三鷹市と株式会社筑摩書房との共同主催で復活後27回目となる「太宰治賞」の最終選考委員会が令和7年5月9日に開催され、選考委員の荒川洋治さん、奥泉光さん、中島京子さん、津村記久子さんにより、1,478篇の応募作品の中から、第41回太宰治賞が前田知子(まえだ・ともこ)さん(筆名)の「フェイスウォッシュ・ネクロマンシー」に決まりました。
■受賞作「フェイスウォッシュ・ネクロマンシー」あらすじ
息子の不登校に悩む四十代の「私」。美容品を扱う店でテスターを使用したその日から、祖母の霊を降ろせるようになってしまった。掃除に打ち込む「私」の傍らで、もの言わぬ祖母は何をどう感覚しているのか。重曹と洗顔料と生家の思い出を携えて、パート主婦が越冬する。
前田知子さんから受賞コメントをいただきました。「最終選考の日は複雑な気持ちでした。受賞したいのか、それとももっと修練を積みたいのか。受賞決定の電話連絡を受けたあとは次第に喜びがわいてきたので、そういう自分にほっとしました。」と語りました。
■冊子「太宰治賞2025」
受賞作及び最終候補4作品と選考委員の選評などを収録した「太宰治賞2025」は、筑摩書房から発売予定です(6月19日発売予定)。
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