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星と森と絵本の家「回廊ギャラリー展示絵本作品公募」選考結果

作成・発信部署:スポーツと文化部 芸術文化課

公開日:2021年5月29日 最終更新日:2021年6月3日

入賞作品は、星と森と絵本の家の回廊ギャラリーにて順次展示します

第8回三鷹市星と森と絵本の家回廊ギャラリー展示絵本作品公募の、選考結果をお知らせします。

今回は45点の作品を応募いただき、選考の結果、下記のとおり7作品が入賞しました。

最優秀賞

『うちゅうの ちいさな こうかいしゃたち』 

千利 珠佳 作(神奈川県横浜市)

優秀作

『星のカケラに願いを』

クマミミ アキラ 作(東京都武蔵野市)

『ちきゅうしんりゃくかいぎ』

いぬい しんご 作(東京都世田谷区)

佳作

『りーちゃんとおつきさま』

かくさん 作(埼玉県上尾市)

『小わく星 ナガクボ』

時崎 清 作(茨城県高萩市)

『お月さんへ おてがみかいた』

成田 路実 作(東京都小平市)

『あひるぼし』

杉本憲一 作(東京都渋谷区)

展示について

入賞作品は、星と森と絵本の家の回廊ギャラリーで順次展示します。
各作品の展示スケジュールは、決まり次第ホームページでお知らせします。

補足事項

星と森と絵本の家は、現在平日のみ開館をしています。詳しくは【星と森と絵本の家】平日限定開館のお知らせをご覧ください。

最終選考に残った作品

  • 『2061 ケイとハレ―すいせい』 さかとく み雪 作
  • 『ハピタブルさん』 襟草 丁 作
  • 『うちゅうにえがくゆめのいろ』 あさのこ 作

選考委員講評

絵本研究家・作家 広松 由希子(選考委員長)

「天体」と「宇宙」をテーマにした絵本作品公募の8回目。応募者の空想力が一段と発揮された、質の高いコンペとなりました。

特に最終審査に残った3作品は、最後まで拮抗しました。『星のカケラに願いを』は、SF的な物語絵本で、モノクロームの巧みなビジュアル表現に惹きつけられました。グラフィックに仕上げられた『ちきゅうしんりゃくかいぎ』は、ユーモラスな結末に至るまで展開もみごとな完成度の高い絵本でした。

議論の末、最優秀作品は、高校2年生の作者による『うちゅうの ちいさな こうかいしゃたち』に決定。ボイジャー探査機から想を得たという作品ですが、独創性に富み、画面構成にも工夫がこらされ、隅々までいとしんで世界を作り込んでいました。

ほかにも幼い子どもに届く仕掛け絵本『りーちゃんとおつきさま』から、新しい切り口で掘り下げたノンフィクション絵本『小わく星 ナガクボ』まで、幅広い視点の作品が集まりました。惜しくも選から漏れた作品にも、新鮮な画風やテーマの広がりが見受けられ、天文絵本の可能性の果てしなさを再認識させられました。

国立天文台普及室長 縣 秀彦 

第8回目の絵本公募でしたが、レベルの高い作品が今回は特に多いと感じました。最優秀賞、優秀作は甲乙付け難い、どれも優れた作品ですが、佳作の中にも何冊か、絵本にして出版出来たらいいのにな」と思う素敵な作品があります。

さらに、私の一押し作品(大好きな作品)が選外に複数あります。それはどれも太陽系を旅するファンタジー溢れる作品でした。「感動をありがとう!」とここで伝えさせてください。

応募して下さったかたが、小学生から70歳まで幅広い年齢層からであったのも今回の特徴です。全国各地からのご応募ありがとうございました。
「宇宙」×「絵本」。その広がりはまさに宇宙を超える世界であると実感された選考会でした。来年もぜひ奮ってご応募ください!

みたか・子どもと絵本プロジェクト連絡会代表 小谷 奈保子 

応募作品はどれも個性にあふれ、長い自粛生活の沈鬱さを吹き飛ばしてくれるような読み応えのあるものが多く、楽しませていただきました。

なかでも、最優秀となった『うちゅうの ちいさな こうかいしゃたち』は、なんと高校生が創作した作品で、ストーリーの面白さや丁寧に細かく描き込まれたイラストに宇宙のロマンが表現され、審査員一同感嘆いたしました。まだ若い作者の壮大な宇宙への伸びやかな明るい思いを感じることができ、私自身はその明るさを羨ましいとも思いました。小さなお子さんから大人まで、とても楽しめる作品だと思います。

佳作となった『小わく星 ナガクボ』は、長久保赤水という伊能忠敬よりも40余年前に日本地図をつくったかたの偉業をたどりながら、小惑星ナガクボへの名づけへとつなげている科学絵本です。構図も工夫されていて、内容も濃く、完成度も高いと感じました。私は表紙の構図がとても素敵だと思いました。また、世にあまり知られていない長久保赤水というかたをこの絵本のおかげで今回知ることができ、それもうれしかったです。ただ、引用した文献資料の明記がなかったかと。

個人的には、同じく佳作の『あひるぼし』『りーちゃんとおつきさま』も好きで、いずれもストーリーの展開が楽しいと思いましたが、もう少し練って頂けたらなぁ…と少し勿体なくも感じました。

今回も三鷹の子どもたちに紹介したいと思う心に残る作品がいくつもありました。読みきかせやおはなし会などが、早く“普通”にできるようになりますようにと願うばかりです。応募された皆さま、ありがとうございました。受賞された皆さま、おめでとうございました。

おとな絵本ラウンジ代表 絵本勉強家 梅澤 尚子

今年の審査会では、第一次選考で審査員5人全員が票を入れた作品が数点ありました。それぞれバックグラウンドが違う審査員で構成されたこの審査会で全員の票が一致することは実はなかなか珍しいことです。

今回、最優秀賞、優秀作に選ばれた3作品は共通して、それぞれに独自の「世界観」を持っています。そしてその「世界観」がストーリーとして絵と言葉で私たち審査員にしっかりと届いたのが、この3作品でした。優秀作を受賞したクマミミアキラさんの『星のカケラに願いを』、いぬいしんごさんの『ちきゅうしんりゃくかいぎ』の2作品が完成度の高いデジタル作品であったのに対して、最優秀賞に選ばれた千利珠佳さんの『うちゅうの ちいさな こうかいしゃたち』は手書きで描かれ、その画面から溢れ出るエネルギーとパッションが審査員の心を捕らえ、未熟な部分も魅力に感じました。

前回に続いて今回もまた応募くださったかたがたの作品に触れ、クリエイターの熱意に私も「元気」をいただき、改めて、この「星と森と絵本の家回廊絵本原画展」を続けることの意味と責任を感じながら審査に参加させていただきました。今年も、たくさんの宇宙を楽しませていただきありがとうございました。

三鷹市星と森と絵本の家館長 西村 路香

第8回目となりました星と森と絵本の家の絵本公募にたくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。今回は45作品を応募いただきました。昨年に引き続き応募いただいたかたや若いかたからの応募、幼い子ども向けの作品も目立ち、今後の絵本公募に期待がふくらみました。

応募された作品は、天体や宇宙をテーマに、どれもが作者の想いがあふれる素晴らしい作品ばかりでした。新型コロナウイルスの影響で、普段どおりの生活ができない状況が続いておりますが、どのような状況であっても、子どもたちに素敵な作品を届けたいという応募者のかたがたの想いを感じることができ、大変嬉しく思いました。 

そんな素晴らしい作品の中から入賞作に選ばれた7作品は、どれもが個性あふれ、また読みたいと思える作品でした。

当館は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在臨時休館しておりますが、再開した際には、ぜひ皆さんにお越しいただき、この入賞作の原画展をお楽しみいただきたいと思います。

画像:チラシの表紙画像(拡大画像へのリンク)

たくさんのご応募ありがとうございました

(画像クリックで拡大 98KB)

第8回三鷹市星と森と絵本の家回廊ギャラリー展示絵本作品公募 募集要項

募集テーマ

「天体」「宇宙」をテーマにした絵本を想定して描かれたもの。フィクションまたはノンフィクションの絵本で、科学絵本、写真絵本などジャンル、手法は問わない。

募集期間

令和3年4月1日~15日

選考委員

  • 絵本研究家・作家 広松由希子氏(選考委員長)
  • 国立天文台普及室長 縣秀彦氏
  • みたか・子どもと絵本プロジェクト連絡会代表 小谷奈保子氏
  • おとな絵本ラウンジ代表 梅澤尚子氏
  • 三鷹市星と森と絵本の家 館長

このページの作成・発信部署

スポーツと文化部 芸術文化課 星と森と絵本の家
〒181-0015 東京都三鷹市大沢二丁目21番3号(国立天文台内)
電話:0422-39-3401 
ファクス:0422-39-3402

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