緑と水の公園都市 三鷹市
このページはみたかの教育のバックナンバーです。 応募・募集・申込期限が終了している場合がありますのでご注意ください。

みたかの教育 2003年8月17日1面

■はじめての絵本(ブックスタート)事業始まる

本はともだち 豊かな心、充実の時間
市立図書館では、平成15年度「市民生活に密着した図書館づくり」をめざし、多様な市民ニーズにこたえるため、乳幼児と保護者を対象にした新規事業「はじめての絵本(ブックスタート)」事業や小中学校の学校図書館地域開放の全校実施、また夏季の開館時間の拡大など生涯学習環境の整備・充実を図っております。
↓三鷹市立図書館Tel.43―9151
赤ちゃんと楽しむ
はじめての絵本(ブックスタート)事業始まる
市立図書館では、乳幼児と保護者に絵本を通してコミュニケーションを深めていただくことを目的に、はじめての絵本(ブックスタート)事業を開始しました。
この事業は、乳幼児(3、4カ月児)を対象に三鷹市総合保健センターで行われるツベルクリン反応検査判定・BCG予防接種の時に、赤ちゃん向けブックリストや図書館案内、絵本がセットになったパックをお渡しするもので、第1回目は8月15日に行われました。赤ちゃんと保護者のみなさんにパックが手渡されると赤ちゃんが絵本に手を伸ばすしぐさやじっと見入る姿が見られ、ほほえましい雰囲気が会場にあふれていました。
絵本やブックリストなどを手渡すことによって赤ちゃんがことばに親しみ、楽しい時間を持ちながら親子のコミュニケーションが広がることが期待されます。
次回は8月29日(金)に実施します。
▽ 対象 平成15年4月1日以降に生まれた赤ちゃん。
▽ パック内容 ●絵本『いないいないばあ』または『がたんごとんがたんごとん』の希望する1冊●赤ちゃん向けブックリスト●図書館案内パンフレットなど。
赤ちゃん向けブックリストは0歳から3歳までの乳幼児が楽しめる絵本12冊を紹介しています。
なお、市立図書館(本館・下連雀・東部・西部・三鷹駅前)では赤ちゃん向け絵本をコーナーで展示し、貸出しを行っています。
また、市立図書館ホームページでも赤ちゃん向け絵本を紹介していますのでご覧ください。
↓三鷹市立図書館ホームページ・http://www.library.city.mitaka. tokyo.jp/
ブックスタートは、1992年に英国で始まり、日本には、2000年の「子ども読書年」をきっかけに紹介されました。ブックスタートは、赤ちゃんと保護者が絵本を介して向かい合い温かくて楽しいことばの世界を楽しむことを応援するものです。
○「いないいないばあ」松谷みよ子/文 瀬川康男/画 童心社 1967年初版
○「がたんごとんがたんごとん」安西水丸/作 福音館書店 1987年初版


■教育長コラム「魅力ある教育の展開を」

教育長 岡田 行雄
いま、地方分権や行政改革の流れの中で、加速度的に教育改革が進められています。
地方分権の目指すものは、国と自治体を上下・主従の関係に立たせていた地方制度を対等・協力の関係に改めることにあります。これは、自主・自立の地域社会を求められるとともに、自治体の自己責任が問われます。
このような状況の下で、教育委員会では、生き生きと子どもが輝く教育・子育て支援のまちづくり、創造性と豊かさをひろげる生涯学習・文化のまちづくりを行政の基本目標としています。
学校教育関係においては、平成14年度から、完全学校週5日制と新学習指導要領の本格実施が始まりました。
これを受けて、教育委員会では「豊かな心をもち、心身ともに健康で、たくましく生きる児童・生徒の育成」を指導目標と掲げています。それは、ゆとりある教育活動を展開する中で基礎・基本の確実な定着を図ることを第一に、児童・生徒が自ら学び、自ら考えることにより確かな学力の向上を目指すものです。これからは、生涯を通じて社会の変化に主体的に柔軟に対応できる、個性を生かす教育の充実が必要となります。
生涯学習関係においては、「いつでも、どこでも、だれでも」が、いつまでも学ぶことができる生涯学習社会の構築を推進目標とし、市民が等しく芸術・文化・スポーツに親しみ、系統的・継続的な学習活動を行うことができるよう、学習環境の整備に努めています。今後は、各種学習を通じて市民相互の連帯感と自治の意識を培い、まちづくりと連動した生涯学習に取り組んでいかなければならないと考えます。
以上の観点で主要な施策を述べると、学校教育では、新学習指導要領の実施に伴い、(1)教科指導の充実、(2)総合的学習の時間の展開、(3)体験学習の充実、(4)人権教育の充実を図っているところです。さらに、快適で、安全な学習環境を整備するために、(5)耐震補強工事の実施、(6)第一小学校のスーパーリニューアルの実施、(7)「学校施設開放条例」による学校施設の整備と市民開放、(8)専任司書を配置した学校図書館の整備(14年度に完了)、(9)心身障害教育・国際理解教育の充実も図っています。
児童・生徒の健全育成関係では、(1)道徳教育の充実、(2)スクールカウンセラーの配置、(3)学習指導員の活用等を積極的に推進しているところです。
情報教育関係は、(1)全国3千校とインターネットで結ばれた三鷹市教育ネットワークの構築と活用、(2)学校・家庭・地域連携イントラネット事業、(3)世界最先端をいくe!スクール事業を実施し、各方面から注目を集めています。
生涯学習関係では、公立図書館、社会教育会館、教育センターの教育機関の事務、スポーツ振興関係の事務などがあります。そのほか、市長の補助執行の事務として、青少年関係事務、私立学校関係事務、学童保育所の事務など広範囲にわたっています。
これらの事務を生涯学習という観点から、学習・文化・スポーツ活動をはじめ、平和、人権、自治、福祉、安全等、市民生活に係るさまざまな課題をヨコ割り的に再編しながら、生涯学習を総合行政として推進していきます。


■9月から市立小・中学校学校全校で学校図書館の地域開放

 9月6日(土)から全校で実施
学校図書館の地域開放は、毎週土曜日に児童・生徒や保護者等のみなさんに気軽に利用していただけるよう、学校週5日制に対応した児童・生徒の居場所を提供するとともに学校が地域の生涯学習の拠点となることをめざして実施しています。小学校では地域のみなさんの協力でおはなし会を開催したりさまざまな行事を工夫して取り組んでいます。
9月から新たに11校で開始し、すべての小中学校の学校図書館が地域開放を実施することになります。また、市立図書館が学校図書館を支援するため、図書の提供などの連携サービスを実施していきます。
◆利用対象
各学校の児童・生徒・保護者など
◆開放日時
毎週土曜日の午前9時〜正午(夏休み等の長期休業日・祝日・学校に特別の事情のある日を除く)
◆開放内容
図書の閲覧・貸出・読書相談・蔵書の検索・インターネットによる市立図書館の資料検索など
◇9月から新たに実施する学校
小学校 一小・二小・四小・五小・六小・七小・北野小・羽沢小
中学校 一中・五中・七中
↓三鷹図書館Tel.43―9151
エトキ 三小の地域開放でのおはなし会


■市立図書館は8月31日まで午前9時30分から開館

図書館(三鷹駅前除く)は8月31日まで
午前9時30分から開館しています
三鷹市立図書館全館(三鷹駅前図書館除く)では、夏季期間(7〜8月)、通常の午前10時開館を30分早め、午前9時30分から開館しています。どうぞご利用ください。
なお、9月2日(火)から午前10時開館になります(9月1日(月)は定例の休館日です)。


■調べものに図書館の資料室をご利用ください

 三鷹図書館二階の資料室には、調査・研究に利用するための百科事典、白書などの参考図書や三鷹市をはじめ近隣地域に関する地域資料や予算書、報告書などの行政資料の他に新聞のバックナンバー、都内全域の住宅地図、関東全域の電話帳などがあります。
調べものをする際にわからないことがありましたら、お気軽に職員までご相談ください。


▲ページのトップへ

目次ページに戻る

トップページへ戻る


三鷹市役所 〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号 電話:0422-45-1151(代表) 市役所へのアクセス

開庁時間:月曜〜金曜日の午前8時30分〜午後5時(祝日、12月29日〜1月3日を除く)