緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育2015年11月22日1面

■教育委員会の新たな体制がスタート(教育委員会制度が変わりました)

 地方教育行政における責任体制の明確化、迅速な危機管理体制の構築などを目的に「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」が改正されました。
 新制度では、これまでの委員長と教育長の職が一本化され、市長が議会の同意を得て任命する新たな教育長が教育委員会の責任者となります。
 市では、改正後の法律による新たな制度に基づき、初めて市長が直接任命する「新教育長」として、高部明夫教育長が10月1日に就任し、同日から新たな教育委員会制度に移行しました。
 また、同日に須藤金一氏と高橋京子氏が教育委員会委員に就任しました。

※図はPDFをご覧ください。

三鷹市教育委員会名簿
※表はPDFをご覧ください。


■新たに就任した教育長及び委員の紹介

高部 明夫教育長
[略歴]昭和52年4月三鷹市就職。総務部職員課長、教育委員会教育部調整担当部長兼総務課長、総務部調整担当部長兼政策法務課長、市民部調整担当部長兼市民課長、市民部長、教育委員会教育部長を歴任し、平成24年10月から三鷹市教育委員会教育長を務める。
須藤 金一委員
[略歴]平成13年3月一橋大学経済学部卒業。(株)UFJ銀行勤務を経て、市内で農業に従事。現在、東京むさし農業協同組合三鷹地区青壮年部部長、東京むさし農業協同組合青壮年部副部長、特定非営利活動法人みたか都市観光協会理事を務める。
高橋 京子委員
[略歴]十文字学園女子大学人間生活学部教授。昭和54年4月から公立小学校教諭として勤務。平成14年4月から平成23年3月まで、三鷹市立北野小学校教頭、井口小学校副校長、北野小学校長、第六中学校長を歴任する。

※写真はPDFをご覧ください。

教育委員会の仕組み
 教育委員会は、地方教育行政を処理するために、市長から独立して設けられた合議制の執行機関で、学校教育、社会教育、スポーツなどに関する事務を行っています。教育委員会は、教育行政における重要事項や基本方針を決定し、それに基づいて教育長が具体的な事務を執行します。


■教育委員会の主な活動(平成27年度上半期の主な審議案件と活動)

 市教育委員会では、毎月、定例会を開催し、基本方針の決定、規則の制定、教科書の採択など議案審議を行っています。
 また、学校訪問を実施し、学校経営・授業等に対し指導・助言を行うほか、学校保護者との懇談会や学校の研究発表会、教育委員会相互の連絡会等に出席するなどの活動を行い、学校の状況や教育行政をめぐる諸課題の把握に努めています。
 教育委員会の会議の開催予定、審議案件や会議録は、市ホームページに掲載しています。

平成27年度上半期の主な審議案件と活動
4月
○平成27年度事業計画の承認
○三鷹市市民体育施設条例施行規則の一部改正
●平成27年度教育施策連絡協議会 出席
●東京都市町村教育委員会連合会理事会 出席

5月
○教育長の特定非営利活動法人三鷹ネットワーク大学推進機構理事の兼職の承認
○三鷹市いじめ問題対策協議会委員の委嘱
○三鷹市社会教育委員の委嘱
○三鷹市公民館運営審議会委員の委嘱
○三鷹市スポーツ推進審議会委員の委嘱
○教育長の公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団理事の兼職の承認
○平成27年度一般会計補正予算見積書について
○三鷹市立図書館協議会委員の任命
●教育委員会協議会の開催(平成27年度一般会計補正予算見積書について)
●東京都市町村教育委員会連合会定期総会 出席

6月
●学校訪問(中原小学校)

7月
○職員人事の推薦
○平成27年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成26年度分)
○三鷹市スポーツ推進委員の委嘱
●教育委員会協議会の開催(新川防災公園・多機能複合施設(仮称)管理運営計画について)
●学校訪問(第七小学校)
●第1回総合教育会議 出席

8月
○地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定の申出
○平成27年度一般会計補正予算見積書について
○平成28年度使用小・中学校教科用図書及び小・中学校教育支援学級用教科用図書の採択

9月
○三鷹市立図書館の管理運営に関する規則の一部改正
○三鷹市立図書館電子計算組織管理運営規程の廃止
○市長の権限に属する事務の補助執行に関する協議
●教育委員会協議会の開催(第4次三鷹市基本計画第1次改定骨格案について等)

10月
○三鷹市教育委員会教育長職務代理者の指名
○地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係規則の整備に関する規則の制定
○三鷹市教育委員会事務局処務規則の一部改正
○三鷹市教育委員会事務専決規程の一部改正
○三鷹市いじめ問題対策協議会委員の委嘱
●学校訪問(第五中学校・井口小学校)

(○は会議の案件、●は会議以外の活動)

 →総務課TEL内線3213


■教育長コラム「参加と協働の教育の充実・発展に向けて」

教育長 高部 明夫

 教育委員会制度改革のひとつとして、教育委員長と教育長の一本化を行う関係条例が、第三回市議会定例会で可決されるとともに、新たな教育長職に10月1日、市長より任命されました。教育長の教育行政に果たす役割と責任が明確になり、迅速で的確な判断が求められています。これまで以上に、教育委員会での十分な審議・協議を行っていくとともに、「総合教育会議」などを通じて市長とも緊密な連携を図り、学校長やコミュニティ・スクール、PTAはじめ教育の関係者との情報共有や協働の取組みを進めてまいります。

 さて、先月はラグビーW杯での日本チームの活躍が話題となり、エディー・ジョーンズHCの手腕が注目を集めています。日本チームの強みは勤勉さ、真面目さ、組織力であり、弱みは受け身、判断力のなさ、反発心の弱さであると分析し、ボールをつなぐ集散の速さを生かすためのハードワークを行い、体力、スタミナ、状況判断力を鍛えたそうです。

 今、学校教育でも、日本の児童・生徒の学力は世界的に高い水準であるものの、自己有用感(自信)の低さが課題となり、自ら考え、判断し、表現する能力が求められています。三鷹市は、「三鷹学びのスタンダード」を活用しながら、より主体的・協働的な問題解決型の学習を進め、思考力・実践力を伴った確かな学力を育成してまいります。

 また、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育は導入から10年を迎え、多くの関係者のご尽力により協議が活発化し、学校支援ボランティアも広がってきました。不登校の人数が都内最少になるなど安心して通える学校として成果も出ているところですが、さらに地域とともに協働する学校づくりを進め、子どもの「人間力」「社会力」を育んでまいります。

 生涯学習については、人生90年、100年の高齢(幸齢)社会を迎え、健康で生きがいをもった学習活動やスポーツライフの充実が求められています。市長部局と連携しながら、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)の協働的な事業運営やスポーツボランティアの養成、つながりのある図書館づくりなどを進め、市民の皆様が地域で充実した活動・交流・貢献ができる「生涯学習社会」の構築を目指してまいりますので、これからもご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。


※詳細はPDFをご覧ください。


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