緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育2020年1月19日1面

■市立小・中学校でオリンピック・パラリンピック教育を推進しています

 市立小・中学校では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の機会を生かし、オリンピック・パラリンピック教育を推進しています。児童・生徒は、日々の様々な教育活動の中でオリンピック・パラリンピックについて学び、国際理解や伝統・文化に対する理解を深めるとともに、スポーツに親しむ態度を身に付けています。
 各学校で多彩な取り組みが展開されている中で、今回は東京都から指定を受けて実施している特色ある事業についてご紹介します。

→指導課TEL内線3246

連雀学園南浦小学校
オリンピック・パラリンピック教育アワード校

 南浦小学校では、ボランティア活動や留学生との交流授業などの多様な取り組みを通して、ボランティアマインドや豊かな国際感覚の育成に力を入れており、東京都からオリンピック・パラリンピック教育アワード校として顕彰されました。
 令和元年度は、総合的な学習の時間にオリンピック・パラリンピック教育を取り入れ、子どもたちが主体的に学んでいます。5年生では「Road to オリ・パラ」として、起源や種目、選手に注目して調べ学習を進め、3年生に向けて発表しました。6年生では「私たちにもできるSDGs」として、東京2020大会でも掲げられている「SDGs(持続可能な開発目標)」について調べ学習を進め、SDGsに込められた願いや自分たちにできることをコミュニティ・スクール委員会や企業の方々に向けて発表する取り組みを行いました。授業の中に組み込むことで、児童はオリンピック・パラリンピックを自然と身近に感じるようになってきています。

おおさわ学園大沢台小学校
夢・未来プロジェクト

 令和元年10月29日、国内のオリンピアンや著名なスポーツ指導者と直接交流する夢・未来プロジェクト(YOKOSOプログラム)の取り組みとして、元プロ野球選手の佐藤隆彦さんをお招きしました。
 384人の全校児童に向けた講演の中では、ずっと大事にしてきたという「念じれば夢叶う」という言葉について、実体験を交えながら低学年の児童にも分かりやすくお話ししていただきました。5年生を対象としたバッティングの実技指導は、雨天のため体育館で行いましたが、バットの持ち方や振り方などについて、一人ひとりに声をかけながら丁寧に教えていただきました。
 今回の貴重な機会から子どもたちが学んだことを生かし、本校の教育目標「夢・学び・心〜生き生きすこやかに〜」の実現に向けて今後も取り組んでいきます。

鷹南学園第五中学校
文化プログラム・学校連携事業

 オリンピック・パラリンピック教育のテーマのひとつである「文化」を切り口に、世界の多様な文化に対する興味・関心を高めることを狙いとして、令和元年9月21日、3年生の授業にプロの声楽家とピアニストを招きました。
 オペラや日本の歌曲のほか、講師の1人が留学先で出会ったという平和への願いが込められたイスラエルの民謡「シャローム アレイヘム」と日本のフォークソング「赤い花 白い花」をこの日のためにアレンジした重唱曲などをたっぷり鑑賞しました。後半の歌唱指導では、響きある声の出し方や日本語のきれいな発音の仕方を具体的に教わり、授業の最後には「大地讃頌」をこれまでで一番の声量で自信を持って合唱することができました。音楽を通して、思いを他者に伝える姿勢などについても考えることができた1日でした。

※写真はPDFをご覧ください。


■東三鷹学園CS委員会が文部科学大臣表彰を受賞

 令和元年12月2日、東三鷹学園コミュニティ・スクール委員会が、「地域学校協働活動」推進に係る文部科学大臣表彰を受賞しました。この表彰は、地域全体で未来を担う子どもたちの成長を支え、地域を創生する活動のうち、他の模範と認められるものに対して行われるものです。同委員会は、地域交流活動、学校・保護者・地域が参加する熟議、学校教育を支援するサポート隊の活動などを推進しました。こうした活動が評価され、今回の受賞となりました。

→総務課TEL内線3213

※写真はPDFをご覧ください。


■教育委員コラム「子どもたちの心と身体の健康」

教育委員会 委員
櫻井正治
(さくらい まさはる)

 昨年10月に三鷹市教育委員会の委員に任命されました。私は三鷹市歯科医師会の会員そして会長としてながく三鷹市民のお口と身体の健康を支えるお手伝いをさせていただいてきました。また、学校歯科医としても子どもたちの健康診断、健康教育に携わってまいりました。そこでは子どもたちの喫煙や受動喫煙の問題、食育の問題、虐待、特に医療ネグレクトの早期発見といったことにも力を注いできましたが、その中で感じていることは、社会環境の大きな変化によって子どもたちの学校における生活の環境も様々に変化してきているということです。

 最近、新聞やテレビで取り上げられる根深いいじめの状況、親の虐待やネグレクト、いろいろなアレルギー疾患の増加などがあげられます。タバコの有害性は誰でも知っていることだと思いますが、最近の報道では大麻などのゲートウェイ・ドラッグと言われる薬物も小・中学生にまで広がっているとのことです。これは子どもたちに普及しているSNS上で「タバコより害が少ない」などの誤った情報が流されていることも要因と思われますので、講習会などを通して薬物の怖さを教える必要があります。そして三鷹市は家庭、地域、学校の連携が他地区に比べてたいへん進んでいるところだと思いますので、この三者がしっかりと子どもたちの小さな変化にも目を配って日々変化する社会環境に対応していくことが大切だと考えます。

 私は次代を担う子どもたちの健やかな成長を願っており、医療に携わる者として、健康管理や生活習慣を子どもたち自身が身につけられるよう教育委員としての役割を果たしていきたいと考えています。どうぞよろしくお願い致します。

 櫻井正治氏は、令和元年10月1日付けで三鷹市教育委員会委員に任命されました。任期は4年間です。
【略歴】東京歯科大学小児歯科講師・医局長などを経て、昭和59年4月よりさくらい歯科医院勤務、平成12年1月より院長を務める。三鷹市歯科医師会会長、三鷹市健康福祉審議会委員、三鷹市在宅医療・介護連携推進協議会委員などを歴任し、現在、三鷹市歯科医師会監事。

※写真はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


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