暖かな日差しのある日には公園の池の杭の上などでこのようにカメが日向ぼっこをする姿を見かけます
現在、三鷹市周辺の身近な水辺に住むカメのほとんどは、このミシシッピアカミミガメ(別名ミドリガメ)といえるのではないでしょうか。名前にミシシッピとついているように日本古来の生き物ではなく、南米が原産ですが、1950年頃からペットとして子ガメが世界中に輸出されたそうです。日本にも1960年頃からたくさん輸入されました。大手菓子メーカーがお菓子の景品としていたこともあるそうです。
お祭りの縁日で「ミドリガメ」を買ってきたことがある方も多いのではないでしょうか。買ってきた時には手のひらにすっぽり入る位のかわいらしいカメが、何年も飼っているうちに、水槽に入りきらなくなり、かわいそうだからと「池沼や河川に放す」事例がとても多かったのでしょう。最大で甲羅の長さ28cmほどになるカメです。
原産地では開発によって減少しつつあるそうですが、ペットとして飼われていたものの遺棄が行われ、世界各地で定着し増加しているというとても皮肉なことになっています。日本では元来生息していたイシガメなどの近似種へ生態的な影響を与えていることも考えられ、要注意外来生物に指定されています。
食性は植物食傾向の強い雑食で、水草、藻類、小動物や動物の死骸などを食べます。流れの緩やかな河川、湖、池沼などに生息し、水生植物が繁茂した流れの緩やかな場所を好みます。
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