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第40回 太宰治賞が決定しました

作成・発信部署:スポーツと文化部 芸術文化課

公開日:2024年5月14日 最終更新日:2024年5月14日

画像:第40回太宰治賞を受賞した市街地ギャオさん(拡大画像へのリンク)

第40回太宰治賞を受賞した市街地ギャオさん

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第40回太宰治賞が市街地ギャオさん(筆名)の「メメントラブドール」に決まりました

三鷹市と株式会社筑摩書房との共同主催で復活後26回目となる「太宰治賞」の最終選考委員会を令和6年5月10日に開催し、選考委員の荒川洋治さん、奥泉光さん、中島京子さん、津村記久子さんにより、1,405編の応募作品の中から、第40回太宰治賞が市街地ギャオ(しがいち・ぎゃお)さん(筆名)の「メメントラブドール」(めめんとらぶどーる)に決まりました。

受賞作「メメントラブドール」あらすじ

「私」にはいくつか顔がある。マッチングアプリでノンケの男を喰う「私」、男の娘コンカフェでキャストな「私」、SIer企業でダウナー院卒若手社員をつとめる「私」、高専時代は姫でいられたかつての「私」、その武器ももはや壊れ始めている「私」、それでも誰かを欲しがる「私」、幸か不幸かすべてが己と理解しつつも世界にエラーが起きていく。貼りつけられたペルソナたちがハレーションする新宿区在住20代♂の令和五年。

選評

選考委員 奥泉光さんより

性的マイノリティを扱った作品。ネット用語を駆使し、様々な新しい言葉を取り込んで小説をつくるスタイルで、複数の人物たちがいきいきと躍動し、最終候補作品の中で最も小説としての魅力を感じた。

受賞者の市街地ギャオさん

受賞した市街地ギャオさんは、大阪府出身の31歳。

受賞の知らせを受けコメントをいただきました。

「これからメメラブを読んでくれるあなたへ。文学ガチ勢ですか? それとも公募ガチ勢? ただの物見遊山とか? 褒めたい? 腐したい? 読まなきゃわかんないよね。ナニモクでも、興味を持ってもらえて本当に嬉しいです。ことばで会いましょう。」

受賞作決定までの流れ

今回の受賞作は、応募作品総数1,405篇(前回1,246篇)の中から4篇を最終候補作とし、令和6年5月10日の選考委員会による選考の結果、決定されたものです。

冊子「太宰治賞2024」

受賞作及び最終候補4作品と選考委員の選評などを収録した「太宰治賞2024」は、筑摩書房から発売予定です(6月21日(金曜日)発売予定)。

第40回 太宰治賞 最終候補作品

  • 蒼生 行 「フォルムレス・ヒール」
  • 敏伊佑季 「アニサキスと何処迄も高い月」
  • 市街地ギャオ 「メメントラブドール」
  • 村上 岳 「堆積するもの」
太宰治賞とは
昭和39年に筑摩書房が創設した小説の公募新人賞で、吉村昭をはじめ、加賀乙彦、金井美恵子、宮尾登美子、宮本輝など多くの著名作家を世に輩出してきました。昭和53年の第14回を最後に中断していましたが、三鷹ゆかりの文人たちの文化の薫りを継承したいと考えていた三鷹市が、三鷹になじみの深い太宰治の没後50年(平成10年)を機に、筑摩書房に呼び掛け、共同主催の形で復活しました。
その後も、芥川賞を受賞した津村記久子さん、今村夏子さん、大江健三郎賞を受賞した岩城けいさんなど、有望な若手作家を輩出しています。

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