みたかの教育2022年1月16日2面
■「全国コミュニティ・スクール研究大会in三鷹」「三鷹教育フォーラム2021」を開催しました
11/6オンライン開催
第1部の全体会では、貝ノ瀬教育長から、三鷹のこれからの教育において、個人と社会のウェルビーイングの実現を目指すことや、時間帯に応じて学校の機能転換を図る「学校3部制」の構想などを紹介しました。そして、これらを推進するために、学校や子どもたちを「縁」としたつながりである「スクール・コミュニティ」の創造が重要であることを全国に発信しました。東京大学教授・慶應義塾大学教授の鈴木寛氏からは、予測困難な時代に求められる人財育成についてのお話や、全国に広がってきたコミュニティ・スクールの取り組みが、さらに質的に充実した新しいコミュニティ・スクール(コミュニティ・スクール2.0)へと進化する段階に入っているというお話とともに、全国のコミュニティ・スクールに向けて応援のメッセージをいただきました。
第2部の分科会では、全国の学校や市内の各学園が参加し、それぞれのテーマに沿った実践事例やCS委員会による熟議の取り組みを発表し、有識者から助言をいただきました。
このフォーラムは全国から延べ1,900人を超える方にご参加いただき、これから進めるスクール・コミュニティの実践に向けた契機となりました。
なお、当日配信した動画などについては、三鷹市教育委員会公式YouTubeチャンネルで公開していますので、ぜひご覧ください。
三鷹市教育委員会公式YouTubeチャンネル
※二次元コードはPDFをご覧ください。
→教育政策推進室TEL内線3221
分科会(1) 実践事例発表
テーマ・発表者 助言者
社会に開かれた教育課程の実現に資するコミュニティ・スクール(三鷹の森学園ほか) 国立教育政策研究所長 浅田 和伸氏
地域の課題解決に資するコミュニティ・スクール(鷹南学園ほか) 元国立教育政策研究所長 常盤 豊氏
これから始める・継続していくコミュニティ・スクールづくり(富山県朝日町教育委員会ほか) 東京大学名誉教授、放送大学特任教授 小川 正人氏
これまでの取組を生かした持続可能なコミュニティ・スクールづくり(にしみたか学園ほか) 千葉大学名誉教授 天笠 茂氏
分科会(2) CS委員会による熟議の取組発表
テーマ・発表者 助言者(文部科学省CSマイスター)
子どもに身に付けさせたい力、子ども自身が身に付けたい力(東三鷹学園:CS委員と子どもの熟議) NPO法人まちと学校のみらい代表 竹原 和泉氏
地域資源の活用等(おおさわ学園:CS委員の熟議) 杉並区立天沼小学校学校運営協議会 会長職務代理者 井上 尚子氏
パワーアップアクションプランの改訂(三鷹中央学園:教員とCS委員との100人熟議) 栃木市地域政策課栃木公民館係 社会教育指導員 鈴木 廣志氏
子どもが考えるこれからの連雀 (連雀学園:子ども熟議) ふじみ野市立大井小学校長 朝倉 美由紀氏
■移動図書館ひまわり号が市内を巡回しています
新規ステーションを設置しました!
令和4年1月7日から、「北野情報コーナー」にひまわり号の新規ステーションを設置しています。
★北野情報コーナーステーション(北野三丁目2番8号)
※自動車での来場はご遠慮ください。
◆巡回日時
隔週金曜日の午後3時〜4時
※北野情報コーナーステーションの設置により、1月7日から三鷹台団地ステーションの巡回時間が変更になりました。(隔週金曜日の午後1時30分〜2時45分)
臨時ステーションに巡回しています!
はなかいどうステーションは、施設の大規模改修工事に伴い、令和4年5月26日(木)まで休止しています。この期間、臨時に「牟礼団地」に巡回ステーションを設置しています。
★牟礼団地ステーション(牟礼六丁目23番)
◆巡回日時
隔週木曜日の午前9時30分〜11時
移動図書館ひまわり号では、図書の貸出、返却、予約本受取などのサービスを実施しています。詳しい巡回日時は、市立図書館ホームページなどをご覧ください。
→三鷹図書館(本館)TEL43-9151
■学園長に聞く!「鷹南学園」自慢の取り組み
鷹南学園(第五中、中原小、東台小)
内藤和巳(ないとうかずみ)学園長(中原小学校長)
きょうだい学年交流
鷹南学園の子どもたちは、小学校に入学する前に学校を案内してくれる5年生のお兄さん・お姉さんと、彼らが中学校を卒業するまでの5年間、「きょうだい学年」として交流します。そして5年生になると、5歳年下の子どもたちとの交流が始まります。小・中一貫教育ならではのこの取り組みで、上級生には目に見えて成長した姿が見られ、下級生は上級生に憧れ、中学校生活への見通しをもって進学できるようになりました。
学習指導の充実
令和3・4年度は三鷹市教育研究協力校として、3校の教員が合同で、教科の本質や小・中学校の指導内容の系統性について研究するとともに、全ての教科について効果的な小・中相互乗り入れ授業のあり方を検討しています。
今年度は、CS委員会と中原小・東台小の教員の協働による総合学習授業を開始しました。両校の3年生が自分の学校や地域の良さについて、地域の方のお話を聞きながら探究学習を進めており、今後、学習の成果を発表し合う予定です。
地域での体験的な学習
地域の文化祭「鷹南祭」では、中学生が模擬店を出店します。何を売ったら小学生が喜ぶか、いかに売り上げを伸ばすかなどを主体的に考えるために、五中おやじの会の皆さんがサポートしてくれます。鷹南っ子の教育目標である「ジャンプアッププラン」に掲げる「挑戦心、やりとげる力、協働する力の育み」を地域の力で実践している取り組みの好例です。
卒業後もつづくコミュニティ
保護者OBにより設立された「鷹南倶楽部」が主催する夜の公園での野外映画祭やまち歩きなどの行事は、今では地域のつながりと絆を深める多世代交流の場としてしっかり根付いています。まさに「スクール・コミュニティ」です。これからも、保護者や地域の方とともに子どもたちを育みながら、学校を縁とした鷹南コミュニティの裾野が広がっていくことを願っています。
■川上郷自然の村のご紹介
川上郷自然の村は、新型コロナウイルス感染症対策を講じながら営業しています。近隣でスキーなども楽しめます。冬の思い出作りにぜひご利用ください。
【宿泊料金】大人3,700円から、小学生2,500円から(1泊2食付き)
宿泊希望日の3日前までに、電話・FAX・川上郷自然の村ホームページでお申し込みください。
宿泊の問合せ
三鷹市川上郷自然の村
〒384-1406 長野県南佐久郡川上村大字原591番362
TEL0267-97-3206 FAX0267-97-3207
[HP]http://www.sizennomura.jp/