緑と水の公園都市 三鷹市
このページはみたかの教育のバックナンバーです。 応募・募集・申込期限が終了している場合がありますのでご注意ください。

みたかの教育2016年4月10日2面

■平成28年度予算の概要と主な事業

 平成28年度の市の一般会計の予算額は695億3千892万8千円で、教育費68億9千394万8千円(一般会計に占める割合は9・9%)です。
 教育委員会は、事業計画に基づき、次のような施策に取り組んでいきます。

 →総務課TEL内線3213

学校教育の充実と環境整備等
「人間力」と「社会力」を兼ね備えた子どもの育成を目指して

コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展《拡充》 7千728万8千円
 コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育について、更なる内容の充実と持続可能な教育活動や学園運営の支援等を行います。
 平成28年度は、にしみたか学園が開園10周年を迎えることから、講演会の実施や記念誌の作成など記念事業を行うとともに、コミュニティ・スクール委員会活動への支援を行います。なお、事業の実施に当たっては、教育振興基金や国の「コミュニティ・スクール導入等促進事業補助金」を活用します。

教育支援の充実《拡充》 2千916万8千円
 安定した家庭生活を送ることが難しい家庭や、不登校、子どもの貧困対策を含めた家庭支援のため、スクールソーシャルワーカーへの需要が高くなっています。
 平成28年度は、スクールソーシャルワーカーを6人から7人に拡充するなど、家庭と学校のつなぎ役として、福祉や保健、医療などの関係機関と連携した連絡・調整をしながら、家庭への支援の更なる充実を図ります。

学校給食の充実と効率的な運営の推進及び市内産野菜の活用 《拡充》 3億8千912万4千円
 安全でおいしい学校給食と効率的な運営を推進するため、新たに羽沢小学校と第七中学校で自校方式による学校給食調理業務の民間委託を開始しました。
 また、平成29年度から新たに委託を開始する1校と、委託開始から5年目の見直し時期を迎える5校について、28年度中に事業者の選定を行います。
 さらに、27年度に設置した学校給食における市内産野菜活用推進連絡協議会において、市内産野菜の更なる利用率向上に向けた検討を進めます。

教育センターの耐震補強等工事に向けた取り組み《新規》 610万5千円
 教育センターについて、耐震性の確保を図るとともに、老朽化した施設等を更新するため、耐震補強等工事の実施に向けた準備に取り組みます。
 平成29年度から予定している工事期間中の移転先として、現在の総合保健センター(29年4月に三鷹中央防災公園・元気創造プラザに集約)を活用するため、施設の改修工事に向けた設計業務に取り組みます。

学校校庭等の芝生化の推進《拡充》 5千579万9千円
 ヒートアイランド現象の緩和など環境負荷の低減の一助とするとともに、児童・生徒への環境教育の推進や体力向上に資するため、東京都の「緑の学び舎づくり事業補助金」を活用して、校庭等の芝生化整備を行います。また、東京都の補助制度が拡大された芝生の維持管理については、引き続き、学校と地域の協働により進めるとともに、養生期間が必要な芝生の特性にあわせ、児童・生徒の活動への影響が最小限となるよう校庭の利用を工夫します。
 平成28年度は羽沢小学校の整備工事を予定しています。

中学校特別教室等の空調設備整備の推進《拡充》 1億1千315万9千円
 中学校の空調設備が未整備の特別教室等44教室のうち、新たに東京都の補助金の対象となった木工室、美術室など23教室の整備を行います。
 29年度には、生徒会室、進路指導室など21教室を整備し、全ての特別教室等の整備を完了する予定です。

[その他の事業]
●特別支援教室「校内通級教室(仮称)」の設置《新規》 1千950万円
●通学路の安全確保の充実《拡充》 956万4千円
●児童数増に対応した適正な学習環境の確保に向けた取り組み 3億9千257万3千円
●学校給食用食材の放射性物質検査の実施 26万1千円
●言語能力向上拠点校事業の実施 100万円
●理数授業特別プログラム事業の実施 100万円
●日本の伝統・文化教育の充実に向けた調査・研究 104万4千円
●学校施設の長寿命化改修工事の計画的な実施 1千633万6千円
●太陽光発電設備の設置によるエコスクール化の推進 8千138万9千円
●中学生の普通救命講習の実施 166万4千円

生涯学習環境の整備等
市民の自主的な学習・芸術・文化・スポーツ活動の振興を図ります

図書館サービス網の再編《新規》 103万4千円
 平成29年3月の下連雀図書館の廃止や移動図書館ひまわり号の更新にあわせて、コミュニティ・センター図書室との連携など、図書館サービス網の再編に向けた取り組みを進め、より効率的・効果的な図書館サービスの展開を図ります。移動図書館ひまわり号の新車両については、27年度に作成したロゴマークを活用したデザインの検討を行い、28年度中に契約を行うことから債務負担行為を設定します。
[図書館サービス網の再編]
・29年度からの井の頭コミュニティ・センター図書室と図書館との連携に向けた検討
・移動図書館ひまわり号の巡回ステーションの見直し及び車両の小型化による移動図書館の有効活用に向けた検討
・図書館サポーターとの協働による図書館利用困難者への図書配達サービスの提供

2020年東京オリンピック・パラリンピック気運醸成事業の実施 《拡充》 490万円
 近代五種の競技が東京スタジアムで開催予定であることから、乗馬や馬術に関連した事業を行うほか、三鷹市出身のオリンピアンを講師に招いたスポーツ教室を開催します。また、三鷹市の実情にあわせたスポーツを支えるボランティアの育成方法などについて調査・研究を行うなど、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の気運醸成を図ります。
 なお、これらの新規・拡充事業は、東京都の補助金等を活用して実施します。

和洋弓場の整備の推進《新規》 3千500万円
 三鷹中央防災公園・元気創造プラザ開設後、平成29年度からの和洋弓場の整備に向けて実施設計を行います。

[その他の事業]
●野川大沢調節池の規模拡大工事に伴う大沢野川グラウンドの一時閉鎖 1千504万6千円
●遺跡調査会運営とあり方の見直しの検討 5千379万8千円
●大沢二丁目古民家(仮称)の整備の推進 1千911万5千円

※写真はPDFをご覧ください。


■教育ボランティア養成講座を開催しています

 市内では、1年間に延べ1万7千人を超える学校支援者が学校の教育活動を支えてくださっています。
 市教育委員会では、学習にかかわる教育ボランティアに携わっている方、またはこれから携わろうとする方を対象に、教育ボランティア養成講座を開催しています。
 この講座は、学校の授業で、より教育効果を上げるためにご支援いただいている、教育ボランティアの方々のスキルアップを目的に実施しています。

入門編…楽しいグループワークを通して、気付きを交換し合う大切さを学びます。
実践編…授業に入りボランティア体験をした方を対象に、協議をするなどの実践を通して、学校、児童・生徒とのかかわり方、ボランティアの心構えについての理解を深めます。
コーディネート編…教育ボランティア制度を円滑に運営するために、どのようにコーディネートをしたらよいかを話し合います。

 平成27年度は、小学校5校を会場として、3コース7講座を開催しました。
 教育ボランティアの取り組みが活性化すると、児童・生徒が、より分かる、やる気になる、安心して学べるようになります。
 今年度も学校で開催しますので、ぜひご自身のボランティア経験に応じた講座を受講していただき、学校支援にお役立てください。

 →指導課TEL内線3245

※写真はPDFをご覧ください。


■教育振興基金のご案内

 三鷹市では、学校教育の充実や生涯学習の推進など、教育振興を目的とした寄附金を募集しています。みなさんからいただいた大切な寄附金は、原則として基金へ一度積み立てたうえで、寄附をしていただいた方のご意思にそって事業に活用します。平成27年度は「コミュニティ・スクールガイド」の作成に活用いたしました。
 なお、市への寄附金は、所得税や住民税の控除対象になります。三鷹の教育へのご支援をお待ちしております。

 →総務課TEL内線3213

ありがとうございました
 平成27年度は、合計3件(総額154,329円)のご寄附をいただきました。


※詳細はPDFをご覧ください。


▲このページの先頭へ

目次ページに戻る

トップページへ戻る


三鷹市役所 〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号 電話:0422-45-1151(代表) 市役所へのアクセス

開庁時間:月曜〜金曜日の午前8時30分〜午後5時(祝日、12月29日〜1月3日を除く)