3月に入り、道端の野原にも少しずつ草が芽吹き、景色が枯れ草色から緑色へと変わっていきます。春のお彼岸くらいまでは、まだ霜が降りる日もありますが、秋に芽吹いた越年草など、耐寒性の強い植物が少しずつ成長していきます。
そんな野原で、3月になると早くも可愛らしいルリ色の花をつけるのがオオイヌノフグリです。この花が咲くとあたりが一挙に春らしさに包まれる感じがします。太陽が照っているときだけ花を開き、活動を始めたばかりの昆虫を誘います。寒い時期、花粉を媒介してくれる昆虫が訪れないと、夕方になり、花を閉じる時に自家受粉する仕組みを持っています。
花の大きさは7ミリから10ミリほどですから、この花をよく見るためには野原にしゃがむ必要があります。一見離弁花のように見えますが、花弁は基部で合着した合弁花です。
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