大きなハサミを持つエビの仲間で、普通成体は体長10cmほどです。小さいうちは褐色ですが、脱皮を繰り返していくうちに赤褐色になるものが多いようです。個体によってかなり色彩が異なり、成体になっても茶褐色や、色の薄いものもいます。
日本にもともといるニホンザリガニは、北海道と東北三県(青森、岩手、秋田)の清流に生息しています。一方アメリカザリガニは、昭和の初期に食用として移入されたウシガエルの餌として同時にアメリカから移入され、今では本州から北海道まで定着しています。食性は雑食性で、藻類や水草、小魚やオタマジャクシ、昆虫、動物の死骸など何でも食べます。このためザリガニ釣りにはスルメを使われることが多いようです。ザリガニを食べる天敵としてはブラックバスやウシガエル、サギやカワセミなどの鳥類が知られています。
土の中に潜ってトンネルを掘る習性があり、水田の畦に穴を開け、イネの根を食い荒らすため嫌われます。また、雑食性のため、水草や小動物がことごとく食い尽くされ、アメリカザリガニだけが多いという状況が発生することもあり、ホタルを保護しているところなどでも嫌われます。
水辺で遊ぶ子どもたちには人気者のアメリカザリガニですが、かなり古くから外来種として生態系を乱してきた歴史があります。昨年かいぼりを行った丸池でもたくさんのアメリカザリガニが捕獲されました。捕まえて飼いきれなくなっても、むやみに放さない様にお願いします。
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