コゲラ(小啄木鳥)キツツキ科


2月の厳しい寒さの中、落葉樹の林は葉を落として、枯れているようにも見えます。でも、よく見ると木々は冬芽をつけ、春の訪れを待っています。
そんな静かな林の中を賑やかに鳴き交わしながら小鳥の群れが移動していきます。前号で紹介したシジュウカラを中心としたカラ類の混群です。混群とは、複数の種が混ざって群れをつくることです。
コゲラはこの群れの中で、枯れた幹や枝に写真のようにたてにとまり、コツコツと辺りに響く音を立てながら虫を探すスズメ大の小さなキツツキです。時折「ギィー」と、「油の切れた扉を開けるような音」と表現される特徴ある声をあげ、敏捷に動いていきます。
三鷹市内では、住宅地で見かけることも多く、庭木の枯れ枝などに穴を開け、営巣することがあります。キツツキというと森の中にいるイメージが強いと思いますが、コゲラは30年ほど前から、都市の中でも普通に見かけるようになりました。まちのなかに緑が増え、同時に餌場や営巣場所となる枯れ木も増えた結果ではないか、といわれています。


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