緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育2017年4月16日2面

■平成29年度の主要な施策と予算

 平成29年度の市の一般会計の予算額は676億1千987万4千円で、教育費は76億3千496万8千円(一般会計に占める割合は11・3%)です。
 教育委員会は、事業計画に基づき、次のような施策に取り組んでいきます。

 →総務課TEL内線3213

コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展《拡充》 758万8千円
 コミュニティ・スクール委員会の機能の充実を図り、保護者・地域住民の意向が学校運営により一層反映されるよう取り組みを進めます。また、義務教育9年間の一貫した指導を通して、知・徳・体の調和のとれた子どもを育てる教育内容の充実を図ります。なお、事業の実施に当たっては、教育振興基金や東京都の「コミュニティ・スクール導入等促進事業補助金」を活用します。

「三鷹市立小・中一貫教育校 小・中一貫カリキュラム」の見直し《拡充》 292万4千円
 次期学習指導要領の全面実施(小学校は平成32年度、中学校は平成33年度)に向けて、学習指導要領の改訂内容を踏まえた学習指導の系統的・継続的な推進を図るため、平成20年度に作成した「三鷹市立小・中一貫教育校 小・中一貫カリキュラム」の見直しを行います。見直しに当たっては、学識経験者や学校関係者等で構成する小・中一貫カリキュラム作成委員会および各教科等の作業部会を設置し、検討を進めます。

教育支援の充実《拡充》 5千422万2千円
 児童・生徒の就学相談に当たり、福祉や保健、医療など関係機関との連携が求められるケースが増加していることから、就学相談を行う教育指導員をスクールソーシャルワーカー機能も担う就学相談員へと位置付けを見直すとともに、スクールソーシャルワークを行う職員の体制を6人から10人に拡充し、家庭支援への更なる充実を図ります。
また、福祉との連携や校内通級教室の開始にあわせた相談の充実を図るため、教育相談の体制を拡充します。

教育ネットワーク・校務支援システムの更新と教育内容の充実 《拡充》 8千510万2千円
 平成30年度で契約期間が満了する教育ネットワークシステムおよび校務支援システムの更新を行います。更新に当たっては、国の緊急提言を踏まえ、校務系システムと学習系システムを分離するなど、さらなるセキュリティ対策の強化を図ります。また、パソコン教室のタブレット化、老朽化した大型提示装置の更新により、教育内容の充実を図ります。

学校施設の長寿命化改修工事の計画的な実施《拡充》 5千978万9千円
 市立小中学校施設(校舎、体育館など)について、長寿命化および防災機能強化を図るため、平成29年度は第二小学校、第一中学校の平成30年度の改修に向けて実施設計を行います。

補正予算による学校施設の改修など
 事業の財源として国庫補助金を確実に確保するため、平成28年度3月補正予算で次の事業費を計上し、平成29年度に実施します。
長寿命化改修工事 2億9千858万4千円
 第七小学校について、屋上防水、外壁改修、床改修、非構造部材の耐震化、バリアフリー化などの改修を実施します。
トイレ改修工事 3千686万9千円
 羽沢小学校について、便器の洋式化、床のドライ化、バリアフリー化を実施します。
空調設備整備工事 1億805万3千円
 平成27年度から計画的に進めてきた中学校の特別教室など61教室の空調整備の最終年次として、多目的室、進路指導室など21教室の空調整備工事を実施します。また、南浦小学校について、老朽化した教育支援学級教室の空調設備改修工事を実施します。

就学援助費(新入学児童生徒学用品費)の入学前支給 《拡充》 2千296万3千円
 経済的な理由により就学困難な児童・生徒に対する就学援助(新入学学用品費)について、国の基準を参考に支給単価を引き上げるとともに、平成30年度分から従来の7月支給を入学前の3月に前倒しすることで、保護者の経済的負担の軽減を図ります。

井の頭コミュニティ・センター図書室と市立図書館との連携《拡充》 3千187万円
 井の頭コミュニティ・センター図書室に図書館システムを導入し、分館と同様の機能を持った地域の図書室として、平成29年7月を目途に連携を開始します。

東部図書館のリニューアル《新規》 1千559万7千円
 東部図書館について、平成30年度に耐震補強工事、空調等設備の更新とともに、滞在・交流型施設へのリニューアル工事を行うため、設計業務に取り組みます。

生涯学習センターの円滑な運営《新規》 5千416万円
 社会教育を含む生涯学習の拠点として、生涯学習センターを開設します。指定管理者である(公財)三鷹市スポーツと文化財団を中心に、関係団体などと連携を図りながら、市民との協働による市民大学総合コースなどの継続的な実施をはじめ、幅広い世代の多様なニーズに応える魅力ある学習機会を提供します。

総合スポーツセンターの円滑な運営《新規》 2億9千551万7千円
 市民の健康・スポーツの拠点として、総合スポーツセンターを開設します。指定管理者である(公財)三鷹市スポーツと文化財団を中心に、関係団体などと連携を図りながら、市民の多様なニーズに応じたスポーツ教室やイベントなどを実施します。

[その他の事業]
●学校給食の充実と効率的な運営の推進及び市内産野菜の活用《拡充》 4億1千761万5千円
●学校給食用食材の放射性物質検査の実施 26万1千円
●みたか地域未来塾事業の実施《拡充》 176万1千円
●理科支援ボランティア事業の実施 54万円
●道徳教育推進拠点校事業の実施 40万円
●人権尊重教育推進校事業の実施《新規》 34万9千円
●オリンピック・パラリンピック教育推進校事業の実施 680万円
●アクティブライフ研究実践校事業の実施 30万円
●スーパーアクティブスクール事業の実施《新規》 30万円
●教育センターの耐震補強等工事に向けた取り組み 5千466万1千円
●通学路の安全確保の充実《拡充》 729万8千円
●「校内通級教室(特別支援教室)」の設置《拡充》 2千999万8千円
●学校校庭等の芝生化の推進《拡充》 6千883万5千円
●移動図書館による図書館サービスの拡充《拡充》 355万7千円
●神沢利子特別展(仮称)の開催《新規》 42万2千円

※写真はPDFをご覧ください。


■校内通級教室がスタートします

 三鷹市の小学校では、拠点校から教員が巡回し、各校で児童の特性や課題に応じた指導を行う「校内通級教室」を始めます。
 校内通級教室とは、学習や学校生活をスムーズに進めるために、一人ひとりの課題に応じて個別や小集団での指導を行い、自信を持って学校生活が送れるように支援する場所です。三鷹市では、左図のように、インクルーシブの理念に基づき、学びの場の連続性を大切にする教育を目指します。

 →学務課TEL内線3291

平成29年度スタート
拠点校 : 南浦小学校
巡回校 : 四小、五小、六小、高山小
拠点校 : 北野小学校
巡回校 : 一小、中原小、東台小

平成30年度スタート予定
拠点校 : 第七小学校
巡回校 : 三小
拠点校 : 第二小学校
巡回校 : 井口小、大沢台小、羽沢小

指導と支援の場の連続性
※詳細はPDFをご覧ください。


■みたか地域未来塾を開講しました

 平成28年10月から、鷹南学園(中原小学校、東台小学校、第五中学校)とおおさわ学園(大沢台小学校、羽沢小学校、第七中学校)で、みたか地域未来塾を、順次開講しました。
 みたか地域未来塾では、週1〜2回、各学校で放課後の教室を利用し、地域の方々や近隣の大学生などが学習支援員として、個別学習の支援をしています。参加した児童生徒は、学習支援員のサポートを受けながら、計算や漢字の習熟を図ったり、宿題や定期テスト対策を行ったりしています。
 平成29年度も地域と連携しながら引き続き実施し、三鷹の子どもの学力向上を図っていきます。

 →指導課TEL内線3242


■教育振興基金のご案内

 三鷹市では、学校教育の充実や生涯学習の推進など、教育振興を目的とした寄附金を募集しています。みなさんからいただいた大切な寄附金は、原則として基金へ一度積み立てたうえで、寄附をしていただいた方のご意思にそって事業に活用します。平成28年度は「コミュニティ・スクール委員会だより」の作成に活用いたしました。
 なお、市への寄附金は、所得税や住民税の控除対象になります。三鷹の教育へのご支援をお待ちしております。

 →総務課TEL内線3213


※詳細はPDFをご覧ください。


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