アオマツムシ(青松虫)


アオマツムシは体長が20mmから25mm位で、鮮やかな緑色をしています。オスの背中の羽には茶色い斑紋があります。8月の下旬から10月下旬頃まで木の上で鳴くコオロギの仲間です。秋の終わりに、細い木の枝に卵を産み付けて親は死んでしまい、卵が越冬、翌年の初夏に幼虫が孵ります。
もともと日本に分布していた虫ではなく、1900年ごろに中国から入ってきた外来種といわれていますが、はっきりとはわかっていません。スズムシの「リーン、リーン」とともに「チンチロリン」という美声で知られる日本在来のマツムシが激減しているのに対し、この虫は1970年ごろより、都心部などで急激に増えてきています。
三鷹市内でも広い通りの街路樹の上などから、うるさいくらいの音量で「リーリーリー」と聞こえてきます。一匹が鳴き出すと、それに合わせて合唱がはじまります。すでにこの声は秋の風物詩になりつつありますが、アブラゼミが鳴く熱帯夜が終わるころにはこの虫が鳴いており、街の夜はなかなか静かになりません。


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