緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育2019年1月20日1面

■市立小・中学校で特色ある教育活動を展開しています

知・徳・体の調和のとれた子どもを育てるために
 市立小・中学校では、子どもたちの「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」を育むために、東京都委託事業等を活用しながら特色ある教育活動や授業研究等を展開しています。研究推進校などにおける実践や研究の成果は、研究発表会や教員研修などで他校と共有し、人間力と社会力を兼ね備えた三鷹の子どもの育成を図っていきます。

 →指導課TEL内線3246

東三鷹学園 第一小学校
プログラミング教育推進校

 第一小学校では、平成30・31年度に東京都教育委員会からプログラミング教育推進校として指定を受け、プログラミング教育の研究と実践に取り組んでいます。
 1年目の今年度は、プログラミング教育について基本的な考え方を教員同士で学び合う基礎研究と、論理的な問題解決の手順を学習する授業の実践を行っています。授業後は、各学年で実践内容をまとめて教員研修の場で発表しており、教科間・学年間をまたいだ研究となっています。  今後は、コンピュータでプログラミングソフトを使う授業なども積極的に取り入れる予定で、そのためのカリキュラムの見直しや、さまざまな授業の実践と基礎研究を進めていきます。

鷹南学園 第五中学校
道徳教育推進拠点校

 中学校では平成31年度から「特別の教科 道徳」が始まります。第五中学校は、平成28年度から東京都道徳教育推進拠点校として、新学習指導要領を踏まえた「考え、議論する」道徳の推進に向けた指導や評価の研究をしています。
 研究の中心の1点目は、一人ひとりが多面的・多角的に捉え、考え、各々の共通点や相違点について議論を深められる発問(子どもたちに対する問いかけ)についての実践的な研究です。2点目は、その実践を通じて生徒が気付き、考えたことなどを保護者・生徒と共有するとともに、生徒の変化や成長について、数値ではなく記述により客観的に評価する評価方法などを研究し、さらに質の高い授業を目指していくことです。
 平成31年2月20日(水)に研究発表会を開催しますので、ぜひご参加ください。

三鷹中央学園 第四中学校
パラリンピック競技応援校

 第四中学校は、東京都教育委員会から、昨年度は「『夢・未来』プロジェクト実施校」、今年度は「パラリンピック競技応援校」の指定を受け、オリンピック・パラリンピック教育に力を入れています。今年度は10月に、2名のパラリンピアンが自ら運転する車で10台の競技用車いすを運んで来校し、3日間にわたり全校で車いすバスケットボールの体験授業を行いました。
 パラリンピアンのデモンストレーションでは、世界レベルの車いすさばきに、生徒から感嘆の声が上がりました。「障がいがあってもなくても同じ人間」「私たちは弱い、でも諦めなかった。困ったときには工夫して乗り越えた。それだけ」など、心に響くお話も聞くことができ、パラリンピックの精神である「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ!」の言葉を体感できた貴重な体験でした。

※写真はPDFをご覧ください。


■おおさわ学園CS委員会が文部科学大臣表彰を受賞

 平成30年12月3日、おおさわ学園コミュニティ・スクール委員会が、「地域学校協働活動」推進に係る文部科学大臣表彰を受賞しました。この表彰は、地域全体で未来を担う子どもたちの成長を支え、地域を創生する活動のうち、他の模範と認められるものに対して行われるものです。同委員会は、地域で個別に行われてきたさまざまな活動と学校をつなぐことで地域の横のつながりをつくり、学校教育への地域の協力体制を広げました。こうした活動が評価され、今回の受賞となりました。

文部科学大臣教育者表彰受賞
 平成30年11月30日、三鷹の森学園三鷹市立高山小学校 柳瀬 泰校長が、学校教育の振興において特に顕著な功績が認められ、文部科学大臣教育者表彰を受賞しました。

 →総務課TEL内線3215

※写真はPDFをご覧ください。


■教育長の再任

教育委員会 教育長 高部 明夫(たかべ あきお)
 平成30年10月1日付けで三鷹市教育委員会教育長に再任されました。高部教育長は3期目で、任期は3年間です。
【略歴】昭和52年4月三鷹市就職。総務部職員課長、教育委員会教育部調整担当部長兼総務課長、総務部調整担当部長兼政策法務課長、市民部調整担当部長兼市民課長、市民部長、教育委員会教育部長を歴任し、平成24年10月から三鷹市教育委員会教育長を務める。

※写真はPDFをご覧ください。


■教育委員コラム「子供たちと向かい合う時間をより確保するために」

教育委員会 委員 冨士道 正尋(ふじみち まさひろ)

 昨年10月、教育委員に就任しました冨士道正尋と申します。私は、中学校教員として教職をスタートした後、区市教育委員会や東京都教育庁などの教育行政での勤務を経て、校長として学校現場に戻り、昨年3月に定年退職いたしました。これまでの学校と教育行政、それぞれの経験を活かし教育委員としての職責を果たしてまいりたいと思います。

 さて、文部科学省が平成28年度に行った「教員勤務実態調査」において、1週間の総勤務時間数が過労死ラインと言われている60時間を超す教員の割合が小学校で33.4%、中学校で57.7%という結果が判明しました。中学校では、仮に総勤務時間数を60時間とすれば、月曜日から金曜日まで平均4時間の残業をこなし、さらに土曜日あるいは日曜日に出勤している教員が約6割いるということになります。

 国の中央教育審議会「学校における働き方改革特別部会」では、教員のこれまでの働き方を見直し、教員自身の人間性や創造力を高め、子どもたちに対して効果的な教育活動を行うことができるようにすることを目的として、約2年にわたり幅広く議論が重ねられてきました。今月の末には、文部科学大臣に対して答申される運びになっています。私も委員の一人として、学校現場における現状を何度も訴えてまいりました。

 これまで、教員が行うことが当たり前とされてきた登下校の見守りや学校給食費の管理などの業務を見直すことや、学校内に校務支援を行うスタッフを導入することなど、幅広く提言が盛り込まれていくこととなります。もちろん、国に対しては、教員定数の更なる改善や様々な制度の見直しなどにも言及しています。子どものことは、すべて学校が請け負うべきだという考え方も社会全体で見直していかなければならない時期に来ていると思います。

 今後も、三鷹の学校における働き方改革がさらに加速するよう教育委員として尽力してまいります。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 冨士道正尋氏は、平成30年10月1日付けで三鷹市教育委員会委員に任命されました。任期は4年間です。
【略歴】全日本中学校長会事務局主事。中央教育審議会初等中等教育分科会 学校における働き方改革特別部会委員。昭和55年から公立中学校教諭として勤務。東京都教育庁、都内教育委員会等での勤務を経て、平成23年4月から平成30年3月まで世田谷区立太子堂中学校長、小金井市立南中学校長を歴任する。

※写真はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


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