緑と水の公園都市 三鷹市
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みたかの教育2009年4月12日1面

■平成21年度 コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育校を全市展開

4月に「三鷹の森学園」「三鷹中央学園」、9月に「鷹南学園」がスタート

 平成21年4月に「三鷹の森学園」(第五小学校、高山小学校、第三中学校)、「三鷹中央学園」(第三小学校、第七小学校、第四中学校)が小・中一貫教育校として開園しました。

 また、9月には「鷹南学園」(中原小学校、東台小学校、第五中学校)が開園します。

 これで、市立小・中学校がすべて小・中一貫教育校となります。

 三鷹市が推進するコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育校は、学校、家庭、地域がそれぞれの立場で当事者意識をもって、ともに手を携えて児童・生徒の「人間力」「社会力」を育成していくことを理念としています。

 現行の法制度のもとに、児童・生徒はそれぞれの学校に通学しながら、連続性と系統性のある小・中一貫カリキュラムに基づき教育活動を展開していきます。

 「義務教育9年間に責任をもつ」「義務教育9年目の姿に責任をもつ」を合言葉に、小学校と中学校の教員は、児童・生徒の交流、相互乗り入れ授業、合同研修会などを通して、児童・生徒への理解を深め、適切な指導・支援を行っていきます。4月開園の学園の特色は次の通りです。

 →指導室TEL内線3245

三鷹の森学園

 三鷹の森学園は、牟礼・井の頭の地域とともに「確かな学力」と「豊かな人間性・社会性」を向上させ、国際社会に貢献できる児童・生徒を育成します。緑豊かな自然、温かい人間関係、自立と文化の香り高い地域の特色を生かし、コミュニティ・スクールを基盤として、地域に根ざした教育活動を推進していきます。本学園の特色は、「コミュニケーション能力の育成をめざす小・中一貫英語教育」「算数・数学の少人数習熟度別学習による個に応じた指導」を重点とした『学力の向上』と、「交流活動」や「奉仕活動」の機会を大切にした生活指導や、一人ひとりのニーズに対応した教育支援に基づく『健全育成』です。

 これまで本学園には、小・中一貫英語教育、地域の方々が参加する授業づくりや、玉川上水や井の頭公園を活用した教育活動、子ども広場、ふれあい広場、フリースペースなど児童・生徒の居場所づくり、地域での職業体験やボランティア活動など、地域と連携して活動を充実発展させてきた実績があります。この地域力をシステムとして継続して活用できるようにし、一貫カリキュラムの充実と検証を行いながら学力向上と健全育成に努めます。

三鷹中央学園

 三鷹中央学園のめざす学園生像は、「地域や社会に貢献し 自立する学園生」です。社会の一員としてのあり方や生き方を考える力や態度の育成を9年間のカリキュラムを通して培っていきます。

 人間尊重の精神を基調とし、自らの未来を主体的に切り開く能力や、ほかと協調し、共に生きる力と地域や国際社会に貢献する態度の育成を図るために、その基盤となる知・徳・体の調和のとれた教育をめざし、「すすんで学ぶ」「すすんで行動する」「すすんで鍛える」「すすんで尽くす」の四本を本学園の教育目標としました。

 特色ある教育活動を推進するために、コミュニティ・スクール委員会との強固な連携のもと「確かな学力をはぐくむ学園」「豊かな人間性をはぐくむ学園」「たくましい心と体をはぐくむ学園」「地域を愛し地域・社会に貢献する態度をはぐくむ学園」「地域と協働する学園」をめざします。アントレプレナーシップ教育を推進し、失敗を恐れず何事にも前向きに取り組み、課題解決能力を身につけ、自己肯定感をもった学園生を育てていきます。

※詳細はPDFをご覧ください。


■新年度の教育の基本的な考え方

教育長
貝ノ瀬 滋
 かいのせ しげる

 めまぐるしく変化する現代社会のなかで、世界の平和と人類の福祉に貢献していくために市民一人ひとりの自己形成の場の充実が求められています。

 特に、子どもたちが不確実性の高い、流動的な競争社会を生き抜くためには、断片的な知識の寄せ集めや記憶力だけでは対応できません。「読・書・算」に習熟しているだけでは全く不十分です。

 今の若者がもつ価値観や「幸せ」の意識は変化し、「学ぶ」とは何か、「働くことの本来の意味」、そして、「生きる」ということについて、学校、家庭、地域の大人に、社会全体に答えを求めています。

 今日、単なる知識量や記憶力などの「テクニカルスキル」だけでなく、人と円滑にコミュニケーションをとったり、課題を見付け解決等を考えたり、責任をもって最後までやり遂げる力、他人を思いやり優しい愛情を注げる勇気や感性などの「ヒューマンスキル」も極めて重要です。

 そこで、三鷹市教育委員会では、小・中一貫による「確かな学力」と「人間力」「社会力」そして「体力」を兼ね備えた子どもを育成することをめざしています。

 一方、すべての人々の基本的人権を保障し、健康で文化的なまちづくりを推進していくにあたり、教育の果たす役割はますます増大しています。

 三鷹市教育委員会は、この責務を自覚し、家庭教育、学校教育、社会教育との緊密な連携のもとに、市民一人ひとりが、生涯を通して主体的に学習の機会を選択して学び、常に自らの向上を目指すことができるよう、市民生活に密着した教育環境の整備を図ってまいります。

 また、学校施設を地域に開かれた生涯学習の拠点施設として位置づけ、地域と連携した積極的な活用を図ると共に、学校・家庭・地域社会の協働と教育への市民参画をなお一層進めてまいります。

※詳細はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


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