緑と水の公園都市 三鷹市
このページはみたかの教育のバックナンバーです。
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みたかの教育 2007年8月19日1面

■「地域子どもクラブ」を全市立小学校で実施

「地域子どもクラブ」を全市立小学校で実施

 市では、子どもたちが放課後、安全で安心して過ごせる居場所として、全市立小学校15校を拠点に「地域子どもクラブ」事業に取り組んでいます。
 「地域子どもクラブ」(左表参照)は、保護者や地域のみなさんで組織される「地域子どもクラブ実施委員会」によって企画・運営され、各校で放課後の校庭開放や、地域の特性や人材を活かした文化・スポーツのさまざまな体験プログラムなどを実施しています。
地域のみなさんが子どもたちと一緒に参加できる活動やイベントもありますので、ぜひご参加ください。   各クラブの紹介や活動予定・実績などを「三鷹市ホームページ」[HP]https://www.city.mitaka.lg.jp/(市民向け→各課のページ→教育委員会→生涯学習課→三鷹市地域子どもクラブ)に掲載していますので、ぜひご覧ください。
→生涯学習課TEL内線3312

一小スマイルクラブ(第一小学校)
PTAが中心となって企画・運営しています。市内の公立小学校で児童数がいちばん多い一小は、スマイルクラブにいつもたくさんの子どもたちが集まります。

二小桜子ども広場(第二小学校)
放課後のひとときを自由に過ごせる「子ども広場」事業を行っています。子どもたちの自由な遊びを応援したいと集まったスタッフのもと、学校施設を開放しています。地域の人々との交流も盛んです。

三小わいわい広場(第三小学校)
平日の放課後、毎日4時半まで校庭と多目的室を自由遊びの場に開放しています。体験活動は、書道、料理、ビーズ、折り紙、Newスポーツ、バルーンアート、ダンス、お話の会などを実施。

きらめきクラブ (第四小学校)
NPO法人「夢育支援ネットワーク」と連携し、保護者だけでなく多くの地域の方がクラブの指導者としてとても熱心に協力しています。

五小子ども広場(第五小学校)
校庭開放では遊びのお兄さんもいます。人気の教室のほか、「おやじの会」による楽しいイベントなどをやっています。

虹色キッズクラブ(第六小学校)
毎日の校庭開放と習字教室、キッズテニス、キッズダンス、スクイークなどの体験学習をしています。

あそびバナナ(第七小学校)
「あそび場+(プラス)七小」を意味する「あそびバナナ」というネーミングは子どもたちからの公募で決定。「大人も子どもも一緒に楽しんじゃおう」の精神で、アイデアいっぱいの活動をしています。

大沢けやきっず(大沢台小学校)
校庭や体育館、図書館の開放のほかに、月1回の楽しい体験活動を実施。工作教室、シャボン玉教室…毎回地域のみなさんの協力で趣向を凝らした企画を実施しています。

高山ふれあい広場(高山小学校)
スポーツ系、文科系のクラブ、地域団体やPTAの主宰するクラブなど、たくさんの充実したクラブを実施しています。

みなみっ子広場(南浦小学校)
PTAが地域スタッフと協力し、放課後の自由遊びの場として、校舎1階のみなみっ子教室や校庭をほぼ毎日開放。学び・体験の場として、しゃぼん玉作りやスクイーク、ドッジビーなどを実施。

中原はちのすけクラブ(中原小学校)
さまざまな事業を実施しています。「やってみ隊」「アニマシオン」って何だろう? ホームページを見てみてね。

北野クラブ(北野小学校)
体を動かしたり、昔遊びを体験したり、「元気になれる」事業をしています。昨年は早稲田大学ラグビー部指導のラグビー教室などを実施しました。

井口フレンド(井口小学校)
校庭開放中心に、一輪車教室やパステル教室、水遊びなどで子どもたちと遊んで、はや4年目になりました。たくさんの保護者の協力で運営されています。

東台くすのきっず(東台小学校)
フリースペースで自由な遊びもできたり、みんなでわいわい楽しい事業や、さまざまな体験教室がたくさん。親子参加のプログラムや「くすのきっずまつり」も大盛況です。

羽沢るんるん(羽沢小学校)
るんるん教室(教室開放)と校庭開放を実施しています。6月のるんるん教室では、七夕飾りなどを作りました。

※詳細はPDFをご覧ください。


■みたかの遺跡展2007
野川が映した三万年−旧石器時代のくらしを探る−

 埋蔵文化財展示会が、市民サロンで今年も行われます。今回は、野川流域の旧石器時代に焦点をあて、三万年前の人々のくらしを探ります。
 湧水と自然環境に恵まれた野川の岸辺は、旧石器時代の遺跡の密集地帯として、全国的にも知られた存在です。野川という川ができた三万年前以降、その水面には人々のくらしがずっと映され続けてきたはずです。
展示は、四つのトピックスにより、当時のくらしを描き出します。

■ローム層と旧石器の探求 「野川遺跡の発掘」「岩宿遺跡と熊ノ郷遺跡」など、日本初の旧石器遺跡になりそこなったエピソードも含め、日本の旧石器時代研究において、野川流域遺跡群が果たしつづけている研究史について

■石斧とかわらの石 「野川はどうしてできたのか?」「川筋はなぜ変わるのか?」など、野川の流れの変化に伴う、川の利用の仕方の違いについて

■狩りの道具 「石の槍の威力」「狩りの獲物」「より遠くの獲物を狙うための投槍器」など、移動生活の中で行われた、狩りの工夫や知恵について

■持ち運ばれる石器 「石のふるさと」「ウリふたつの石器」など、三鷹市の異なる遺跡から発見されたウリふたつの石器から、旧石器人の移動の足取りを実証する試みについて
今回の展示会は、三鷹市大沢・調布市富士見町にまたがる位置にある、明治大学校地内の発掘調査を契機とするもので、三鷹市教育委員会、調布市教育委員会、明治大学校地内遺跡調査団の三者主催事業として行います。調布市での巡回展示も10月から行われます。

 また、8月25日(土)に親子石器作りを行います。夏休みの自由研究にも最適です。くわしくは左記の問い合わせ先までご連絡ください。

みたかの遺跡展 2007
期間/平成19年8月20日(月)〜9月6日(木)(9月2日(日)を除く)
午前9時〜午後4時30分
会場/市役所2階市民サロン
問い合わせ/生涯学習課
TEL内線3315

講演会 (入場無料)
「武蔵野台地から日本人の起源を探る」

日時/平成19年9月1日(土)午後2時から
会場/教育センター3階大研修室
講師/小田静夫さん(東京大学総合研究博物館協力研究員) 
直接会場へ。先着70人。
問い合わせ/生涯学習課
TEL内線3315

※詳細はPDFをご覧ください。


■教育長コラム

地域ぐるみで子どもを育てる
教育長 貝ノ瀬 滋

 八月一日、京都市において「小中一貫教育全国サミット二〇〇七イン京都」が開催され、私はシンポジストとして発言の機会を得ました。

  そこでは、子どもたちの学びと育ちの充実や現在の義務教育が抱えるさまざまな課題の克服に向け、地域ぐるみで学校を支え、子どもを育てることの重要性について力説してきました。

  当日は、山谷えり子氏(内閣総理大臣補佐官)、川勝平太氏(静岡文化芸術大学学長)、布村幸彦氏(文部科学省大臣官房審議官)、門川大作氏(京都市教育長)の五人がメンバーで、活発なやりとりが交わされました。

  社会や経済の改革は必要であり、教育の世界においても市場経済から学ぶことが多くあります。しかし、私は、現在の教育改革の主流である市場経済の論理を教育に貫徹しようとする考え方に対し、もっと慎重であるべきだとお話しました。人間を育て、心を育てるのが教育の仕事です。

  何でもかんでも経済の論理で解決しようというのは無理があります。今、教育改革といいながら、いたずらに競争心をあおり、数値で表されるマス化された学習の結果だけで子どもを追いつめていないでしょうか。

  一人ひとりの子どもをていねいに見取り、励まし、将来にわたって「自ら学ぶ力」を着実に育てていくことが何よりも大切です。

  そのような基本的な考え方を押さえてこそ、義務教育の質を保証する実効性のある小中一貫教育が達成されると考えるのです。

  以上のような考え方は、京都市の門川教育長も明確に賛意を示され、同じ歩みで進めていくことが確認されました。

  現在、第三の教育改革といわれ、国はもとより、全国でさまざまな取り組みがなされています。

  私は、地域ぐるみで子どもを育てる、ということは、地域のことはその地域で決める、ことであり、市民の地域主権の意識をさらに高めることになるのだと思います。

  当事者意識をもつ市民のみなさんとの協働による教育改革こそが、真に教育や学校の質を高めていくことになるのだと信じています。

※詳細はPDFをご覧ください。


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