ヤマガラ(山雀)シジュウカラ科


 ヤマガラは全長14cm、シジュウカラとほぼ同じくらいの大きさの可愛らしい小鳥です。秋から冬にかけての寒い時期には、他のカラ類(シジュウカラ、ヒガラ、コガラなど)やエナガ、キツツキの仲間のコゲラなどと混群(こんぐん)*1をつくります。この混群の中で、他の鳥が白や黒などを基調とした色合いなのに対し、ヤマガラは背中とおなかの部分の赤褐色なのでよく目立ちます。鳴き声は、シジュウカラと比べるとのんびりとしたテンポで、ツーツーピー、ツーツーピーなどとさえずります。小さな昆虫やクモなどを木の幹の隙間などから探しながら食べ、機敏に飛び回りながら移動していきます。

 全国各地の平地から低山に分布していますが、特に、関東より南に分布するカシやシイなどの常緑広葉樹林に多く見られます。これらの樹木の実(ドングリ)も好物で、実りの秋には両足で器用に押さえ、堅い果皮を頑丈な嘴(くちばし)で割って上手に食べる様子を見かけます。
 ヤマガラを三鷹周辺で見ることは稀ですが、秋の渡りの時期を中心に井の頭公園や野川公園など、大きな面積の樹林地で見ることができます。秋の一日、野鳥観察に出かけてみてはいかがでしょう。


このページの作成・発信部署
都市整備部 緑と公園課
電話番号 0422-29-9789


[0]メニュートップに戻る
[#]トップページへ戻る


(C)Mitaka City