緑と水の公園都市 三鷹市
このページはみたかの教育のバックナンバーです。
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みたかの教育 2005年10月16日2面

■小・中一貫教育校開設に関する実施方策(案)

(1面の続き)

  3 コミュニティスクールについて
(1) 第二中学校区の小・中一貫教育校において、学校と保護者・地域のつながりをより一層深め、地域住民等が学校運営に参画する仕組みを構築します。

1) 平成18年度に、現在3校に設置されている「学校運営連絡会」について、その機能をより拡充した組織に改編するとともに、3校の「学校運営連絡会」が連携して、小・中一貫教育校としての学園運営を円滑に推進するため、連絡調整機関としての「コミュニティスクール委員会」を設置します。
2) 平成19年度以降には、「学校運営連絡会」よりもさらに権限をもった協議機関として、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づく「学校運営協議会」を3校それぞれに設置します。また、3校の「学校運営協議会」が連携して、小・中一貫教育校としての学園運営を円滑に推進するため、協議機関としての「コミュニティスクール委員会」を設置します。

(2) 教育活動をより一層充実させるため、第二中学校区を単位として、保護者、地域住民等から教育ボランティア=サポート隊を募集します。このサポート隊の内容には、ゲストティーチャー、学習アシスタント、施設メンテナー、環境サポーターなどがあります。「コミュニティスクール委員会」の中に設置する「コーディネート部会」は3校の副校長やコーディネーターと連携して、サポート隊の募集、スケジュール調整、施設の予約や講師依頼などの役割を担います。

(3) 学校と家庭・地域との情報交流を密にし、意思疎通を図っていくために、地域イントラネット(地域内限定コンピュータ通信網)が有する双方向性を最大限活用します。3校で一つの地域イントラネットを構成し、サポート隊の募集や学校評価におけるアンケート調査などに活用していきます。
→指導室TEL内線3245


■三鷹市教育ビジョン策定助言者会議

 今年度、三鷹市教育委員会では、「三鷹市教育ビジョン(仮称)」を策定します。策定にあたって4人の学識経験者から提言をいただくため、「三鷹市教育ビジョン策定助言者会議」を設置して、4月から9月までに6回の会議が開催され、白熱した議論が行われてきました。現在、中間まとめを整理している段階です。キーワードとして、「安心できる学校」「自律した学校」「共に創る学校」が上げられています。

●「安心できる学校」については、『子どもが安心して成長し、学習し、自分で考え、行動し、人間関係を築きながら「共に生きる」コミュニティの構築』を目指すとしています。
具体的な仕組みについては、
*0歳から15歳までの居場所と学習機会づくり
*公立・私立幼・保・小学校の連携
*義務教育に責任をもつ小・中一貫教育
*地域諸団体と連携した安全対策・授業時間、放課後、登下校時等の安全対策
などが挙げられています。
また、具体策の一つとして<<多様な学習機会の提供>>を掲げ、基礎学力の定着をはじめ、個々の子どもの能力や適性を伸ばす多様な教育機会を学校ごとに創ることについて、次の内容等が議論されています。
*就学前の子どものプレスクール
*児童・生徒のニーズに合わせた「個別対応教育プログラム」の導入
*弾力的な学級編制(少人数、習熟度別等)、教科担任制を柔軟に採用した小学校授業

●「自律した学校」については、『自ら考え、判断し、責任をもって児童・生徒の教育を進める自律した学校』を目指すとしています。
具体的なビジョンとしては、
*校長の学校経営ビジョンによる特色ある学校づくり
*権限と責任をもった地域参加による学校(コミュニティスクール)の創造
*三鷹で働きたい意欲ある教員の人選
などが挙げられています。
また、具体的な内容として、次のような点が検討されています。
*学校組織のマネジメントサイクル(教育活動や学校運営についての「計画」→「実践」→「評価」→「改善」)の運用
*学校の裁量権の拡大(予算、人事など)
*独自の教材と教育方法
*教員のキャリア形成支援

●「共に創る学校」については、『「三鷹版コミュニティスクール」に基づいた地域と学校のさらなる連携による、高い地域力をもったコミュニティの形成』を目指すとしています。
具体的なイメージとして、次のような内容等が議論されています。
*三鷹版コミュニティスクールの推進
・ 多様な「共に創る」に支えられている学校
・ 地域の参加による自律した学校経営
*学社融合:地域づくりの拠点としての学校づくり
・ 学校と地域子どもクラブ、学童保育等との連携
・ 地域の教育ボランティアによる教育活動支援
*学校の教育機能の地域への積極的提供

 教育ビジョンの構成である3つの全てに関連することとして「現状把握と情報共有」は欠かせないことから、学校運営について客観性をもった評価システムにより、改善策を明確にする必要性についての議論も進められています。

シンポジウムの開催について
教育委員会では、「三鷹市教育ビジョン策定助言者会議」の中間まとめについて、広くご意見をいただくため、「三鷹市教育ビジョン(仮称)」にかかわるシンポジウムを開催します。

詳細はPDFファイルをご参照ください

→指導室TEL内線3247


■三鷹市特別支援教育検討委員会のお知らせ

 市教育委員会では特別支援教育の平成19年度からの実施に向けて、8月に「三鷹市特別支援教育検討委員会」を設置し、特別支援教育の推進を図っています。

目的
三鷹市における特別支援教育の円滑な本格実施に向けて、推進計画づくりの課題や条件整備を検討するものです。

検討委員
検討委員は三鷹市立小中学校長代表、健康福祉部課長職、教育委員会事務局職員、三鷹市特別支援教育コーディネーターなど13人で構成しています。
今後、都立調布養護学校などにも参加していただく予定です。

検討課題
(1) ネットワーク機能の確立を図り、入学・進学時において適切な教育を受けられるための就学支援のあり方
(2) 特別支援教育の核となる心身障がい学級のあり方
(3) 「個別の教育支援計画」の内容
(4) 校内委員会の活性化や特別支援教育コーディネーターの資質の向上のための研修内容
(5) その他

今後のスケジュール
教員等関係者の意見や先進市の成果を取り入れながら、本年度末までに推進計画づくりの基礎となる内容を取りまとめる予定です。
→学務課TEL内線3233


■学校給食あり方 検討委員会

 学校給食は、児童生徒の心身の健全な発達のため学校教育活動として実施されていますが、近年、家庭環境の変化や食生活の多様化等により、偏った栄養摂取など子どもたちの食生活全般の乱れも指摘されています。望ましい食習慣を形成するため指導体制の強化を含めた学校給食の充実が求められています。
現在、市教育委員会は自校方式による給食の質の充実とより安全でおいしい給食の効率的な提供を目指して、今後の学校給食のあり方について広い視点から検討を行うため、校長代表・教員代表・栄養士代表・PTA代表・教育委員会事務局職員で構成される「三鷹市立小・中学校給食あり方検討委員会」を設置して検討を行っています。
三鷹市では、行財政改革アクションプラン2010(平成17年3月策定)に沿って組織や事務事業のさらなるスリム化を図るとともに、行政サービスの質を高めるためさまざまな課題に取り組んでいます。
市教育委員会でも学校給食事業について、職員の嘱託化・再任用化により、人件費の抑制を図ってきましたが、更なる効率化を進め、給食の質の向上を図るために、学校給食業務の改善を図ります。
現在、この検討委員会では、学校給食の質の向上を図るため、市内産野菜の活用や食物アレルギー対策の対応、給食室の衛生管理のための給食施設設備の改善や給食献立・食器の充実などについて検討を行っています。市立小・中学校の各給食室を使って調理する「自校方式」を維持しながら、調理業務の民間委託を含めたより効率の良い安全でおいしい給食を提供していくための方策について、検討を行い、平成18年2月までに報告書にまとめていきます。
教育委員会では、検討委員会の報告書を基に、「学校給食業務のあり方に関する基本方針(素案)」を本年度中に作成し、その後、保護者・学校への説明会を開催して、皆さんからのご意見を伺ったうえで、「基本方針」を策定する予定です。

写真はPDFファイルをご参照ください

→学務課TEL内線3238


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