ゴイサギ(五位鷺)サギ科


 ゴイサギはずんぐりした体形で、頭と背中が濃い灰色、その他が薄い灰色をしたカラス大の中型のサギです。成鳥は目が赤いのが印象的です。幼鳥は、全身茶褐色で白い斑点が星のように見えることから「ホシゴイ」と呼ばれます。ゴイサギの名前は、醍醐天皇の命でとらえようとしたときに素直に従ったので五位を与えられたというのが定説のようです。

 三鷹でサギといえば白鷺の中の一種コサギがもっともポピュラーですが、このゴイサギも実は個体数の多いサギです。なぜあまり私たちの目に触れないのか、というと、夜行性であることが最大の原因かもしれません。昼間は林の中でじっと休息していて、夕方になると出陣し、水辺でじっと待機し、魚やアメリカザリガニ、カエルなどの獲物を認めると素早くとらえて食べます。暗い夜空から飛びながらクワッと鳴く声がきこえてくることがあります。この鳴き声から「夜ガラス」という別名もあります。

  三鷹でよく見かけるのは、井の頭公園の七井橋付近や大沢の野川近くです。


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