緑と水の公園都市 三鷹市
このページはみたかの教育のバックナンバーです。
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みたかの教育 2007年4月15日1面

■平成19年度教育委員会の基本方針

 2月に開催された教育委員会臨時会で、平成19年度基本方針を決定しました。この基本方針に基づき、いきいきと子どもが輝く教育・子育て支援のまちづくり、創造性と豊かさをひろげる生涯学習・文化のまちづくりを基本目標として、学校教育および生涯学習を推進していきます(本年度の主要施策は2面に掲載)。
以下は基本方針の抜粋です。全文は、市のホームページに掲載するほか、総務課(教育センター1階)でも閲覧できます。
→総務課TEL内線3213

学校教育の指導目標
「豊かな心をもち、心身ともに健康で、たくましく生きる『人間力』と『社会力』のある児童・生徒の育成」

[めざす子ども像]
●自分を愛し、他人を愛せる人
●基礎的な学力が備わっているうえ、自ら積極的に学び続ける意欲を持っている人
●よいこと、悪いことの判断ができ、自ら主体的に考え、判断し、行動し、そして責任を負える人
●さまざまな人と適切なコミュニケーションを取ることができる人
●地域社会、ひいてはより広い社会、国際社会の一員としての自覚をもち、社会をよくするために、積極的に行動することができる人

学校教育の基本方針
1  安心と信頼のある学校……ゼロ歳から15歳までの「連携教育」を確立して、三鷹市民が安心して子どもを育てられる信頼のある教育環境をつくります。
(1)人権教育の推進
(2)児童・生徒の健全育成の推進
(3)多様な学習機会の提供
(4)さまざまな子どもの状況に応じた教育支援
(5)幼稚園・保育園と小学校との連携
(6)小・中一貫教育校の全市展開
(7)地域諸団体と連携した安全対策

2 自律した学校……教育委員会のあり方を見直し、学校のことは学校で責任をもって決められるよう、自律と責任のある学校をつくります。
(1)校長の学校経営ビジョンに基づく特色ある学校づくり
(2)教員のキャリア支援と研修プログラム
(3)三鷹市にふさわしい教員の配置

3 地域と共に創る学校……魅力ある学校を地域と共に創ることにより、地域力(=ソーシャルキャピタル)を高めるとともに、学校を核としたコミュニティづくりを進めます。
(1)「コミュニティ・スクール」制度の導入
(2)地域の参加による学校の共創
(3)NPO・企業・大学・研究機関などとの連携
(4)地域社会の拠点としての学校づくりの推進

4 情報共有のためのモニタリング(計画・実施・点検・改善)システム……学校経営を効果的に実施し、学校についての情報共有を促進するためのモニタリングシステムを構築し、活用することにより、すべての学校で質の高い教育サービスが行われるように支援します。

生涯学習の推進目標
「いつでも、どこでも、だれでも、そしていつまでも」
学ぶことができる生涯学習社会の構築

 教育委員会は、生涯学習の推進目標を実現するために、次の五つ基本方針のもとに、市民の自主的な学習・芸術・文化・スポーツ活動の振興を図り、生涯学習環境の整備、充実を推進します。

生涯学習の基本方針

1 生涯学習社会の実現に向けた「みたか生涯学習プラン2010」の推進
2 市民の多種多様なニーズにこたえる地域に開かれた学習活動の推進
3 市民生活に密着した図書館活動の推進
4 生涯にわたり親しむことができる豊かなスポーツライフの推進
5 児童青少年の健全育成の推進

※詳細はPDFをご覧ください。


■1人ひとりを大事にする教育

教育委員会委員長 廣瀬正宜

  春、卒業式・入学式の季節です。今年も市内の幼稚園や小・中学校の卒業式では、一人ひとりの児童・生徒の名前が呼ばれて、一人ひとり校長先生から卒業証書が渡されました。この、今では当たり前のことが、私が育った頃は行われていませんでした。当時は生徒の人数が多かったからかもしれませんが、一人ひとりの名前が呼ばれた後、総代が卒業証書を受け取り、式後に教室で担任の先生から渡されたものです。今の手間ひまかかるやり方に比べ、能率的ではありますが十把一絡げの印象は拭えません。ここには大きな考え方の違いがあります。今は生徒一人ひとりに対してそれぞれの顔を見て大事に育てているということを象徴的に表していると思います。

  私たちは、一人ひとり体格も能力もさまざまです。文章を書くのが得意な人もいれば、算数・数学が得意な人もいます。語学が得意な人、音楽・図画・工作が得意な人もいます。何かをするのにすぐできる子もいれば、時間のかかる子もいます。外向的な子もいれば、内向的な子もいます。皆がすべて同じようにできるわけではなく、それぞれ得手不得手があることは子ども達がよく知っています。そういった個々の特徴を認め合って、それぞれのよいところを伸ばしていく、そういう積極的な、ささえ合う環境の中でこそよい教育が行われるのだと思います。

  個々を大事にするといっても、それぞれの勝手気ままに育てるということではありません。自ずと秩序が必要で、傍若無人の振舞いは許されません。お互いの存在を尊重しなければ自分の自由も成り立たないからです。学校は社会性をきちんと身につける場でもあります。それには、家庭のしつけ、地域のしつけも必要です。まさに教育は家庭・学校・地域の連携によってうまく行われるものだと思います。

  今年、三鷹の教育は、小・中一貫教育校が二年目を迎えるとともに、一人ひとりのニーズに応える教育支援が推進されるなど、ますます充実したものとなることが期待されます。

※詳細はPDFをご覧ください。


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