緑と水の公園都市 三鷹市
このページはみたかの教育のバックナンバーです。
応募・募集・申込期限が終了している場合がありますのでご注意ください。

みたかの教育 2006年8月20日4面

■「総合教育相談窓口」を開設しました

三鷹市教育センター2階で、ワンストップサービス

最近の子どもをめぐる問題は多様化し、不登校、学校不適応、発達上の課題、学校での人間関係、家庭の問題、学習上の悩みなどが複雑に絡んでいる場合が多くなっています。
そこで、教育委員会では、さまざまな相談に迅速かつ丁寧に対応し、相談者の要望により適切に応えていくために、子どもの教育に関する相談事業を一つにまとめ、7月3日に、三鷹市教育センター2階に「総合教育相談窓口」を開設しました。
 「総合教育相談窓口」にご相談においでになった方には、相談の受付から問題の解決まで、相談者一人ひとりに担当者が寄り添いながら相談や支援を行います。相談内容は、一人ひとりのお子さんの学校教育や家庭での悩みや、就学に関する相談となりますが、関連する福祉、保健、医療に関わる相談についても、相談者のご要望を伺い、それぞれの専門部署から相談担当者に「総合教育相談窓口」に来てもらい対応することができるようにしました。このことによって、これまでのように複数の相談機関に足を運ぶことなく、安心して、お気軽に相談していただけるようになりました。

相談内容

電話相談以外は事前予約制TEL内線3291です。
●教育相談…お子さんに関するさまざまな相談にお答えします。専門のスタッフが相談者とともに考えていきます。
●就学相談…心身障がい学級への転入学や通級指導学級への通級などお子さんの就学や進学の相談に応じます。
●福祉、保健、医療相談…ご希望により、それぞれの部署から相談担当者が「総合教育相談窓口」に来て相談に応じます。
●電話相談…総合教育相談窓口においでになれない方は、電話による相談も受け付けています。
電話番号TEL47-0110(教育110番)
→総合教育相談窓口TEL内線3291

※詳細はPDFをご覧ください。


■コラム食育を考える 家庭における食育のすすめ

服部 幸應
学校法人服部学園
服部栄養専門学校理事長・校長
医学博士
内閣府「食育推進会議」「食育推進基本計画検討会」委員

昨年の7月から「食育基本法」が施行されました。今年3月末には「食育推進計画」が完成し、平成18〜22年までの五カ年計画で動き出しました。

 「食育」とは人生の中でいかに健康に過ごすかがテーマです。そして、食育推進計画に基づいて、広く国民に参加してもらうことが大切なのです。その中でも特に子供の頃からの生活習慣が大切になります。

 そこでまず、家庭では、家族ができるだけ同じ食卓を囲むことから始めましょう。一年365日あるなかで、三度の食事を合わせて1095回は親子が接する機会があります。昔は年間1095回中、700〜800回はそういう機会を持っていました。しかし今は300回以下、昔の半分にもなりません。それでは躾の機会を逃してしまうのです。ある家庭では、なんと50回しか親子で食事をしてなかったのです。それもテレビをつけながら食事をしていました。欧米では、食事の時間が人物を創ると言われ、テレビは内容によってはつけないようにしています。話題が健全ではないものが多いからです。まず大切な事は、「早寝・早起き・朝ごはん」の習慣づくりであり、また三度の食事は親子でテーブルを囲むことで、今日あった出来事を話したり、作ったものを子供が食べるのを親が見ることによって、子供の好き嫌いや躾などが養われていくのです。子供はマナーやルールを身につけることが大切なのに、教える事の出来る親が少なくなりました。何が良くて、悪いのか、その判断も食卓で学べることが沢山あるはずです。

 ところがダイエットさせたり、子供一人で食事をする「孤食」や親子一緒に食事しているのに、お父さんがカレーライス、お母さんがスパゲッティー、子供がピザを食べるなどの「個食」など、家族好き勝手に食べる食卓だとどうなるでしょうか。子供はわがままになり、協調性がなくなり、自分の好きなものしか食べないから、人から注意をされると、やがてはムカついて、切れる子になるのです。実は0歳〜3歳までは親子のスキンシップ、3歳〜8歳までは人格形成の大切な期間で、この時に食卓で創られるのです。例えば、煮物の中にじゃがいも、玉ねぎ、ごぼう、れんこん、にんじんがあった場合、子供と同じものを食べている親は、この子はじゃがいもが好きで、にんじんは食べないとかがわかりキチンと指導できるわけです。昔の親は「だめでしょ、にんじんを食べないと」それでも食べなければ、にんじんをすってあげてハンバーグに入れてあげるとか、ジュースに合わせるとかしましたね。この一手間、二手間かけながら、子供を観察しながら得た情報をもとに、子供に食べさせようという行動が双方の愛情で育まれるのです。この行動が一番大切なのです。「嫌いならばいいよ、別に食べなくて」と好きなものさえを食べれば、やがて、わがままをつくる源になるのです。

 お里が知れるという言葉があるように、子供のしぐさは親のしぐさです。親の背中を見て子供は成長するわけですから、すべての原点は家庭にあるのに放棄してはいけません。まず食生活を見直し、家族で食卓を囲むことを始めましょう。それが家庭における食育の第一歩です。

※詳細はPDFをご覧ください。


■みたかの縄文遺跡展2006 「縄文」を見る・測る・作る

〜縄文人のモノづくりを探る〜

昨年の特別展示会に引き続き、今年も夏休みに「みたかの縄文遺跡展2006」を開催します。今回のテーマは、縄文人のモノづくりです。
市内の遺跡で出土した縄文土器、石器、土偶、アクセサリーなど縄文人が作ったモノを中心に、製作技術の高さや優れたデザインを紹介し、次の3つのサブテーマから縄文人のモノづくりの感性にせまります。いろいろと展示方法を駆使して、会場の市民サロンならではの展示でみなさんをお迎えします。
 「見る」コーナーでは、素材となる粘土の中に金雲母が含まれキラキラ輝いている土器を顕微鏡で覗いたり、土偶の顔に2方向から照明を当てて表情の変化を見たりします。縄文人の造型センスを実感できるかもしれません。
「測る」コーナーでは、縄文時代を通して活躍した弓矢の一部である石鏃(やじり)や打製、磨製の斧についての重さや形状を「測る」ことで見えてくる性能や使い方を探ります。また、縄文土器にはいったいどのくらいの量が入るのでしょうか。各々の土器の容量が一見してわかるように展示しました。
 「作る」のコーナーでは、先日、展示会に先行して行われたイベント「入門・親子で楽しむ縄文土器づくり」に参加した一般の方々の作品を展示します。現代人の力作と生きるための縄文人の作とはどこが違うのでしょうか?また、東京都埋蔵文化財センターの特別品も登場します。
ほかにも市内の遺跡で発見された縄文時代の出土品をたくさん展示しています。前回の展示会で愛称募集をした「ドグミーちゃん」(上図)と遺跡調査会のホームページでおなじみの「ねこどびん」(下絵)も会場でお待ちしています。
夏休みの自由研究に役立つかもしれません。ご家族、お友だちと、ぜひお出かけください。

会場/市民センター2階市民サロン・1階ロビー(一部)
期間/平成18年8月21日(月)〜9月7日(木)(土・日曜日も開催)
時間/午前9時〜午後4時30分
入場/無料(当日直接会場へお越しください)
主催/三鷹市・三鷹市教育委員会・三鷹市遺跡調査会
お問い合わせ/生涯学習課 TEL内線3315

※詳細はPDFをご覧ください。


■土曜日の校庭を自由開放!

 土曜日の午前9時から正午まで、市内の公立小学校15校の校庭を、子どもたちが安心してのびのびと遊べる場として開放しています。(団体使用は不可。また、祝日、夏休みなどの学校長期休業期間と学校行事のある日などは除く。11月から3月までは午前11時30分まで)
対象は、小・中学生と保護者のつきそいのある幼児です。
→生涯学習課TEL内線3312

※詳細はPDFをご覧ください。


■三鷹市中学生海外派遣研修団帰国

14人の中学生と団長・副団長からなる三鷹市中学生海外派遣研修団が、7月25日(火)から8月4日(金)の11日間にわたるニュージーランドでの海外派遣研修を終え、元気に帰国しました。
派遣生は、クライストチャーチでホームステイをしながら、ミドルトン・グランジ・スクールへ体験入学しました。現地の生徒との交流授業では、日本の文化を紹介したり、ニュージーランドのマオリ文化を学習したりし、お互いの国の理解を深めました。
また、派遣生は、一人ひとりが課題を設定し、ニュージーランドの研究はもちろんのこと、日本を見つめなおし、国際的な視野と豊かな人間性をはぐくむことができました。
8月24日(木)には三鷹市教育センターで帰国報告会を行うとともに、2学期には各校でも帰国の報告などを行います。
→指導室TEL内線3243

■派遣団員
団長(六中校長)橋本正則、副団長(二中教諭)富永裕子、一中・中野茜(2年)、上妻舜(2年)、二中・渡辺賢斗(3年)、治武結(2年)、三中・森瑞晶(3年)、赤堀小夜子(2年)、四中・佐久間三春(2年)、永原雄太(2年)、五中・藤田てるみ(2年)、村越優美(2年)、六中・佐藤もも子(3年)、内藤真喜(2年)、七中・立石大知(3年)、中矢拓(3年)


▲ページのトップへ

目次ページに戻る

トップページへ戻る


三鷹市役所 〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号 電話:0422-45-1151(代表) 市役所へのアクセス

開庁時間:月曜〜金曜日の午前8時30分〜午後5時(祝日、12月29日〜1月3日を除く)