ムクドリ(椋鳥)ムクドリ科


  全長24cmほど、スズメよりはだいぶ大きなムクドリは、三鷹市内でも一年中よく見かけ、市内で繁殖している鳥の一つです。椋鳥の椋はムクノキのことですが、ムクノキの果実を好んで食べることからきているそうです。キュルキュル、ジャーなど地味な声で鳴き、さえずることはありません。農地や開けた草地などが好きで、地面に降りて虫を採っている姿が目立ちます。
 もともと大きな木の洞(うろ)に巣を作る鳥ですが、都市化した場所では、しばらく使っていない部屋の雨戸の戸袋などに巣を作ることがよくあります。そっと覗くと木の枝やワラで作られた巣に、美しい水色の卵が産んであります。シジュウカラ用よりひとまわり大きい巣箱にもよく入るそうです。
また、ムクドリは繁殖期以外の時期に大きな群れを作ることでも知られていて、時には数万羽にもなるそうです。夕暮れどき、葉を落としたケヤキの大木にたくさんのムクドリが塒(ねぐら)を求めて集まるようすは農村地域の冬の風物でありました。都市化が進むにつれ、大群で騒がしい声をあげ、糞を落とすムクドリは公害として嫌がられるケースも出てきているようです。


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