ここから本文です
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)にご注意ください!
作成・発信部署:健康福祉部 健康推進課
公開日:2023年12月25日 最終更新日:2023年12月27日
都内でA群溶血性レンサ球菌咽頭炎が「警報基準」に達しました
東京都では、都内の小児科定点医療機関からの第50週(12月11日から12月17日まで)におけるA群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の患者報告で、警報レベルにある保健所の管内人口合計が都内人口の30%を超え、都全体としての「警報基準」に達しました。今後、さらに流行が拡大する可能性があるため、十分な注意が必要であると発表されました(【東京都保健医療局】12月21日報道発表(外部リンク))。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)は主に飛沫感染と接触感染により感染します。予防、拡大防止のために引き続き、こまめな手洗いや咳エチケット等の基本的な感染防止対策を心がけてください。咽頭痛がある場合は、早めに医療機関を受診し、検査を受けましょう。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎について
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)は、例年「春から初夏にかけて」と「冬」に学童期の小児に流行し、A群溶血性レンサ球菌を原因とする上気道の感染症です。
症状
概ね2~5日の潜伏期間後、突然38℃以上の発熱、咽頭発赤、苺状の舌等の症状を呈し、しばしばおう吐やおう気を伴います。3歳以下では、鼻炎症状や発熱、不機嫌、食欲不振等の症状を呈します。多くの場合、熱は3~5日以内に下がり、1週間以内に症状は改善します。
まれに重症化し、のどや舌、全身に発赤が広がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。
主な感染経路
患者の咳やくしゃみに含まれる細菌を吸い込むことによる「飛沫感染」と、細菌が付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」により感染します。
感染防止対策のポイント
有効なワクチンがないため、予防には基本的な感染防止対策を心がけましょう。
- こまめに手を洗いましょう
- 普段から咳エチケットを心がけましょう
- 流行時には、マスクの着用も有効です
治療
抗菌薬による治療を行います。腎炎などの合併症を防ぐため、症状が改善しても主治医に指示された期間、薬を飲むことが大切です。
のどの痛みがひどい場合は、柔らかく薄味の食事を工夫し、水分補給を心がけましょう。
詳しくは、かかりつけ医等にご相談ください。
このページの作成・発信部署
〒181-0004 東京都三鷹市新川六丁目37番1号
電話:0422-24-7145
ファクス:0422-46-4827