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先導的な環境活動を表彰しました
作成・発信部署:生活環境部 環境政策課
公開日:2022年2月18日 最終更新日:2022年3月2日
「環境活動表彰」にご応募をいただき ありがとうございました
三鷹市では、市民、団体、事業者の先導的な活動を広く紹介することで、市民の環境に対する意識の向上や行動を推進することを目的として表彰を実施しています。
このたび、応募のあった環境活動を三鷹市環境基金活用委員会で厳正に審査した結果、「環境活動表彰」1件、「環境活動功労表彰」1件、「環境活動奨励表彰」2件を決定いたしました。これらの環境活動に対し、2月18日に表彰式を行いました。
- 環境活動表彰について
- この事業は、高環境の創出を目指して行う先導的な活動を支援するために行われる顕彰事業のひとつであり、皆さまからの寄付金を積み立てた「三鷹市環境基金」を活用して、平成18年度から実施しています。
今回、表彰された皆さまは、日頃の環境活動により三鷹市民のために尽力され地域へ多大なる貢献をされたと認められました。これらの活動が、市民の皆さまの環境活動へのきっかけになってほしいと考えています。
表彰された皆さまの名称(敬称略)と活動の要約は以下のとおりとなります。
環境活動表彰
みたか紫草復活プロジェクト
江戸時代に三鷹が生産地であった江戸紫の染料である「紫草(むらさき)」が絶滅危惧植物であるため、紫草が自生する環境づくりを広め、江戸紫の復活を目指し、地域や子供たちに伝統文化を継承する活動をしている。
化学薬品に頼ることなく、古式の染色方法にこだわり、プロジェクト独自の種まき方法を「みたか流」として確立し、活動をしている。
現在は神社、公園、大沢の里古民家、会員の自宅を紫草の育成場としているが、今後は三鷹市などとも連携して講演会を行うなどの普及活動を実施し、紫草の育成場所を増やしたい。また、紫草の育成方法を確立していきたい。
環境活動功労表彰
大沢四丁目住宅自治会
団地自治会を設立した昭和61年当初から月1回の団地内外の全体清掃を続けている。現在は年2回程度の団地生垣の剪定やボランティアを募り、週1~2回の清掃活動もしている。
大沢四丁目住宅は住民の高齢化が進んでいることから、団地の生垣が生い茂るようになり、長年不法投棄に悩まされていた。三鷹市ごみ対策課とも連携し、現在は不法投棄や動物によるごみへの被害がなくなり、団地生垣を剪定することで景観もきれいになったため、住民から称賛されるようになった。
住民が気持ちよく、生活しやすい団地にしたい、きれいな場所を維持することでごみを捨てる人はいなくなると考え、今後も清掃活動を継続し、親子参加や、自主的に清掃する人が増えることを期待している。
環境活動奨励表彰
野の
コロナ禍において生活のあり方を見直し、環境問題に目を向け、プラスチックごみ問題に危機感を抱いたメンバーが三鷹でプラスチックごみを削減できないかを考え、量り売りの営利活動をしている。地産地消かつ生産者の顔が見える安全安心な野菜なども扱っている。
お客さんは「プラスチックフリー」、「必要なものを必要な分だけ」の買い物をすることができる。持ち帰り用の容器を忘れた場合、野菜は新聞紙に包んで販売している。また、最近は土に還る紙袋があるため、商品と一緒に販売するなどプラスチック削減に取り組んでいる。
量り売りは、プラスチック削減につながるだけでなく、お客さん同士が会話できることが良い。また、子どもは買い物の在り方、自分に必要な分だけ買うという意識も身に付き、買い物を通じて人と触れ合う楽しさを感じることができる。量り売りを通じて、容器を持って買い物にくるという行為が当たり前になるように、引き続き発信していきたい。
プラモンやっつけ隊
プラスチックごみに関する本を読み、映画を観たことをきっかけに、動物に与える影響を知り、プラスチックから地球と生き物を守りたいと思うようになった。メンバーは、小学生3人で構成している。
児童公園において町会事業の日曜カフェ(無料で手作りのレモネードや麦茶を提供)を開いているが、月に1回は「ノープラカフェ」とし、マイカップの持参を呼びかけ、ソフトドリンクをガラス瓶で提供している。日曜カフェと並行して、プラスチック汚染やごみに関するブースも展示している。
大人に発表・意見を聞いてもらい、プラモンやっつけ隊の活動を応援してくれることが良い刺激になり、また子どもたちの発言・行動により、周りの大人たちのへの影響や意識変化につながっている。
今後も日常的にごみ拾い、読書、環境問題に関する映画鑑賞を継続していく。新聞記事の切り抜きを独自の「プラモンノート」に切り貼りして、情報収集に努めている。