緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育2015年8月23日1面

■平成27年度予算の概要・補正予算成立

 平成27年度補正予算が市議会で可決され成立しました。当初予算は「骨格予算」の考え方を基本に据えて編成したため、今回の補正予算は、新規・拡充事業などの政策的経費や投資的経費を追加し、通常の年間を通した予算としました。

 平成27年度の市の一般会計の補正額は24億9千995万4千円で、補正後の予算総額は694億145万6千円(前年度比30億6千645万6千円〈4.6%〉増)です。
 教育費の補正額は5億961万5千円で、補正後の教育費総額は67億1千254万4千円(一般会計に占める割合は9.7%)です。

→総務課TEL内線3213

平成27年度の主な事業
 教育委員会は、事業計画に基づき、次のような施策に取り組んでいきます。
※各事業の金額は、通年の予算額です。

学校教育の充実と環境整備等
「人間力」と「社会力」を兼ね備えた子どもの育成を目指して

コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展《拡充》
7千517万4千円

 コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育について、更なる内容の充実と持続可能な教育活動や学園運営の支援等を行います。
 また、学校支援者の裾野を広げるため、教育振興基金を活用し、コミュニティ・スクールの仕組みや学校と地域との関わりを伝える「コミュニティ・スクールガイド」を3学園で作成します。(※他の4学園は作成済み)

理数授業特別プログラム事業の実施《新規》
100万円

 理数が好きな児童・生徒を増やすため、大学や企業などと連携して外部講師を招き、理科や算数・数学、科学技術等に対する興味、関心を喚起する特別授業を行います。平成27年度は10校で実施し、事業実施に当たっては、東京都の「理数授業特別プログラム事業委託金」を活用します。
 なお、27年度、28年度の2か年事業とし、2年間で市内全22校で実施します。

通学路の安全確保の充実《拡充》
877万9千円

 学校と地域等が連携して行う通学路の見守り活動を補完するため、小学校通学路に防犯カメラを設置します。事業実施に当たっては、東京都の「通学路防犯設備整備補助金」を活用し、平成30年度までに全市立小学校の通学路への設置を目指します。
〔実施校〕4校(第三小学校、第五小学校、大沢台小学校、羽沢小学校)〔台数〕各校5台 ※既設置校 北野小学校(平成26年度)

学校校庭の芝生化の推進《拡充》
2千677万7千円

 ヒートアイランド現象の緩和など環境負荷の低減の一助とするとともに、児童への環境教育の推進や体力向上に資するため、中原小学校の芝生化整備工事及び羽沢小学校の芝生化実施設計等を行います。

[その他]
・オリンピック・パラリンピック教育推進校事業の拡充《拡充》 550万円
・小学校外国語活動アドバイザー活用事業の実施《新規》 80万円
・日本の伝統・文化の良さを発信する能力・態度の育成事業の実施(第一小学校)《新規》 50万円
・我が国の伝統・文化教育の充実に係る調査・研究事業の実施(第七小学校)《新規》 104万4千円
・太陽光発電設備の設置によるエコスクール化の推進《拡充》 710万6千円

生涯学習環境の整備等
市民の主体的な学習・芸術・文化・スポーツ活動の振興を図ります

大沢二丁目古民家(仮称)の整備
315万円

 明治35年に創建された古民家について、昭和55年頃の改修後の状況に整備することを基本とする新たな方針を策定するとともに、エコミュージアムの拠点施設の一つとして整備するため、基本設計等に着手します。様々な体験学習や民具の展示を行うなど、地域文化財や地域観光の情報発信の拠点として整備し、三鷹型エコミュージアム事業を推進します。

みたかスポーツフェスティバルの充実《拡充》
420万7千円

 10月に市民センター周辺等で開催する「みたかスポーツフェスティバル」について、講師を招いた親子で体験できる体操プログラムなど、内容を充実して実施し、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の気運醸成とともに、次世代を担う三鷹の子どもたちに対してスポーツの普及啓発を図ります。実施に当たっては、東京都の「スポーツ振興等事業費補助金」を活用します。

[その他]
・古文書資料のデジタル化の実施《新規》 530万9千円
・障がい者のスポーツふれあい事業の実施《新規》 85万5千円
・中原スポーツ児童遊園の整備《新規》 5千40万6千円
・スポーツボランティア育成事業の実施《新規》 6万円

※詳細はPDFをご覧ください。


■学校校庭の芝生化推進事業を行っています

学校・地域の連携で維持管理
 三鷹市立小・中学校において、ヒートアイランド現象の緩和や砂飛散防止を図るとともに、環境への負荷の少なく快適な学校環境づくりを創出し、児童への環境教育の推進や体力向上に資するため、校庭芝生化整備を進めています。

校庭芝生の維持管理を学校・地域の連携で
 芝刈りや肥料まき、雑草抜きや補修など、日々の維持管理作業を、学校と地域の方々が専門家の指導の下、協力して行っています。

※図はPDFをご覧ください。

多くの方の関わりで芝生を維持
 例えば、平日の作業は児童・生徒やPTAなどが交代で、夏休みなどは、校庭を利用する団体や町会・子供会などの地域の方がグループごとに交代で作業に携わるなど、多くの方が維持管理に関わることで、各グループの作業時間や回数は少なくても、芝生の良い状態を保つことができます。

芝生導入校
第一小学校、第三小学校、北野小学校、大沢台小学校、東台小学校、第二中学校、第四中学校、第六中学校


■教育委員コラム・「開かれた学校」と「安全・安心」

教育委員会 委員
岡(おか) 由美

 本年4月1日より、新教育委員会制度がスタートしました。首長と教育委員会が教育について意見を述べ合う『総合教育会議』の設置が義務付けられ、三鷹市でも7月17日に第一回目が開催されました。今まで以上に連携して、オール三鷹体制で教育の諸問題に向き合っていくことが確認されました。

 その会議の中で事務局から「この数年、学校開放施設の利用者や、PTA主催研修会への参加者が増加している。生涯学習活動への市民の関心が高くなっているのではないか。」という報告がありました。学校が、地域にとっても学びや社会貢献の場として機能してきたことのあらわれと、うれしく思います。

 思い返せば私がPTAや青少年健全育成に関わり始めた十数年前は、「開かれた学校に」という声が大きくなっていく頃でした。それ以前はまだまだ、参観日や運動会等行事で行く、特別感のある少し敷居の高い場所であったような気がします。学校が地域コミュニティの核になり、見通し・風通しが良くなれば、そこに関わる人たちの『安全・安心』にもつながると、徐々にわかってきました。

保護者・市民の皆さんにとって、命に直結する『安全・安心』は、非常に大きな関心事かと思います。災害時の避難場所、防災減災教育、不審者対応、交通安全の啓発、いじめや体罰について、インターネット関連の問題、アレルギー等食のこと等々、これらすべてに学校が関わりを持っています。学校・地域・家庭が、顔の見える関係でつながり、たくさんの目で見て確認することで『安全・安心』が守られていくと考えます。

 どんな理論やシステムも、実際に動かすのは人です。行政のバックアップや先生方のご努力があるのはもちろんですが、『開かれた学校』を実現している大きな力は、三鷹の高い『市民力』『地域力』です。あらゆる場面で学校に関わり、支えて下さっている方々にあらためて感謝いたします。

 まだまだスタートしたばかりの新教育委員会制度ですが、『安全・安心』を始めとした諸問題に、今まで以上に多角的に取り組める好機であると前向きにとらえ、教育委員会としてもますます研鑽を積んでまいります。

 これからも三鷹の教育がよりよくなりますよう努力しますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

※詳細はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


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