緑と水の公園都市 三鷹市
このページはみたかの教育のバックナンバーです。 応募・募集・申込期限が終了している場合がありますのでご注意ください。

みたかの教育2010年8月22日1面

■市制施行60周年記念事業 「三鷹教育改革フォーラム2010」を開催

11月5日(金)〜7日(日)

三鷹発!教育改革 〜スクール・コミュニティをめざして〜

 三鷹市は11月3日に市制施行60周年を迎え、今年度さまざまな記念事業を実施します。その一環として、市・市教育委員会主催、日本学習社会学会共催で、11月5日(金)〜7日(日)の3日間にわたり「三鷹教育改革フォーラム2010」を開催します。ぜひご参加ください。

 三鷹市は、新しい義務教育学校をめざし、平成21年度に市立小・中学校全校を、保護者や地域が学校運営に積極的に参画するコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育校7学園として開園しました。この取組みにより、学校・家庭・地域の協働による新しい学校づくりやコミュニティの醸成を図っていきます。

 今後は、三鷹市自治基本条例第33条に定める学校と地域との連携協力、学校を核としたコミュニティづくり(スクール・コミュニティ)の実現をめざしていきます。

 みなさんご一緒に三鷹発の教育改革について考えてみませんか。ご来場をお待ちしています。

11月5日(金)
内容/小・中一貫教育の特色ある授業の公開、各学園の特色ある教育活動の研究発表などを各学校(学園)で行います。
時程/(1)午前11時20分から、全市立小学校にて授業公開(午前11時から各校にて受付)。(2)午後1時30分から、全市立中学校にて授業公開(午後1時から各校にて受付)。(3)午後2時30分から、全市立中学校体育館にて研究発表会など(午後3時45分終了予定)

11月6日(土)
内容/三鷹発の教育改革について、記念講演、パネルディスカッション、ポスターセッションなどを行います。
記念講演/テーマ「陽はまた昇るか?日本の教育」、【講師】読売新聞東京本社特別編集委員橋本五郎さん
パネルディスカッション/テーマ「教育再生にかける我がまちの挑戦」、【コーディネーター】玉川大学教職大学院教授 小松郁夫さん、【パネリスト】品川区教育長 若月秀夫さん、呉市教育長 長谷川晃さん、京都市教育政策監 生田義久さん、文部科学省生涯学習政策局政策課長上月正博さん、三鷹市教育長 貝ノ瀬滋
ポスターセッション/三鷹の教育改革に向けた、全7学園および教育委員会の実践と展望をポスターパネルで紹介します。

11月7日(日)
 日本学習社会学会第7回大会を市公会堂別館にて開催します。(市・市教育委員会共催)
内容/学習社会を構築するために、生涯学習に関する実践的、理論的研究発表、また、研究の交流および情報交換等を行います。
※11月7日(日)のみ参加費(資料代)2千円(ただし、市内在住・在勤・在学の方は無料)

 →総務課TEL内線3213
 →指導課TEL内線3245

※詳細はPDFをご覧ください。

記念講演の事前申込など詳しくは、10月3日発行の「広報みたか」をご覧ください。


■「三鷹教育改革フォーラム2010」のスケジュール

11月5日(金)

 11:20 小学校での授業公開 (11:00各校にて受付開始)
  昼休み(12:05〜13:00)
 13:30 中学校での授業公開 (13:00各校にて受付開始)
  休憩時間(14:20〜14:30)
 14:30 中学校体育館での研究発表会

11月6日(土)

1 市公会堂ホール (12:00開場)
 12:30 郷土芸能「井口囃子」
 13:00 記念講演「陽はまた昇るか?日本の教育」
  休憩時間(14:15〜14:25)
 14:25 三鷹の森学園の児童・生徒による合唱
 14:40 パネルディスカッション (16:30終了予定)

2 市公会堂ホワイエ (12:00開場)
 12:00〜16:30 ポスターセッション

※詳細はPDFをご覧ください。


■教育委員会委員長に秋山千枝子委員、教育委員会委員に河野純子氏が就任

 平成22年6月9日、教育委員会定例会において、委員長に秋山千枝子(あきやま ちえこ)委員を選任しました。委員長の任期は、同日から1年間です。また、平成22年5月26日、河野純子(かわの じゅんこ)氏が教育委員に就任しました。委員の任期は、同日から4年間です。

秋山委員長略歴
 「あきやま子どもクリニック」院長。現在、社団法人日本小児科医会理事、社会福祉法人子どもの虐待防止センター評議員、東京都児童福祉審議会委員、三鷹市北野ハピネスセンター嘱託医、市立保育園嘱託医なども務める。平成16年10月から三鷹市教育委員会委員に就任する。

河野委員略歴
 弁護士(東京弁護士会所属)。平成9年にソフィア法律事務所を開設し、現在に至る。平成19年4月1日から平成22年5月25日まで三鷹市公平委員会委員。

 →総務課TEL3213

※詳細はPDFをご覧ください。


■教育委員会委員 鈴木典比古コラム

長寿を生きる新社会通念を創ろう

教育委員会委員長
職務代理者
鈴木典比古(すずき のりひこ)

 近年、大学生の間で勉学への目的意識の喪失や海外への留学希望者が減少しており、これではグローバル化の時代に日本が諸国に後れを取ってしまうのではないかという危惧の声が聞かれる。

 留学希望者の減少の理由としては若者の内向き志向や、就職活動の時期が早まっており、留学など考えている暇はないといった事が挙げられている。しかし、他方で、卒業後5〜10年を過ぎて社会で働き盛りの社会人たちが「自分でやりたいことが見つかったので、これからのキャリアアップやキャリアチェンジを考えて海外留学したい」という希望や相談を寄せてくることが多くなっている。あるいは中高年層の女性などでも数週間の海外ホームステイや短期留学に出かける人もいる。海外ではなくて国内で資格取得や趣味などのために、働きながら、あるいは退職後に、もう一度勉学に励んでみたいと言う人は意外と多い。この人たちの年齢層は実に多様で、70歳近い人達も珍しくない。

 この様に、近年、社会通念として人生のある時期に起こったり行なったりする筈であると思われてきた人生のパターンが、10〜20年遅れて生じ、更に、その規則性が乱れてきている。

 それにもかかわらず、社会の固定観念の中では大学生活は18歳から22歳までであるべきこと、留学は在学中であるべきこと、22歳で卒業したら就職して60歳の定年まで一企業に勤めること、定年後は趣味を見つけなければならない、などという人生設計のパターンが今でも根強くはびこっている。このパターンに固執しているのは意外と企業や当の大学生達ではなかろうか。

 企業は大学生の採用には今でも新卒採用優先主義を放棄しようとはしない。大学生もこのことは知っていて、自分を新卒の部類に留め置くために、卒業に必要な単位を既に履修し、卒論を仕上げていても、就職が決まらないと卒業しようとしない。働く人たちが大学に再入学して自分の人生や職業の方向を変えようとするには多くの困難がある。働きながら大学生活を送ることは欧米では普通の現象で、大学生のうち20パーセント以上がこの部類に入るというのに、日本ではわずか2パーセントにすぎない。

 このような息苦しさが日本の閉塞感を醸し出し、大学生の意欲を削いでいるのではないか。平均寿命が80歳前後になった今、この人生設計のパターンを更新しなければならない。その際、参考になるのは2500年前の孔子の教えではなかろうか。孔子は「30歳で自立し、50歳で天命を知り、70歳で心の欲するところに従って行動しても社会規範を越えない」ような人生を理想であると言ったのだが、これが人生80年時代にはしっくりいくようだ。

 孔子の教えを我々流に解釈すれば、「大学で学びたければ30歳くらいまではよろしい。また、60歳以上の元気な年齢層も学生として再び大学に入ろう」ということになろうか。大学の40パーセント以上が定員割れを起こしている現在、孔子の言は、大学経営にとっても有効な教訓である。

※詳細はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


▲ページのトップへ

目次ページに戻る

トップページへ戻る


   
三鷹市役所 〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号 電話:0422-45-1151(代表) 市役所へのアクセス

開庁時間:月曜〜金曜日の午前8時30分〜午後5時(祝日、12月29日〜1月3日を除く)

三鷹のキャラクター・ポキのイラスト

ポキってなに?