■トロピカルムードたっぷりな鳥 ワカケホンセイインコ
飛びながら「キャアキャア、キキキー」などと、にぎやかに鳴く鮮やかな緑色の鳥をみかけたことがありませんか。
トロピカルな感じのするこの鳥は名前でわかるようにインコの仲間です。下向きの大きくするどい嘴をもち、木の実など植物を食べます。写真は緋寒桜の花を食べているところです。体の大きさは長い尾も含めて約40cmで、だいたいオナガと同じくらいです。
飼われていたものが逃げて野生化したものです。東京では1960年ごろから見かけるようになったそうですから、野生化してから約50年経っていることになります。大田区の東京工業大学構内のイチョウ並木にはねぐらがあり、夕方になると1000羽以上が集結するそうです。
この鳥の元来の生息地は北緯20度以南のインドやスリランカですが、温暖化の影響で過ごしやすくなっているのか、都内では増加傾向にあるようです。
多摩地区では、まわりが開けた大きなケヤキなど、木のうろに巣を作ることが多いようです。
人間の生活が環境に及ぼす影響を強く感じる事例の一つです。
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