◆市の木、都の木 イチョウ
イチョウは中国原産の雌雄異株(雌の木と雄の木が別々)の落葉高木で道路の街路樹や公園のシンボルツリーなどとしてよく植えられます。
「生きている化石」などともいわれるように、恐竜時代に栄えていた裸子植物の仲間です。
旺盛な成長で病害虫にも強く、独特の葉の形も好まれ、三鷹市の「市の木」そして東京都の「都の木」にも指定されています。
イチョウの実、ギンナンは茶わん蒸しの具など和食に欠かせませんが、食べているのは果実のうち胚乳の部分です。三鷹市ではギンナンの採取のための栽培も盛んで、幹の先端を切り詰め、枝を低く伸ばして育てられているイチョウも市内のあちこちで見かけます。新川の丸池公園には開園前にこうして育てられていた低い樹形のイチョウがあります。
ギンナンの周囲の外種皮の部分は黄色の肉質で悪臭があり、触れるとかぶれることがあるので嫌われ、普通は街路樹として植えるものは雄木です。近年関東でも増加しているハクビシンは、中国にも生息する哺乳類ですが、このギンナンの外種皮の部分を好んで食べるそうです。
大木のイチョウの秋の黄葉の美しさは格別です。市内では、禅林寺境内にある市天然記念物に指定されているもののほか、深大寺公園や仙川公園、牟礼古判塚青少年広場など多くの公園で見ることができます。
このページの作成・発信部署
都市整備部 緑と公園課
電話番号 0422-29-9789
[0]メニュートップに戻る
[#]トップページへ戻る
(C)Mitaka City