緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育2022年1月16日1面

■子どもたちのもっと知りたい!を引き出す授業づくりへの取り組み

 市立小・中学校では、平成29年に改訂された学習指導要領のポイントの1つである「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指し、子どもたちの「生きる力」を育むため、「何を学ぶか」だけではなく、「どのように学ぶか」を重視した授業改善に取り組んでいます。

→指導課TEL内線3246

新しい授業づくりへの挑戦
 変化の激しい現代社会において、子どもたちが自らの幸せな人生を切り拓いていくためには、自分が何をやりたいか、一人ひとりの興味・関心への気付きをもたらし、自発的な学習へと導いていくことが重要です。
 そこで、市立小・中学校では、子どもたちの「どうして?」「もっと知りたい!」といった気持ちを引き出し、自ら進んで学ぶ姿勢を重視する「探究的な学び」の視点を取り入れた新しい授業づくりに取り組んでいます。
 これまでの学校教育で行われてきた「能力開発」から、子どもたちの探究心を育てる「興味開発」にも力点を置いた授業づくりに挑戦し、子どもたちの学びをより深めていくことを目指します。

わくわくする授業って?
どうしたら興味を持つかな?

探究的な学びとは?
自ら課題を設定する
そこにある具体的な問題について情報を収集する
情報を整理・分析し、問題解決に取り組む
考え・意見をまとめ、表現し、そこから新たな課題を見つける

学習活動を通じてこれらのサイクルを発展的に繰り返します。

教員による授業研究
 子どもたちの探究心を育てる授業を行うため、市内で興味開発型の教室を展開する「探究学舎」(宝槻泰伸代表)の協力を得て、希望する市立小・中学校の教員の自己研鑽の一環として、授業づくりの研修を実施しています。
 研修では、探究学舎の「子どもたちの探究心に火がつく授業」のエッセンスを取り入れ、「教材研究」「子どもの心の惹きつけ方」「話し方」「授業構成」などを具体的に学び、日ごろの授業に生かしていきます。

今後「探究的な学び」をすべての子どもたちに届けていきます

探究カンファレンスin三鷹の開催
 市立小・中学校の教員による授業研究の成果を発表する場として、令和4年1月29日(土)に「探究カンファレンスin三鷹」を開催します。
 子どもたちや参加者の皆様に授業を体験していただき、授業の感想や、より楽しくなる授業の進め方について話し合いをします。
 子どもたちの興味を引き出す渾身の授業を準備していますので、ぜひご参加ください。
※新型コロナウイルスの感染状況により、延期することがあります。

日時 1月29日(土)午前9時〜午後1時15分
会場 三鷹市立第三小学校
申込方法 市ホームページからお申し込みください。(先着150人)
申込期間 1月17日(月)〜24日(月)

※写真と二次元コードはPDFをご覧ください。


■教育長の再任

教育委員会 教育長
貝ノ瀬 滋
(かいのせ しげる)
 令和3年10月1日付けで三鷹市教育委員会教育長に再任されました。任期は令和6年9月30日までの3年間です。
【略歴】平成11年4月から平成16年9月まで三鷹市立第四小学校長を務めた後、平成27年9月まで三鷹市教育委員会教育長、委員長を務める。令和元年7月に教育長に再度就任。そのほか、内閣官房教育再生実行会議有識者委員、文部科学省参与、同省初等中等教育局視学委員、福島県復興教育アドバイザー、全国コミュニティ・スクール連絡協議会会長、日本連合教育会顧問などを務める。

※写真はPDFをご覧ください。


■教育委員コラム「コロナ禍の三鷹の教育について」

教育委員会 委員
櫻井 正治
(さくらい まさはる)

 令和元年10月に三鷹市教育委員会委員に任命され2年が経過しました。その間、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って3か月の臨時休校、分散登校など、経験したことのない学校生活を見ることになりました。このような変則的な教育活動によって子どもたちの教育に遅れが生じることが懸念されましたが、それだけでなく心や身体の健康を害している子どもたちも多くいることが報道されました。外遊びや部活動の制限など身体を動かす機会の減少により体力低下が見られ、不安感などを原因とした睡眠不足による生活リズムの乱れも問題視されました。教育委員会学校訪問で各小学校・中学校を訪れると、教職員、学校関係者のご努力により、子どもたちは新しい学校生活様式のルールを守り、きちんとした教育を受けていることが理解できました。密閉、密集、密接を避けることに加え、子どもたちはマスク着用、手洗い、咳エチケット、換気といった感染対策の重要性をしっかり理解し、自分を守ること、まわりの人を思いやることがわかったように思います。

 「三鷹のこれからの教育を考える研究会」の最終報告が令和3年8月に出されました。その中で多くの提言がされていますが、変化の激しい予測困難な時代であるからこそ、変化に受け身で対処するのではなく、子どもたちが、自らの人生とより良い社会を創り出していくための力として「人間力」と「社会力」を主体的に発揮できるよう育成することが重要であるとしています。新型コロナウイルス感染拡大により生活の制限を受けるなど大変な状況ではありますが、教育活動を見直したり、今まで気が付かなかったことを再認識したりする成果もあったと考えます。ここにきて感染者数の減少によって普段通りの教育活動に向けて光が見えてきたかと思いましたが、オミクロン株の出現により再び収束の見通しが立たなくなっています。この状況がいつまで続くかわかりませんが、医療人としても健康管理や生活習慣を子どもたち自身が身に付けられるよう見守り、子どもたちの健やかな成長を支えていきたいと考えています。

※写真はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


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