キンクロハジロ(金黒羽白)カモ科


 キンクロハジロは体長40cmほどと、カモの仲間の中では少し小ぶりの鳥で、その名のとおり目が金色(黄色)、頭から背中にかけて黒、雄はお腹が白く、雌は白い部分がなく全身が薄茶色の地味な色合いをしています。全身が美しいオシドリをはじめ、頭が鮮やかな緑色のマガモ、頭が赤褐色のヒドリガモなどカモのの雄はいずれも目立つ色合いのものが多いですが、この黒い頭と白いお腹、黄色い目が目立つキンクロハジロの雄も目立つ存在です。
水中によく潜り、小魚や貝、エビなどをとらえて食べることが多い海水ガモ(海水域に多くいます)のグループに入ります。マガモやカルガモ、オナガガモのように水面に浮いたまま水面近くの水生植物や藻などの餌を多く食べる淡水ガモ(淡水域に多くいます)とは別のグループになります。水面に浮いているときのシルエットを見ると尾が下がっていて、潜水するときに水の抵抗が少ない体形をしています。
鳥類は羽繕いを頻繁に行い、飛び立つときに備えて翼の手入れをしていますが、よく潜水するカモの仲間は羽毛の撥水性を保つために尾尻の近くにある油脂腺から出る油分を体中に塗り付けるという手入れを怠りません。


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