緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育2021年1月17日2面

■市立小・中学校で学校行事を実施しました

 市立小・中学校では、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を講じながら、運動会・体育大会、自然教室などを実施しました。例年とは異なる実施内容となりましたが、各学校で様々な工夫を行い、また保護者や地域の皆様のご理解・ご協力に支えられ、児童・生徒が心身ともに大きく成長する機会とすることができました。

 →指導課TEL内線3248

運動会・体育大会
 9月から11月にかけて開催された運動会・体育大会では、「3密」を避けるような実施種目への変更、来場者の制限や手指消毒の徹底など各学校それぞれに対策を行いました。練習期間も限られた中での開催でしたが、体を動かすことを楽しむとともに、目標に向かってチームとして一体となっていく姿がみられました。

自然教室
 市立小学校の6年生を対象に、10月から11月にかけて三鷹市川上郷自然の村において自然教室を実施しました。例年、学園ごとに複数の小学校が合同で実施していましたが、今年度は一校ずつの実施とし、日程も2泊3日に短縮しました。「3密」の状況を避けるため、バスの増台や、川上郷自然の村では、少人数の部屋割り、食堂の座席配置の工夫などの対策を行いました。概ね天候にも恵まれ、八ヶ岳山麓の大自然の中で思い出深い体験をすることができました。

自然教室参加児童の感想文
「感謝」 連雀学園 三鷹市立南浦小学校 6年 岡 草吾
(おか そうご)
 「仲間の力ってすごいんだな。」キャンドルファイヤーをやった時、そう思った。なぜかというと、それまで寒かった長野県が、この瞬間だけ、ほっこりするような、そんな気持ちになったからだ。いつもとは違う温かさだった。なぜ温かく感じたのか。仲間の力が入っていると感じた瞬間確信した。仲間の聲(こえ)や心、それが温かさだと思った。(中略)
 帰りのバスに乗っているときもキャンドルファイヤーが心から離れなかった。自分の人生の中で一番楽しいと思ったのだろう。バスの中で山々を見ると、ジーンとくるものがあった。その時、キャンドルファイヤーでインストラクターさんが「静かにしたら、こんなにも虫の音が聞こえる。みんなの心が一つになると、とってもすごいものになる。」と言ったのを思い出した。自然と仲間ってすごいなと思った。いい自然教室になったと思った。そして私の自然イメージが大きく変わった。将来ここに住みたいと本気で思った。
 新型コロナウイルスで自然教室もできるか分からなかったのに、ここまで思い出深いものができるとは思わなかった。とても幸せな時間が過ごせた。
 「3日間もありがとう、川上村」

※写真はPDFをご覧ください。


■学園長に聞く!三鷹中央学園 小坂和弘学園長

 三鷹市では、7つの中学校区ごとの「学園」でコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を行っています。このコーナーでは、学園長にお聞きした「我が学園」ならではの特色や取り組みについて、紹介します。

三鷹中央学園(第四中・第三小・第七小)
小坂 和弘(こさか かずひろ)学園長
(第三小学校長)

「めざす学園生像」に向けた取り組み
 三鷹中央学園では「4つのめざす学園生像」として、「すすんで学ぶ人」「感謝と思いやりの心をもつ人」「たくましい心と体をもつ人」「地域・社会に貢献する人」を掲げ、コミュニティ・スクール委員会での熟議などを通して作り上げた「三鷹中央学園パワーアップアクションプラン」に基づき、保護者や地域の方のご協力のもと、3校の教職員が緊密に連携し、学園として一体感のある教育活動に取り組んでいます。
 その特徴的なものとして、小1から中3までの9年間プログラムによる防災教育では、自助・共助について地域の方から学ぶ機会を多く取り入れるとともに、子どもたちが地域の防災訓練に参加し、学年に応じた活躍ができるような工夫をしています。また、「あいさつ運動」は、3校の児童会・生徒会の委員が各校をまわり登校する子どもたちを挨拶で迎える活動ですが、小学校の高学年にもなると、委員がいなくても自発的に校門に立って元気に「おはよう」の声をかける児童もいて、感心します。こうした活動を通して、子どもたちが「自分が誰かの役にたっている」という実感をもてるようにすることも本学園の目標とするところです。

途絶えない 途絶えさせない 伝統の交流活動
 令和元年度に実施した学園開園10周年記念集会では、学園の全児童・生徒約1,400人が四中の校庭に集い、3校に関するクイズなどを通して大いに盛り上がったところですが、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で多くの交流の機会が失われてしまいました。しかし、それが新たな交流スタイルを工夫するきっかけにもなったと思います。三小と七小の6年生は、社会科見学で学んだ内容を楽しく盛り込んだ「双六(すごろく)」を作るなどして相互に学習内容を紹介し合いました。実施は難しい状況ですが、地域の方も、開催できなかったおまつりの代わりに凧揚げ大会を企画したり、ソフトバレーボール大会では入替入場制を検討したりと、子どもたちが楽しみにしている行事を「新しい生活様式」の中で安全に行うために知恵を絞ってくださっています。これまでは教職員や四中生がお世話をしてくれていた小学校の花壇の整備に「自分も参加したい」と手を挙げてくれる児童もおり、このような状況の中で、子どもたちが人との交流の大切さに改めて気付いてくれたように感じています。

これからの三鷹中央学園の目指すもの
 地域の宝である子どもたちの未来は、今、ここにあります。子どもたちには一人ひとり得意、不得意があって思考の仕方もまちまちですが、すべての子どもたちが満足した学校生活を送り、成長していけるよう、各学校では、1人1台のタブレット端末も活用し、一人ひとりに最適な指導や支援に取り組み、「分かる、できる」と実感できる教育活動を目指します。
 コミュニティ・スクールを基盤とした三鷹中央学園のこれまでの取り組みは、子どもたちだけでなく、学校を支援する大人たちの学びも充実させてきたと思っています。今後はさらにスクール・コミュニティの充実に向け、三鷹市の学園間のつながりを深め、「学びの共同体」の輪を広げ、学校、そして地域社会の将来の担い手となる人財を育成できる仕組みをつくっていきたいと思っています。

※写真はPDFをご覧ください。


■新型コロナウイルス感染症対策の徹底について

 令和3年1月7日、国において、1都3県に対し1月8日から2月7日までを期間とする緊急事態宣言が行われました。
 市立小・中学校では、ガイドラインなどに基づき、基本的な感染症対策を一層徹底しながら、引き続き、学校運営を継続し、感染症対策と健やかな学びの保障の両立に努めます。保護者、市民の皆様には、児童・生徒が健やかな学びを継続できるよう、各家庭での感染症対策の徹底にご協力をお願いします。

■学校における対応
 感染症対策を講じてもなお飛沫感染の可能性が高い学習活動や部活動は行わないこととします。部活動を行う場合でも、1日当たり60分以内とし、午後5時までに完全下校します。大会やコンクール、練習試合などの参加・実施は中止します。
 また、学年を超えて集まる行事や宿泊を伴う行事、校外活動は中止します。

■家庭における感染症対策のお願い
●3密の回避、正しい手洗い、咳エチケット(マスクの着用)を徹底しましょう。
●毎朝、検温と健康観察を行いましょう。(家族に何らかの症状がある場合は、児童・生徒を無理せず休養させてください。)
●十分な換気や手が触れる場所の消毒を行い、タオルなどを共用しないようにしましょう。
●午後8時以降の不要不急の外出や、都県境をまたぐ不要不急の移動は控えましょう。
●買い物などで外出する場合でも、人数や時間は最小限としましょう。

→指導課TEL内線3248


※詳細はPDFをご覧ください。


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