シラカシ(白樫 ブナ目ブナ科)


シラカシは関東で最も身近なカシ(常緑樹)で落葉樹のケヤキとともに親しまれている樹木です。シラカシの名前の由来は葉の裏が白いから、と思われがちですが、実は材が白いことから呼ばれているそうです。シラカシによく似て、葉の裏がより白いウラジロガシがあります。関西地方ではアラカシが代表的なカシです。これら常緑樹のカシ、シイ、落葉樹のナラなどのブナ科の樹木の種子は、いわゆるドングリです。

 武蔵野を代表する樹林地である雑木林(クヌギ・コナラなどから構成される落葉樹林)が、薪炭林としての利用が無くなって放置されると、林床の日当たりが悪くなり、耐陰性の強いシラカシが旺盛に育ち、暖帯の極相となる常緑樹林へ遷移していきます。

 シラカシは萌芽力が強いので生垣にも使われ、農家の屋敷の周りには冬の北風を防ぎ、夏の日差しを和らげるために植えられました。三鷹市内どこでも見られますが、新川の丸池公園に隣接する勝淵神社の御神木や、北野公園のものは高さ20m以上ある見事な大木です。また、丸池公園の原っぱの奥には25年前に公園開園時に植栽され、大きく育ったシラカシ林があります。また、三鷹駅前の新しい高層ビルの足元にも防風効果を期待してシラカシがたくさん植えられています。


このページの作成・発信部署
都市整備部 緑と公園課
電話番号 0422-29-9789


[0]メニュートップに戻る
[#]トップページへ戻る


(C)Mitaka City