緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育2009年11月22日3面

■第12回中学生意見発表会が開催されました

 中学生が体験したこと、学んだこと、中学生から見た大人の姿、社会のことなどを自由に発表することを通して、地域の大人たちが中学生に対する理解や認識を深める機会として毎年実施される「中学生意見発表会」(三鷹市、三鷹警察署、三鷹市教育委員会の主催)が、今年も10月24日に三鷹市市民協働センターで開催され、各学校の代表生徒のみなさんが、三鷹市長をはじめ多くの出席者の前で堂々と発表されました。

 意見発表者とテーマは下記のとおりです。発表後には、教育委員会委員長より発表者一人ひとりに対し講評をいただき、市長から表彰状が授与されました。

 一中 湯原 大空さん 「私達の町「三鷹」を知りたい」
 二中 鮫島 弥早さん 「明るい未来へ」
 三中 田邉 知佳さん 「生と死」
 四中 小田桐 瑞樹さん 「私達と障がい者の距離」
 五中 島田 莉呼さん 「日々のありがたみ」
 六中 水落 義貴さん 「格差社会について考える」
 七中 黒田 愛袈さん 「贅沢な自分へ」

 →生涯学習課TEL内線3313

※詳細はPDFをご覧ください。


■一人ひとりの教育計画に取り組んでいます

 国の施策である「特別支援教育」が始まり、三年が経とうとしています。三鷹市では平成19年度に三鷹市教育支援プランを策定し、小・中学校の通常の学級、教育支援学級(固定制・通級制)で、一人ひとりに応じた支援や指導が行えるよう、努力をしています。その中で、学校における個別的な支援が必要な児童・生徒について、次のような個別の教育計画を保護者のみなさんと相談しながら作っています。

●個別指導計画

 児童・生徒一人ひとりの課題や特性に応じたきめ細かな指導を行うために、より具体的な教育的ニーズに対応して指導目標や内容、支援方法などを記入し、作成します。学校と保護者が連携し、短期で効果を上げるための指導計画です。

●個別の教育支援計画

 幼児・児童・生徒の一人ひとりの生活学習のスタイルやニーズを正確に把握し、ライフステージに応じて教育、保健・医療、福祉、労働などのさまざまな側面から、密接な連携と協力により支援を行えるようにするために作成します。学齢期に小・中学校などが中心となって作成する長期間で広範囲な計画です。

 人には誰でも得意・不得意があります。例えば、みなさんは道順を教えてもらうとき、どちらがわかりやすいですか?
A:「郵便局の角を左に曲がって、三つ目の交差点を右に行き…」と言葉で説明してもらう。
B:ぱっと地図を広げてもらって「こう行ってここ曲がってまっすぐ…」と説明される。
ものごとの理解や認識の方法は、人によってさまざまに違うのが普通です。

 かけ算を覚える時でも、次のような違いがあるので、できるだけ子どもの特性に応じて工夫をしていくことが大切です。
A:九九を唱えることに集中して覚えるのが得意な子
B:音だけで覚えるのは苦手だけれど、絵や数字を押さえながら唱えると覚えられる子
 このように学習方法を工夫するとスムーズに理解できる子、集中できる時間が短いが少しの声かけで頑張れる子、ちょっとした手助けがあると話し合いや発表の場面で力を発揮できる子など、その子に応じた目標や指導内容を工夫していくのが教育支援の考え方です。

「みんなちがって当たり前」

 一人ひとりに応じた教育支援が、特別なことではなく「当たり前」になるよう、保護者や市民のみなさんのご理解ご協力をお願いします。
 個別指導計画、個別の教育支援計画のどちらも三鷹市の個人情報保護条例により、適切に情報管理をします。また、必要に応じて保護者の希望がある場合には、小・中一貫教育校での引継ぎおよび、高等学校などへの引継ぎも行っていきます。

 →学務課(総合教育相談窓口)TEL内線3291


■平成21年度全国学力・学習状況調査の調査結果をお知らせします

 平成21年度全国学力・学習状況調査は、小学校第六学年および中学校第三学年の原則として全児童・生徒を対象に、児童・生徒の学力・学習状況をきめ細かく把握・分析することにより、教育および教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図り、児童・生徒への指導や学習状況の改善に役立てることなどを目的として4月21日に実施されました。

 調査の内容は、教科に関する調査(国語と算数・数学)と生活環境や学習環境などに関する質問紙調査(児童・生徒対象と学校対象)があり、教科に関する調査は、主として「知識」に関する問題と、主として「活用」に関する問題の二種類です。

 主として「知識」に関する問題(A問題)は、(1)身に付けておかなければ後の学年などの学習内容に影響を及ぼす内容や(2)実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能などを調査するものです。また、主として「活用」に関する問題(B問題)は、(1)知識・技能などを実生活のさまざまな場面に活用する力や(2)さまざまな課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力などにかかわる内容を調査するものです。

 ここに、三鷹市の調査結果の概要をお示しします。

 三鷹市:小学校

 国語、算数ともに、平均正答率は、全国平均、東京都平均と比較して上回っています。また、国語、算数ともに平均正答率は、B問題の方がA問題よりも下回っていますが、B問題では、全国平均、東京都平均より下回った設問はなく、知識・技能などを実生活のさまざまな場面に活用する力は良好であると言えます。

 国語の各領域の平均正答率は、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」「言語事項」においては、全般的に全国平均、東京都平均と比較して上回っているものの、ほかの領域と比べてB問題における「書く能力」にかかわる設問の平均正答率は全体的に低い傾向があります。今後は、事象や意見などを関係付けながら書く学習活動や、事実、意見、感想を区別して書いたりする活動などを国語科の学習のみならず、各教科などの学習においても一層充実することが大切です。「言語事項」では、接続語を使って書くことについて課題があるため、文の構成や文と文のつながりを確かめたりする指導を充実することが求められています。

 算数の各領域の平均正答率は、「数と計算」「量と測定」「図形」「数量関係」ともに、全国平均、東京都平均と比較して上回っています。算数B問題では、他の領域に比べて「数量関係」の平均正答率は低く、百分率の意味をじっくりと理解させる指導、表とグラフを関連付けて考える指導、考えたことなどを記述する指導などを重視することが大切です。

 三鷹市:中学校

 国語、数学ともに、平均正答率は、全国平均、東京都平均と比較して上回っており、学習状況は良好であると言えます。また、国語、数学ともに平均正答率は、B問題の方がA問題よりも下回っています。国語は、A問題とB問題の平均正答率の差が小さく、「習得した知識、技能などを活用する力」は概ね良好と言えます。数学は、B問題よりもA問題の方が、全国平均、東京都平均との差は大きく、「知識・技能」などは概ね良好と言えます。

 国語の各領域の平均正答率は、「話すこと・聞くこと」「読むこと」については、学習状況は概ね良好であると言えますが、ほかの領域と比べて「書く能力」の平均正答率は低い傾向があります。例えば、書いたものを推敲していく活動や、資料に表れている工夫を自分の表現に活用して書いたり、読み取った情報を簡潔にまとめて書いたりするような指導の工夫を図っていくことが重要となります。

 数学の各領域の平均正答率は、「数と計算」「図形」「数量関係」ともに、全国平均、東京都平均と比較して上回っていますが、ほかの領域と比べて「数量関係」の領域の平均正答率は低く、表、式、グラフを関連付けたりする学習活動などを中心に指導を充実させることが求められます。

 三鷹市教育委員会においては、調査結果の把握と分析を行い、今後の指導や学習の改善に活かしていくことが重要であると考えています。

 なお、詳細は、市ホームページに掲載しておりますのでご覧ください。
本調査により測定できる学力は、特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面です。

 →指導室TEL内線3243

※詳細はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


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