みたかの教育2020年1月19日2面
■3学園の10周年を合同で祝いました
「10年」を継承し、さらなる発展へ
令和元年11月16日、三鷹市公会堂光のホールで、三鷹の森学園、三鷹中央学園、鷹南学園が合同で開園10周年記念式典を開催しました。
多くの来賓の皆様をお迎えし、各学園のコミュニティ・スクール委員、児童・生徒代表、開園当初から現在までの地域の協力者の皆様、市立学校の教員など600人以上が参加して、児童・生徒による学園の未来に向けた宣言、「これまでの10年間をふりかえり、これからの10年間を創造する」をテーマとした各学園からの発表、文部科学省CSマイスター(※)の安齋宏之氏(福島県本宮市立五百川小学校長)と四柳千夏子氏(みたかSCサポートネット共同代表、三鷹市統括CS推進員)による記念講演が行われました。
平成18年度ににしみたか学園、20年度に連雀学園、東三鷹学園、おおさわ学園、そして21年度に三鷹の森学園、三鷹中央学園、鷹南学園が開園し、今では市内の全7学園が10年以上の歴史を持つことになりました。今後、各学園において、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育をより充実、発展させ、学校を核としたコミュニティ(スクール・コミュニティ)の創造に向けて取り組んでいきます。
※CSマイスターは、文部科学省からの委嘱を受け、コミュニティ・スクールの導入や拡充を目指す全国の教育委員会や学校等に対して助言や支援を行う活動をしています。
→指導課TEL内線3245
■学園長に聞く!にしみたか学園自慢の取り組み
にしみたか学園(第二中・第二小・井口小)
青木睦(あおき あつし)学園長(第二中学校長)
三鷹の「学園」第1号
にしみたか学園は、三鷹市における小・中一貫教育のモデル校として、平成18年4月に市内で最初に誕生した学園です。子どもたちをともに育むコミュニティ・スクールの取り組みに理解を示してくださる多くの保護者や地域の方に恵まれ、小学生も中学生も、学校の外でも元気に挨拶できる子が多いです。コミュニティ・スクール委員会が毎年作成している「学園カレンダー」には、小・中学校の行事と、子どもたちが楽しみにしている地域の行事の年間予定が掲載されており、学校・家庭・地域をつなぐ役割を果たしています。
盛んな小・中の交流 憧れの中学生
小学6年生では、中学校の教員による「乗り入れ授業」を実施していますが、英語のスピーキング力の向上など学力面での成果が上がっており、また中学校での勉強に向けて前向きな姿勢を育てることにもつながっています。今年度から始めた小学6年生の中学校授業体験「プレ講座」についても、9割以上の児童がアンケートで「楽しかった」と回答しています。
にしみたか学園では、ボランティア活動を通した小・中の交流も盛んです。二小と井口小の運動会やあいさつ運動の期間などには、毎年多くの二中生がボランティアに来てくれます。小学生は優しくてかっこいい中学生に憧れ、中学生になると積極的にボランティアに参加するようになります。また、小学校の代表委員会と中学校の生徒会の合同活動の中では、今年度は、どうすればみんなが気持ちよく学校生活を送れるかについてともに話し合い、いじめ防止を目的とした学園のイメージキャラクターづくりに取り組んでいます。
コミュニティ・スクール委員会では、こうした学園の子どもたちの良いところを評価したうえで、子どもたちに足りない力と分析する「自ら考える力」「失敗を恐れず積極的にチャレンジする力」をどのように身に付けさせていくか、昨年度から始めた3校の全教員とコミュニティ・スクール委員による「合同熟議」の中で意見交換を重ねています。
子どもたちが大人になって
地域にお住まいの茶道の先生のご協力を得て、中学3年生の修学旅行(京都・奈良)の事前学習として昨年度から実施している茶道の体験学習に、20代の卒業生がお手伝いに来てくれています。
また中学3年生は毎年3月に、地域の方と一緒に学区全域の清掃活動を行うことが伝統になっており、今年度で35回目を迎えます。子どもたちには、卒業にあたって地域へ恩返しをする気持ちで参加してほしいと思っています。
にしみたか学園を巣立っていく子どもたちが、お世話になった地域への感謝の心を持ち続け、いつか進んで地域や学校をサポートできる大人になってくれることを期待しています。
■みんなが笑顔になる図書館の取り組み「わん!だふる読書体験」
市立図書館では、子どもたちが犬のために本を選び、犬と触れ合いながら本を読んであげることで読書の楽しさを感じてもらう「わん!だふる読書体験」を実施しています。
プログラムは、犬とのふれあい教室と、実際の読み聞かせ体験の2回構成となっています。ふれあい教室では、犬と触れ合いながら、様々な場面でどのように犬と接したらよいか、犬の気持ちを考え、どうしたら仲良くなれるかなどについて学びます。かわいい犬との交流を通して、読み聞かせをする日が待ち遠しくなり、どの子もわくわくしながら本を選び始めます。
1〜3週間後、いよいよ読書サポート犬と対面。ふれあい教室で学んだ犬との挨拶でスタートし、犬と1対1で、静かに寄り添う背中をなでたり、一緒に寝そべったりと、思い思いのスタイルで、選んだ本を15分間たっぷりと読んであげます。読み終えた後はご褒美のシールをもらい、他の犬や子どもたちと一緒に、抱っこやお散歩などのふれあいタイムを楽しみます。
→三鷹図書館(本館)TEL43-9151
■令和2年4月から下連雀五丁目の通学区域を一部変更します
また、同地区の西側隣接地域の通学区域を、高山小学校・第三中学校から第六小学校・第一中学校へ変更します。経過措置として、令和2年3月31日までに第四小学校・高山小学校・第三中学校に就学している児童・生徒については、当該校を卒業するまで、また、兄姉が就学している場合についても、当該校への就学を可能とします。
日本無線跡地共同住宅(下連雀五丁目1番1号)
変更前 高山小・第三中
変更後 第一小・第六中
西側隣接地域(下連雀五丁目7〜9番)
変更前 高山小・第三中
変更後 第六小・第一中
→学務課TEL内線3232
■川上郷自然の村をご利用ください!
川上郷自然の村は、高原野菜の産地として有名な長野県の川上村にある三鷹市の校外学習施設です。市立小・中学校が使用しない期間は、保養施設・宿泊施設として広く一般の皆様にご利用いただいております。近隣のスキー場の1日リフト券がセットになったお得な宿泊プランや、スキー・スノーボードやスノーシューを満喫できる三鷹市役所発着のバスツアーの申込を受け付けていますので、ぜひご利用ください。
宿泊料金 大人3,700円から、小学生2,500円から(1泊2食付き)
→総務課TEL内線3213
宿泊の問合せ
三鷹市川上郷自然の村
〒384-1406 長野県南佐久郡川上村大字原591番地362
TEL0267-97-3206 FAX0267-97-3207
http://www.sizennomura.jp/
※体育館と屋外施設(グラウンドなど)は、当面の間利用できません。