目標に到達していないことを表している。これは大問題である。また、(3)のようであると、集団内での散らばり(標準偏差)が大きく、平均値よりかなり低いところにも多数の子供たちがおり、同様に平均値よりかなり高いところにも相当数の子供たちがいる。

 このことからも分かるように、平均だけを見ているのでは、その集団の本当の様子を見損なう可能性が大である。少なくとも標準偏差と組み合わせて見る必要がある。

 個人の成績を見る場合。例えば、国語と算数のテストで、平均点がどちらも七十点であったとしよう。しかし、それぞれの標準偏差は国語が十六点で、算数は二十六点であったとしよう。このとき、国語で七十八点の人の位置と算数で八十三点の人の位置が同じになる。ともに、[平均+標準偏差の二分の一]だから、それより上位の人の人数が同じである。つまり、平均より何点高いか(あるいは低いか)というだけでは、その得点の本当の意味が分からない。

  集団の特徴を見る場合。平均点よりも大切なのは、その集団における得点の散らばり状態である。それぞれの得点(例えば、七十点から八十点まで)に何人いるか。平均からかなり低いところに何人いるか、といったことについて分析することが肝要だからである。そうすることで集団の平均値に振り回されるのを防ぎ、その集団の特色を的確に把握することが可能になる。

 学力調査は、子供一人ひとりの学習状況等をきめ細かく把握し、教育施策や指導の改善につなげるという本来の目的を忘れてはならない。

※詳細はPDFをご覧ください。


■教育委員の主な活動

 教育委員会は、毎月原則第一金曜日に定例会、そのほか必要に応じて臨時会を開催しています。平成19年度上半期の会議では、当該年度の基本方針と事業計画や三鷹市教育支援プラン(三鷹市特別支援教育推進計画)などの議案を審議し、決定を行いました。

 教育委員は、会議での活動のほかにも、学校訪問や都内教育委員会相互の連絡会出席などの活動を行い、学校の状況や教育行政をめぐる諸課題の把握に努めています。

 会議の開催予定、審議案件や会議録は、市ホームページに掲載していますので、ご活用ください。

平成19年度上半期の主な審議案件と活動

4月
○公民館運営審議会委員の委嘱
○平成19年度基本方針と事業計画の承認 
●東京都教育施策連絡会出席

5月
○社会教育委員の委嘱
○スポーツ振興審議会委員・図書館協議会委員の任命
●全国・関東地区都市教育長協議会総会出席
●関東甲信静・東京都市町村教育委員会連合会総会出席
●学校訪問(第六中)

6月
○三鷹市教育支援プラン
○社会教育委員・公民館運営審議会委員の委嘱
○図書館協議会委員の任命
●児童館・学童保育所訪問(西児童館・二小学童保育所)

7月
○学校運営協議会を設置する学校の指定
●東京都市教育長会研修会出席

8月
○三鷹市公立学校の管理運営に関する規則の一部改正
●東京都市町村教育委員会連合会常任理事会出席

9月
○学校運営協議会を設置する学校の指定

10月
○委員長選挙
○委員長職務代理者の指定
○図書館の管理運営に関する規則の一部改正
●東京都市町村教育委員会連合会第4ブロック研修会
●学校・学童保育所訪問(第七小・北野小・北野小学童保育所)
●中学生意見発表会


■寺木幸子氏、鈴木典比古氏が教育委員会委員に就任、新委員長に寺木氏を選任

 平成19年10月1日、寺木幸子氏と鈴木典比古氏が三鷹市教育委員会委員に就任しました。寺木委員は2期目、鈴木委員は初めての委員就任となります。任期は4年間です。

  また、平成19年10月3日、教育委員会定例会において、委員長に寺木委員を選任しました。委員長の任期は、平成19年10月3日から1年間です。

寺木委員長 略歴
  昭和52年3月女子美術短期大学服飾専修デザインコース卒業。昭和55年4月染織工房ひつじ設立。平成15年4月より同9月まで三鷹市立第三中学校PTA会長、平成15年5月より同9月まで三鷹市公立学校PTA連合会会計。平成15年10月より三鷹市教育委員会委員。平成16年10月より三鷹市教育委員会委員長職務代理者。現在、三鷹市青少年問題協議会委員も務める。

鈴木委員 略歴
  昭和43年3月一橋大学経済学部卒業。昭和47年3月同大学大学院経済学研究科修士課程修了。昭和53年3月インディアナ大学経営大学院博士課程修了。国際基督教大学教養学部教授、同大学国際関係学科長、同大学学務副学長を歴任し、平成16年4月同大学学長。平成12年4月より平成18年8月まで三鷹市特別職報酬等審議会委員。

[問]総務課TEL内線3213

※詳細はPDFをご覧ください。


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