今年の干支(えと)トラにちなんでトラツグミです。トラツグミは体長29.5cmほどの大型のツグミで、ハトより少し小さいくらいです。トラツグミの名は黄褐色の体に黒い横班があり、トラの模様を連想させることからついたのでしょう。
林や藪の中で、落ち葉をひっくり返しながらミミズなどの小動物を見つけて食べます。繁殖期には巣で待つ雛のために、たくさんのミミズを一度に咥えて運んでくるそうです。
トラツグミは、その姿が印象的であることとともに、美しいさえずりをする種類の多いツグミの仲間でありながら、とても変わった鳴き方をすることでも知られています。「ツィー、ヒョー」と細く澄んだ金属的な声で、曇りの薄暗い日や夜によく鳴くので、とても不気味な感じがするのです。森の闇の中から、ちょうどブランコのきしむような音が聞こえると不気味に感じるのも無理はないかもしれません。
多摩地域では、11月頃から5月ころまでの越冬の時期に山地から降りてきているようですが、姿を見ることはなかなか難しく、筆者も市内では、大沢の里のワサビ田のわきの藪の中で餌を探す姿を一度だけみたことがありますが、この虎斑模様はなかなか印象的でした。
このページの作成・発信部署
都市整備部 緑と公園課
電話番号 0422-29-9789
[0]メニュートップに戻る
[#]トップページへ戻る
(C)Mitaka City