ハシブトガラス(嘴太烏)、ハシボソガラス(嘴細烏)カラス科


 なにげなく「ああ、黒いカラスがいるなあ」と見ていると、そんなに違いを感じないのですが、慣れてくると、比較的簡単に見分けることができます。嘴が太く全長約57cmと大きめなのがハシブトガラス、嘴が細く全長約50cmと少し小さめなのがハシボソガラスです。両者とも雑食性でなんでも食べますが、ハシブトガラスは肉食傾向が強く、ハシボソガラスは植物食傾向が強いそうです。

 また、生活場所もハシブトガラスは森林のような閉鎖的な環境が好きなのに対し、ハシボソガラスは農耕地や河川敷のような開放的な環境が好きであることなどの違いが見られます。ハシブトガラスが都市環境を好むのは、実はビルが林立する都市環境が森林の中に近いからである、と考えられています。市内の市街地や住宅地ではハシブトガラスをよく見かけますが、北野や大沢など農地の多い開けた環境ではハシボソガラスをよく見かけます。

 鳴き声にも違いがあり、カアカアと澄んだ声で鳴くのはハシブトガラス、ガアガアとしゃがれた声で鳴くのがハシボソガラスです。
 野鳥観察の時には、カラスなど身近な鳥との大きさの違いで種類を調べたりします。。


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