緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育 2004年4月18日4面

■三鷹市立小・中一貫教育校保護者・地域説明会実施状況

 2月9日に、モデル校を予定している第二中学校区での保護者・地域説明会をスタートして以来、これまで、市民説明会や各中学校区単位の保護者等説明会を順次開催してまいりました。3月末の時点で、延べ916名の方々の参加をいただくとともに、多くの保護者や市民の方々から、小・中一貫教育校についての貴重なご意見やご指摘・ご提言をいただくことができました。ありがとうございました。

◇第二中学校区保護者・地域説明会 2月9日(451名)

◇市民説明会 2月17日(112名)

◇各中学校区説明会
●第七中学校区 3月9日(39名)
●第六中学校区 3月10日(63名)
●第五中学校区 3月12日(35名)
●第四中学校区 3月13日(64名)
●第三中学校区 3月20日(100名)
●第一中学校区 3月23日(52名)

主な質問・意見等

これまでに実施した保護者・市民説明会では、本市の構想する小・中一貫教育校の開設のねらいや基本的な考え方などについてお話した後、「最終報告」の概要について、パンフレット等を使って、説明させていただきました。その後、質疑応答の中で、参加された保護者や市民の方々から、様々なご意見やご質問をいただいてまいりました。
これまでに実施した説明会での主なご質問やご意見は以下のとおりです。

●小・中一貫教育校を構想した理由について
●平成17年度開設をめざす理由
●「2・3・4」の学年区分の根拠や「6・3制」との相違
●二中学校区がモデル校に指定された理由
●6年生が中学校舎に移行する意義
●最上級生としての経験をどのようにさせるのか
●開設までの今後のスケジュールは
●卒業式や入学式、制服等について

特に意見の多かった6年生の中学校舎への移行については、平成17年4月実施は困難な状況にありますので、今後さらに幅広く意見を聴きながら、基本方針(素案)を策定する中で方向性を定めてまいります。なお、9年間の一貫カリキュラムの編成につきましては、平成17年度から実施できるものは実施してまいりたいと考えています。

今後の予定について

今後は、今までのご意見・ご提言を集約したうえで、さらに二中学校区(第二小・井口小・第二中)各校の保護者・市民の方々と意見交換を実施し、幅広く意見を聞きながら、基本方針(素案)を策定していきます。また、これについても説明会を開催し、さらにアンケートを実施するとともに、公募市民の方々を委員に加えた「開設準備検討委員会」を立ち上げ、広く市民の方々のご意見を踏まえながら、開設に向けた取組を進めていきたいと考えております。
そして、市民のみなさまのご意見を反映させた小・中一貫教育校の具体的な実施案を作成したいと考えています。その後、実施に向けた準備作業を進めていきたいと考えています。

《今後の予定》
●二中学校区保護者および市民との意見交換会の実施
●基本方針素案の作成と説明会の開催
●アンケートの実施
●基本方針の策定
●「開設準備検討委員会」による審議
●実施案の作成
●運営課題の検討・具体的な開設準備

開設準備検討委員会について

開設準備検討委員会につきましては、保護者代表や公募による市民の代表の方々にも入っていただきながら、小・中一貫教育校について具体的な検討を進めてまいります。構成メンバーとしましては、学校関係者・PTA・保護者代表・地域市民代表・同窓会代表・学識経験者の方々などを予定しております。
さらに、この開設準備検討委員会の下部組織として、(1)施設等整備部会、(2)学校運営部会、(3)カリキュラム部会、(4)コミュニティスクール部会、(5)ITスクール部会などを考えており、これらの部会の中にも、適宜、保護者や市民の方々に参加していただき、ご意見をいただきたいと考えています。

Q&A

◆二中学区での実施後、何年くらいしたらほかの中学校区に広げていくのですか。また、何年度を目標に、小・中一貫教育校を全市に広げるのですか。

◇現時点では、具体的な期間や時期につていては未定です。モデル校を予定している二中学校区3校での数年間の実践を経た後、その教育的な成果や効果を十分に検証した上で、順次、全市に広げていきたいと考えています。

◆小学校(中学校)免許しか持っていない先生が、中学校(小学校)の授業を行うことができるのですか。

◇平成14年5月に教育職員免許法の一部が改正され、異校種の免許状取得がこれまでより容易になり、小・中学校の教員相互の授業交流がより円滑にできるようになりました。こうした法改正の趣旨や利点を活用して、今後、小・中一貫教育の充実に努めてまいります。

◆私立中学校への進学は、可能なのでしょうか。また、可能な場合でもこれまでよりも学習内容等の問題で不利になることはありませんか。

◇私立中学校への進学は、これまで同様に可能です。また、小・中一貫教育校のカリキュラムでは、5年生や6年生の学習内容を、7年生以降に先送りしたり先取りしたりするということは考えておりません。さらに、現行の各学年の学習内容を、より時間をかけてじっくり学習したり、きめ細かく質の高い指導を充実していくため、私立中学校進学に不利になることはありません。
↓指導室Tel.内線3245


■第一小学校スーパーリニューアル基本設計完成

 平成14年度に第一小学校スーパーリニューアル基本計画作成からスタートした『スーパーリニューアル(耐震補強工事にあわせた総合的な大規模改修工事)整備事業』の基本設計が完成し、いよいよ、今年度より3年間をかけて改修工事を実施します。
第一小学校の校舎は、昭和42、43年に建設された建物で既に35年以上経過しております。今年度は、第一期工事として、主に、北側校舎の耐震補強工事と改修工事を実施、17年度には西側校舎の改修工事、18年度には、体育館の改修工事、エレベータの設置、校庭や学校周辺の整備などを予定しています。また、校舎改修時には、教室の夏の暑さを解消するため、全教室に冷房設備の設置を予定しています。
スーパーリニューアル整備事業は、三鷹市基本計画において、「学校公園」モデル校として整備した第三中学校、高山小学校に続き3校目のモデル校として指定した第一小学校を、児童の優れた教育の場であると同時に、地域の拠点として多目的に活用していくために、安全で開かれた学校環境の整備を行うものです。
事業の実施にあたっては、地域市民や学校関係者などで構成された「第一小学校スーパーリニューアル市民検討会議」を開催し、意見、要望などを提案集としてまとめ、市民との協働による基本計画づくりを行ってきました。基本設計は、市民検討会議の意見、要望を最大限反映させた設計となっています。
改修工事は、夏休み期間中を中心に、児童の学習環境や学校運営に影響がないよう進めていきます。

↓施設課Tel.内線3223


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